明治元年(1868

勾欄類雑集録

◇明治元年戊辰十一月廿二日より、清寿院境内におゐて昔咄。

林家市松・林家延玉

明治2年(1869

勾欄類雑集録

◇正月 日より去冬よりの咄、清寿院にて持越。

林家市松・林家延玉
勾欄類雑集録

◇正月十三日より七つ寺境内にて軍書はなしと看板には有之共、チヨンガレの由。至て上手にて、清寿院咄、入をとらる。

  都虎丸・竹川粂吉・京屋駒吉

勾欄類雑集録

◇右跡(編者註:清寿院)にて四月中旬に、

祝経[説経] 岡本美登吉・美吉・美之助

はなし 桃青庵春斎・元笑亭扇若・遊子軒

勾欄類雑集録

◇(十一月)二十八日より、大須境内ニワカこれあり候処、不評にて直に仕舞。

世の中はなし 三笑亭扇雀・林枝鮎作・富士家

芝居はなし 林家正三

明治3年(1870

勾欄類雑集録

◇六月 日より広小路七間町角芝居小屋にて軍書□□□はなし。

林梅鶴・梅枝・冨士屋三玉

明治5年(1872

勾欄類雑集録

◇四月六日より大須境内におゐて落し咄道入[道具入]。

清寿院の先達て豪猪の小屋なり。

勾欄類雑集録

◇五月二日より二の替り、大道具入、十八日切、場付壱人三匁。

林家歌笑・桂文馬・林家正三・林家玉助・林家延玉

勾欄類雑集録

◇五月節句より(編者註:元寺社役所南外堀町の千秋亭にて)。

  手品太夫 瀬川清造、昔噺 林家正二・林家梅丸、芝居噺 桂力造、はやし 桂歌吉・杵屋貴蝶、口上 重八、後見 末吉

力造は八年已前来りし廣二郎なり。

勾欄類雑集録

六月十七日、七寺にて、木戸代通り弐百文。

二代目水寒亭龍玉、昔咄 柳亭燕若


[参考文献]

勾欄類雑集録 小寺玉晁の自筆稿本で、文久四年から明治六年までの名古屋の芝居、落語、講談、見世物等を記録したもの。原本は早稲田大学図書館蔵で、未翻刻、未公開のため、名古屋の鶴舞中央図書館蔵の写本(明治四十三年に名古屋市史編纂係が謄写したもの)により掲出した。明らかに写し間違いと思われる箇所はその文字の後に[ ]で示した。なお、写本はインターネットで公開されている。