2019年07月25日

20190724遅ればせながら、「令和元年度JMSCA第58回海外登山技術研究会」の報告 その1

20190724遅ればせながら、「令和元年度JMSCA第58回海外登山技術研究会」の報告 その1

 やっと整理が進みました。
 少し昔の話しとなってしまいましたが、貴重な報告だったので、概要報告します。

20190622-23海登研チラシ

日時:2019年6月22日(土)/23日(日)
会場:大橋会館 〒153-0043 東京都目黒区東山3-7-11

−海外登山報告2018−

1「インド セロ・キシュトワール北東壁 [ALL IZZ WELL] 初登」
 講師:鳴海 玄希 氏▼http://blog.livedoor.jp/buntak2/archives/52545310.html

s-P6220163_登攀ルートs-P6220104_鳴海玄希

2「ヨセミテ ノーズ・ソロ・フリーアッセント」
 講師:倉上 慶大 氏▼http://blog.livedoor.jp/buntak2/archives/52545311.html

s-P6220167_倉上慶大s-P6220171_

3「パタゴニア フィッツロイ縦走報告」
 講師:横山 勝丘 氏▼http://blog.livedoor.jp/buntak2/archives/52545314.html

s-P6220211_

4「ロシア・カムチャツカ カーメン峰東壁 報告」
  報告:大部 良輔 氏▼http://blog.livedoor.jp/buntak2/archives/52545315.html

s-P6220267_大部良輔s-P6220265_ルート


※第2日目の 以下は、後日
−特集  無補給登山の可能性−
1「TJAR無補給完走」         講師:望月 将悟 氏
2「長期無補給縦走が開く新しい世界」 講師: 森山 憲一 氏
3 座談会「無補給登山の可能性」   望月将悟 氏、森山憲一 氏、進行:鈴木百合子

  

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2019年06月25日

20190622 04ロシア・カムチャツカ・カーメン峰(東壁)報告

20190622 04ロシア・カムチャツカ・カーメン峰(東壁)報告
 報告:大部良輔(日本カーメン峰登山隊2019)
s-P6220267_大部良輔s-P6220265_ルート

■ロシア・カムチャツカ・カーメン峰 4,570m 東壁
 澤田 実,大部良輔,保坂朋秀

 ・5/10出国、6/1帰国の予定でしたが、事故が起きてしまった為5/25帰国。
 ・カーメン峰4,570m  東壁(南壁どちらとも?)は、3000mから壁。
s-P6220229_メンバー全員s-P6220238_偵察

◆行程
 ・5/10 出国
 ・5/11 ペトロパブロフスク・カムチャツキー到着後、買い出し。
 ・5/12 翌日、車8時間でコズレフスク。
 ・5/13 コジレフスクからヘリでBC1600mへ。
    ※今年は暖冬で、BCは雪無し。BCのテント内は板張り。
     雪降ると10cm位、晴れるとすぐ雪は解けて消える。
 ・5/14 偵察 ケルンを積ながらモレーン状を行く。
    ※壁=もともと火山なので、壁はボロボロで脆い。
    ※計画では、ルンゼに氷雪が有ればそこを登って…と思ったが、今年は雪氷無し。(例年はもう少し壁が白い、と現地ガイドは言う。)
 ・5/15 停滞
 ・5/16 コルへ移動(小屋=火山の研究者等が使っている)
    ※ノーマルルートで高所順応をしようと移動。
 ・5/17 ノーマルルートより登頂〜事故発生
    ※下山中、夕方事故発生。
  →◆事故当日(5/17)へ

 ・5/18 遺体回収〜下山
 ・5/19〜23 ペトロパブロフスク・カムチャツキー
 ・5/24 ウラジオストクへ移動
 ・5/25 帰国

◆事故当日(5/17)
 ・ 2:30 起床
 ・ 4:30 出発
     ※標高差1200〜1300mなので朝早く出発。
     ※登山中、ロープを出すほどではないが、一寸嫌らしいところが続く。
     ※リッジの雪面はカリカリ。風、風速10m位が時々吹く。一日中天気は良かったが、一寸風強いかなという天気。
     ※山頂手前はプラトー状、一寸たらたら、狭いが平になっている。
 ・11:30 山頂下(ここからロープ使用)
     ※山頂へは、東面を回り込んで2ピッチ。
 ・13:30 山頂
 ・14:00 下降開始
     ※山頂からは、懸垂でプラトーへ。(残置あり)
     ※その下は、ロープなしで下降。スキー場の上級者コースより一寸急かな?という40度位の傾斜が1000m位。後ろ向きで下る。
     ※けり込むとアイゼンの歯と靴が2-3cm入り、アックスはタガーポジション。時々、アイゼンの歯だけ、アックスをアイスクライミングのように振ってさす、という状況。
     ※岩場が出てきて、トラバースしようということになり、順番が変わる。保坂、大部、澤田の順となる。
     ※トラバースしてきて、雪面に入ったところで、事故。
 ・17:00 滑落 3900m
 ・18:00 保坂遺体発見 3500m
     ※クレバスの段差に止まっていた。
 ・18:30 大部現場到着
     ※遺体の移動、固定、ザックとカメラ回収
 ・20:00 小屋着
 ・21:00 イリーナに衛星電話
 ・23:00 〃(翌朝8時にヘリコプターが来ると連絡を受ける)

◆事故翌日(5/18)
 ・ 6:00 起床
 ・ 8:00 ヘリコプター来ず
 ・ 9:00 イリーナに電話
 ・10:30 ヘリコプター到着
     ※民間(ブロ)のレスキュー隊が来る。へりの運転等オペレータ3名、レスキュー6名。
 ・10:50 遺体発見&回収
 ・11:30 ベースキャンプを撤収してヘリポートへ

◆事故原因
 ・高山病 
 ・疲労  
 ・トレーニング不足
 ・下山ルートを登りのラインより風上側に採り、
  さらに夕方だったため雪の表面が凍結していた

◆現地情報
 ・観光ビザ(最大30日有効)を取得
 ・カムチャッカの旅行代理店 Volcanoes Land
(http:/www.volcanoesland.com/)に、
  州都からの移動、ベースキャンプでの生活の一切を依頼
 ・時差 +3時間
 ・カーメン山(標高4579m,N:56.019494 E:160.5947111)
 ・5/17時点で 日の出5:00、日の入り21:30

以上  
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20190622 03「パタゴニア フィッツロイ縦走報告」

20190622 03「パタゴニア フィッツロイ縦走報告」
 講師:横山 勝丘
s-P6220211_

■「パタゴニア フィッツロイ縦走報告」GIRIGIRI・BOYS Patagonia Exp.2019
 横山勝丘・佐藤裕介

・フィッツ・トラバース 2019年1,2月行ってきました。
・結論=失敗に終わる。(理由は後で…)
・7回目のパタゴニア フィッツ・トラバースを目標に取り組んでいる。
 今年も、向かった。
・フィッツ・トラバースに向けて、どのようなトレーニングを積んだかについて焦点を当てて報告します。

・2010年 ラトック犬亮命拭、一村、佐藤、横山のショット。
 2005〜2010年、彼ら二人(一村・佐藤裕介)と一緒に行っていた。
 ・増本は奥さんと長いクライミングトリップに出かけ…
 ・一村はいない(2018年秋チャムランで×)
 ・祐介と久しぶりに行こうとなった。クライミング能力高くモチベーションが凄い、一緒に行ったら何か面白いことになるんじゃないか?と期待。

・6シーズン、パタゴニアに通って色々なことを学んだ。
 特に、最初2012年に行ったとき、結構パタゴニアでも出来るんじゃないか?というつもりで行ったが、めたくそに打ちのめされた。フィッツロイの頂上には立てたが、アルパインクライマーとしてそんなに強くなかった?と思い知らされた。その後、トレーニングを積んで出掛け、段々成果を出すことが出来た。
 日本との違い→壁の大きさ、稼ぐ登攀高度。(フィッツロイ=1,000m以上,トラバースは4,000m)
 →ではどうすれば? どうトレーニングすれば??
・瑞牆山→岩が沢山あるが100m、大きくてもせいぜい200mの壁、ここでどうすればよいか? →
・2013年、継続登攀に取り組んだ。カンマンボロン、大面岩 十一面岩、モアイ岩 200m位の壁、マルチピッチルート、登って降りて登って降りて…。
 →有効であることは分かったが…1日では足りない!

◆今回のトレーニング
・瑞牆山を中心に山全体をみてトレーニングしよう(周辺も含めて)
・実際のフィッツロイの縦走を考えたとき、山には雪・氷。すごく寒い。何日もかかるので荷物を持たなければならないと、意識した。
・変えたこと
 →「荷物15kg・手袋・登山靴」夜は遅くまで登り続けて、翌日もまたクライミングを続ける。
 →2018年11月(トレーニング月間に当てる)泊まりがけで計4回やった。
s-P6220197_登山靴手袋ザックでスタートs-P6220199_休憩
◆11月25日〜27日,3日間のトレーニングの様子。
・目標「十一面ベルジェールを登る」
・とにかく長く登り続けること →パワーと体力
 →とにかく一日中ひたすら登り続ける体力とスピーディーにこなすテクニック。→A0でもok、とにかく素早く登る。とにかく登り続ける。
・爪が浮かないようにテーピング
・フィッロイ・トラバース=一番効率の良い方法でないと登れない。
 →リード=佐藤、フォロー=横山。(増本や長門K7とも同じ)
・大日岩=この中に登った人は居ないだろうが、過去には登られた。こんなにいい岩が沢山あることに気づかされた。アルパインクライマーなら、…

s-P6220210_全ルート
○1日目 廻り目平スタート
 _虻岩2峰南稜
 屋根岩2峰セレクション
 2虻岩3峰南稜レモン
 げ虻岩4峰南稜神奈川
 ト幡沢ウスノロマン
 Ρ帽子岩左稜線(同時登攀)
 П帽子岩ロケットマン
 ┗帽子岩ムササビルート
  →8本<12-13時間> →沢の途中(泊)
○2日目 
 金峰山・五丈岩コーナー5.10b
 千代の吹上第一岩稜
 大日岩
 鷹見岩南山稜
  →富士見平→
 瑞牆山本峰洞穴ルート
 瑞牆山本峰南山稜
  → 沢(泊)
○3日目
 カンマンボロン/WAH
 安臾夢篋故農
 餌臾夢箟ξ農
 仮面岩/一刀
 馨ヤスリ岩南山稜
 官壁Joyful Moment
 21十一面岩ベルジュエール<夜10出過ぎ>
  →下山
・佐藤「イッチーはいつも自分から辞めるとは言わない」
 横山「祐介も、自分から辞めるとは言わない」
・「継続登攀は、ベルジェエールを登って終わる」という暗黙のルール。
でも、二人はボロボロ、夜も遅い…残り奥壁とベルジュエール。
 横山「奥壁を登ったら終わりにしようぜ」→佐藤「そうしよう」と即決。
・しかし奥壁を登っている最中段々内側から力がみなぎってきて、頂上に着いた瞬間、横山「ベルジュエール行こうぜ!」、佐藤「当たり前だろ!!」。
s-P6220203_ボロボロの手袋s-P6220204_休憩

・2013年に始めた瑞牆継続登攀(裕介と7本)は、
 朝4時〜翌朝6時まで、25時間かかった。
 →今回、3日目は、ヨレヨレだが、荷物を背負い、手袋と登山靴で、7本を12時間で登ってる。(同時登攀もあるが…)

・今回 21本継続 合計119ピッチ,
 累計獲得標高:歩き 約2400m/登攀 約2500m,
 →フィッツロイに近づいた
 →今回旨く行くかも? 
 →日本でも十分トレーニング出来る!(実感)
 →それで挑んだ

◆フィッツロイ
・2014年 北→南 4日半 トミー・コードウェル、アレックス・オノルド(初縦走)
・2017年 南→北に目的変更。7つのピークには立ったが…縦走はまだ。
・地理的に未知なところはない。行ったことの無いルートは、ほんの一部だけ。
・オンサイト(の楽しみ)よりも、レッドポイントを優先。

・今年1月 正月明けに出発
・直ぐ晴天が来たが、時差ぼけ解消のため、1泊で歩きとボルダリング。
・1/13 晴天(一日だけの晴天予報)メェルボスへ足慣らし。
・今年は、今までで一番 雪や氷の多いシーズン
・装備は、アプローチシューズ、アルミ・アイゼン、軽いアックス一人1本…俺等岩登りしに来たのに、何やっているんだろう?と一瞬思う。
・成長だなと感じること…
 2012の時は、岩登りそのものも楽しめないほど自分自身が弱かった。
 その後トレーニングを積んで、ここでの岩登りを楽しむことが出来るようになった。でも雪や氷があると、なんだこれは?、求めていないんだけどなと思ったが…
 今回は、雪や氷のところを登ると、これはこれで楽しいな!この大きな山で登っているな、クライミングしているなと感じた。
・この時は、午後からものすごい強風で、このまま登り続けたら飛ばされてしまうな、ということで途中から下降・下山した。
・1/14 町に戻る。天気はまた二日間の晴天周期の予報。休憩の間も無く、
・1/15 準備
・1/16 アプローチ
・1/17-18で、メルボス→ギジャメの縦走に行く。
・今回は岩登りを楽しみたいな?とメルボスのレッドピラーを登る。
・頂上に立ち、縦走が始まる。靴を履き替え、ギヨメの頂上へ
・成長を感じたこと
 パタゴニアは、フリークライミングと縦走の2ジャンルがある。どちらも価値があり、どちらも楽しいが…
 1つの遠征では、フリーか縦走のどちらかだけ(に集中しないと登れない)!…と思ったが、縦走をやりに来ているが、天候などで縦走はダメでも、フリークライミングで充実した、と感じた…。
 →今回は、一つのクライミングの中で、フリークライミングと縦走の2つを取り入れられた。
・この後、天気が悪くなった。帰国の日が近づいてきた…
・2/2-4で晴天周期。2/6の飛行機。3日間でどうするか?
・「フィッツ・トラバースは4日間ないと行けない」、と考えているとまた行けない。今回とにかくトライしたかった!それならば、天気悪くても行けるところまで行き、3日間、夜通しでも頑張って行けば、勝負できないことはないのでは?と考えた。
・1/30 アプローチ
・1/31と2/1 実際天気すごく悪かったが、天気悪い内に3つのピークをやり過ごし、2/2天気良くなったら、2つの大きなピークを越えれば、後は惰性で何とかなるだろう?と、…そういうつもりで出発した。

・1/31 夜明け前から出発?と思ったら吹雪、結局12時位に出発。風強く、最初からラッセル。腰ぐらいが続く。最初のピークの9割は雪壁。最後のピッチは岩登り(クラック)。頂上からの縦走は、西側からの風強くダメ。また東側を下り、次のピークも風を避け、東リッジを登る。夜11:30まで登り続ける。テラスにテント張る。
・2/1 晴れ、風強い。2つめのピークの頂上に行って戻ってきた。縦走のリッジは風強く、3時間待って稜線を進めるようになった。
・3つめの頂上ラファエルに着いたのが午後6時半過ぎ。よく頑張った!!あと気をつけて下に下りようじゃないか?と確認し合って、下りていった。
・15分後事故。詳細は後ほど・・

・登っているときは2人きりだが、事故を起こしてしまうと、日本で待っている家族や山仲間に凄く心配を掛けてしまったり、レスキューに携わってくれたガイド達、クライマー達、世界中から集まっているクライマー達にいろんな手伝いなどをしてもらった。彼らにすごく迷惑をかけてしまった。やはり、僕らだけで登っているんではないんだなと、改めて実感させられた。
・フィッツ・トラバースは終わりではなく、もうちょっと続けていきたい。
以上
  
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20190622 02「Yosemite The Nose ロープソロ・フリー」

20190622 02「Yosemite The Nose ロープソロ・フリー」
 講師:倉上慶大
s-P6220167_倉上慶大s-P6220171_

■U.S.Yosemite / ELCapitan“The Nose” (5.14a 31ピッチ、約1,000m )
 2018 Keita Kurakami(First Rope Solo)

○自己紹介
・2019年より、フルタイムのプロクライマーとして活動を始める。
・1985年、群馬県館林生まれ
・2000年 高校山岳部入部
・2005年 (大学)新潟のクライミングジムで、ボルダリングを始める
     →10年間ほぼボルダリングをやる
・2014年 黒本(小川山編)制覇(全課題完登)
・2015年 瑞牆でマルチピッチを開始
     千日の瑠璃(瑞牆山・5.14a R/X 7ピッチ)初登・ワンプッシュ
     (マルチピッチ)…ボルトレス(ボルトはアンカーのみ)
・2016年 Yosemiteのビックウォールを体験(佐藤祐介とノーズ)
・2017年 英国山岳協議会のミーティングに参加→トラッド・クライミング(E9まで)
・2018年 沈黙の春(A4+,ロープソロ初登)スカイフック、アメリカンエイド、グランドアップ
     The Nose(ワンプッシュ・ロープソロ)
・2019年 二子山・Mare(5.14c,ロープソロ)
     イギリスでのトラドルートの開拓

○“The Nose”の歴史
 <初登> 1958年 Warren Harding,Wayne Merry,George Whitmore;(47日間)
 <スピード> 2018/06/06 Alex Honnold,Tommy Caldwell “1:58:07”
 <フリークライミング>  ※ワンプッシュでないと記録に残らない
  第1登 1993年 Lynn Hill
第2登 2005年 Beth Rodden,Tommy Caldwell
  第3登 2005年 Tommy Caldwell
  第4登 2014年 Jorg Verhoeve
  第5登 2018年 Keita Kurakami
  第6登 2018年 Connor Herson

◆“The Nose” (5.14a 30ピッチ、約1,000m )
 →最高グレード5.14a→27P目=5.14a Changing Corners
            22P目=5.13d Great Roof 

・グレートルーフは、染み出しが凄い。なかなかトライ出来ない。3年前は1ヶ月で1日しかトライできなかった。一回濡れると2週間ぐらい登れない。
・チェンジング・コーナーは特殊なムーブ。自分はレイバックしながら登った。

◆ ワンプッシュの行程 (5日間)
 ※ワンプッシュ=一番下から一度も地上に降りずに登り切ること

<クライミングスタイル>
 ・クライミングに纏わるすべての行程(ワーク含む)をソロで行う
 ・ワンプッシュで全ピッチをレッドポイント
 ・水、食料などのデポは許容

<1日目 11/14>
 03:00 起床 4:30登攀開始 
 07:30 4ピッチ目完登 ※4ピッチ3時間は良いペース(ソロなので登り反しをしているので)
 14:00 ドルトタワー(10p目)着
 ↓   ※この先3ピッチは、フリーソロ出来るので先に進みたかった。
 22:30 キャンプ4(18p目)着
 23:00 就寝
<2日目 11/15>
 07:00 起床 グレートルーフ(22P目=5.13d Great Roof)をレッドポイント・トライ(済)
 20:30 就寝
<3日目 11/16>
 07:00 起床
 08:00 2トライ。壁に日は当たっていなくコンディションは良かった。
2人組の若者パーティが登ってきたので先に行ってもらう。
 13:30 グレートルーフ(22P目=5.13d Great Roof)レッドポイント
     キャンプ6を目指すべく駒を進めるが先行パーティに阻まれて断念。
 19:00 キャンプ5のレッジでビバーク。
<4日目 11/17>
 07:00 起床 Growering spotを朝市でRP。
     昼過ぎにデポしたポーターレッジにたどり着く。キャンプ6。
     Changing Cornersを数回トライし、明日に備える。
<5日目 11/18>
 07:00 起床。朝、HazelFindleyがCCをトライするというので見守る。
    14時ごろに本気トライし、CCをRP。Herson親子と会話を交わす。
    トップを目指してクライミングを継続。
 20:00 トップアウト

◆ロープソロ・システム (手順・流れ)
 .▲鵐ー構築 ▲愁蹈蝓璽鼻´ロープFix 
 し垂下降 ゥ▲鵐ー解除 Ε罐沺璽
<システムの写真>
s-P6220180_ソロシステム

<ソロデバイス>
 ・グリグリ+(TRモードで使用=嚼まないため)
 ・マイクロ・トラクション(キンクをとるため、重さ軽減)
<ロープ>
 ・ベアールのアイスライン8.1mm(ダブルロープ規格)※シングルで使用(イレギュラー)※プロテクションにかかる加重の緩和
  70m×1、42m×1(42m=グレートルーフの長さ・新品を使う)
 ・ノーズは、30-40mでピッチを切っている。
 ・70mあれば、半々で使える。→ロープの摩耗=硬くなる、ピッチを繋げる。
<ロープバック>
 ・kazahana/Pasta Pot(100g)
<シューズ>
 ・BD ASPECTアスペクト(クラック用)
 ・SCARPA ブースティック、フューリア
<持っていったものの写真> 約8割 ※ヌンチャクはカラビナ1枚
s-P6220182_装備

<システムのメリット>
 ・ピッチごとの登攀距離が伸びるほどロープの重みを低減できる
 ・蛇行したラインのピッチでもそのまま登れる
 ・伸び率の高いロープを使用することでプロテクションへの負荷が低減
<デメリット>
 ・ロープドラッグに細心の注意をはらわなければいけない
 ・ワイドクラックが不得意
 ・岩角(エッジ)には最大の注意を払う
 ・ロープの摩耗具合と気象変化(特に湿度)に敏感
  温度高くて高湿度→高フリクション
 ・ソロの練習 白髮鬼(湯川)でフォール、10.6mmロープ、カム3つ抜けた、湿度が高い。

<高難度ルート ロープソロ・フリー>
 →ギアを扱う技術と登攀能力が最大限に試される
  →埼玉県二子山 Mare5.14c
 
<水分>
 ・1.5L/dayで計算
 ・ミネラルを補給できるタブレットを使用
<食料>
 ・主食は、ベーグル、トレイルバター(760kcal/1本)で構成。
   →ベーグル:3個/day、トレイルバター:2本/day
 ・朝食は主にシリアル
 ・低GI値(20ほど)のアガペーシロップは有効だった
  ※2日目以降の食料はワンプッシュの前にデポ
<トイレの写真>
 ・銀紙の上にして、袋に入れて持ち帰る。

◆トレーニング
 ・ビックウォールに向けた特殊なトレーニング、「食事」と「クライミング能力」
<食事法:Sleep - Low> 
・低糖質ダイエットのアレンジ版
・初年度、食料難で悩まされたので…体質改善しなければ…

『ビッグウォールでのフリークライミングでは持久力と最大筋力をバランスよく発揮できることが重要。
 特にThe Nose"では、Great Roof(5.13d)やChanging Corners(5/14a)など核心ピッチが上部にあり、高難度のボルダームーブを要求される。』
  ↓
持久力を向上させるには…
  ↓
筋肉のグリコーゲンが少ない状態でトレーニング
  ↓
グリコーゲンの貯蔵量が増えやすくなり
脂肪を効率的に使えるようになる
  ↓
最大筋力も落とさない(と良いところがある)


1.朝食をとらないで低強度・長時間のエンデュランストレーニング(ランニング、長モノ)…とにかくひたすら登り続ける。
2.トレーニング後の朝食と昼食で糖質をしっかり補給
3.夕方に高強度練習(ボルダー、キャンパスボード)
4.夕食はタンパク質、脂肪中心の糖質が制限された食事
  →グリコーゲン枯渇状態で朝練へ

・かなり効果に実感がある。ビックウォールは、持っていくものに限りがある。デポするにも腐ったり、重かったり、回収しなければ…
 →採用した。
・論文→トライアスロンを対象とした実験 <1週間の流れ>
 "Enhanced Endurance Performance by Periodization of CHO lntake ;"Sleep Low" Strategy" in "Medicine and science in sports and execise 48(4)".January 2016

<具体的なトレーニング・日程>
 Time   Action
・7am   起床
・8-10am  持久力トレーニング
     (30分間登り続ける×2、Finger Board)
・朝食   おにぎり×1(50g)、バナナ
・10-12am 仕事
・昼食   おにぎり×2(100g)+総菜
・13-18pm 仕事
・19-22pm 最大筋力トレーニング
 (ボルダリング、キャンパシング、Finger Board)
・晩飯   炭水化物を抜いた食事
・23pm   就寝

<ボルダリング・サーキット>
 →小川山はボルダーが沢山あって密集しているので、ひたすら登り続ける。

<クライミングの図>
s-P6220192_クライミング

・ボルダーから、トラッド、マルチピッチ、ビックウォールいろいろやったが、結局ボルダーに繋がっている。今、実感して思うことは、「全部クライミング」なんだなということ。クライミングがオリンピックの競技になってコンペ中心にやっている人もいるが、「全部クライミング」なので、垣根をもうけることなくやって欲しいし、自分もやりたいと思う。

  
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20190622 01セロ・キシトワール北東壁「ALL IZZ WELL」初登

20190622 01セロ・キシトワール北東壁「ALL IZZ WELL」初登
 講師:鳴海玄希
s-P6220163_登攀ルートs-P6220104_鳴海玄希

■20180920-23 セロ・キシトワール(6,173m)北東壁「ALL IZZ WELL WI5 M6,1500m」初登
 佐藤裕介、山本大貴、鳴海玄希

・本日、「澤田 実」氏の葬儀に参列。
・アルパインクライミングと死 、家族 いろいろ考えさせられた。
・リスクは0にできないが、それでもよいと思ってやっている。
・遠征の始まり…セロ・キシトワールは、「山本大貴がいいね!!」と言って、決まった。

・インドヒマラヤ、キシトワール地方(もと紛争地域)
・2015年のM・プレゼリ(スロバニア)に写真を送ってもらった。北東壁の写真を貰った。
 彼らもそこを登りたかった?狙っていた。…が、写真では良くわからなかった。
・許可は出発の5日前。ビザは2日前に発給。それまで行けるか行けないか分からない?

・ニューデリー、IMFのドミトリーにて1泊。暑い。
・次の日、出発、夜中バスにて…マナリへ
・マナリ…標高高く涼しい。買い物など済ます。
・エージェントにフルアレンジしてもらった。ホテルが豪華、ちょっと心配。
・ポーター10人、コック他2人、隊員3人。
・隊荷は500〜600kg(陸路)
・マナリから、ジープで移動。2日で→「グラブガー」へ。
・グラブガーから、徒歩4日でBC。だが、ヘリで人だけ移動:2200Rs(=2200円)/人。
・徒歩で1日半の村へ、ヘリで10分。
・今までは文庫本一人10冊持参だったが→最近はアマゾンプライムで映画を見ている。
・3日目の朝、トレッキング出発
・キシトワール地方は、もと紛争地域で、よい山がたくさんある。
・ヒンズー語→ウルドウ語(イスラム、パキスタン)/遊牧民は山を下りていく時期。

・BCで雨。ポーターが帰ろうとしたが…
・最近ヒマラヤは、雨期の開けが遅い。

・馴化→氷河がグサグサ、天気悪く雪積もり雨も降る→「ALL IZZ WELL」は映画の題名
・5500mで、キシトワール北東壁が見えた。ルートの確認。雨。
・馴化の帰りに、ABCとなるところに荷物を置いておく。(BCから一日行程)
・BCでは、ボルダリング(良い課題がたくさん転がっている)、朝のラジオ体操
・BCの食事は、コックが作る(3食+おやつ2回)
・体重計
・装備は、日本の冬壁と同じ。
・違うのは、ユマール用のスタティックロープ、吊り下げ式ストーブ

・天気予報→6日間悪いという予報だったのでBCでまったり、もう一度ABCに行って帰ってきたら→翌日からはストームの予報
・このままでは、ゴーアップしないで終わってしまう。ということで、ストーム覚悟で、ゴーアップする。
・ルート 3〜4日の予定→1日半で行こう!と出発
 →登りは 雪のルート
  下りは、雪崩が危険なので全部懸垂した。

◆9/20 1日目。傾斜のない雪のガリーと氷雪壁1000mを登ってビバーク。
・5:00 ABC(4650m)出発
・9:30 5227mロープを付ける
・17:00 C1(5700m)着 1Pフィックス作業・氷柱下→20:00
・22:00 就寝→翌2:30起床
・同時登攀…リードのロープがいっぱいになったら、そのまま動く。間にマイクロトラクションを噛ます。
・下部の雪は状態が良かった。
・半日おきでリードの交代。2.3番手は荷物十数kgで大変。トップ行きたがる…
・食糧、燃料は4日分。
・天気、悪天の兆し…
・時間早いが、岩陰にテント、横にはなれなかった。
・佐藤設営、他は上部の偵察、氷柱(明日どうするか、他にルートはないか?)下にFIXを張る。

◆9/21 2日目。天候悪化の兆しがあったのでテントとシュラフを5700m地点に置いて長いサミットデイ。傾斜は一気に高まり難しい氷柱からミックス壁、逆層スラブに張り付く頼りなげな薄氷をたどりながら頂上をめざす。
 夜間行動を続け22:00頂上到着。すぐさま懸垂下降に移るが闇と霧の為、夜中の2:00に一旦行動を打ち切り、コル状雪面を切り出し、お座りビバーク。
・4:30 出発

・22:00 頂上
・翌2:00 C2(6030m)着 2時間仮眠
・ここからスタッカット(隔時登攀)。2番手が登ったら直ぐリードの確保をして、3番手はユマーリング。
・稜線でたらすぐ頂上。ガスが切れてピーク間違いなし。
・直ぐ下降、5〜6ピッチのところで座って、お茶のんでいたら寝てしまったのが実情。

◆9/22 3日目。ビバーク中に降り出した降雪は明け方一旦止んだが、昼から強まり危険なスノーシャワー(後半は雪崩)の中を夜中まで懸垂下降し続けやっと安全な場所でビバーク。
・4:30 出発
・9:00 C1(5700m)着 11:30発
・翌0:30 C3(4900m)着 
・ 3:00就寝→5:30起床
・3日目も降雪(気温が高く、湿った雪)
・チリ流れ→氷のライン=雪崩の道…できるだけ尾根っぽいところにテント設営
・20ピッチぐらい下降。岩が脆くて…アックス埋めて下降→雪崩で飛ばされた(埋めてて良かった)

◆9/23 4日目。降雪は相変わらず強かったが、安全な尾根上の岩壁帯に下降ラインを取り、氷河へ降り立つ。1〜2日の間に氷河上で1.5mもの積雪があり、ABCは完全に埋まっていた。何本も折れたポールを補修をして一旦落ち着いたが、背後の谷やルンゼからの雪崩の爆風がABCにも到達して危険だった為、夜に再度行動開始。厳冬期の黒部でも経験の無い様な猛烈なラッセルで全く進まず、水平距離200mを進むのに4時間半もかかった。夜中1:30安全そうな岩の陰に到達してテントを設営。
・8:00 出発
・12:30 ABC(4650m)着 
・21:00 ABC発
・翌1:30 ABC2(4600m)着 4時間半で200mの水平移動
・ 3:30 就寝
・豪雪。湿雪。明治大学の先生によると、マウントクックやマウントレーニアは、黒部の3〜5倍降っているらしい。日本の雪が世界一ではないと思った。
・ABCを掘り出しテント立て直し。テントが立ってしまうと安心?「乾かしパーティ」
・外の音(雪崩)が気になり、夜九時ABC移動。直線200mの移動に4時間かかる→岩小屋。

◆9/24 5日目。雪の安定化の為、停滞。

◆9/25 6日目。締まった雪を歩いて容易にBCに帰着。
・6:00 出発
・10:30 BC(3900m)着

「悪天につかまったが、和田城志氏の言葉に『成功した記録はたいしたことない』とあるが、−略− 今回は条件が非常に悪く、3人とも充実した登攀になった。ライン的にも満足できるラインになった。(鳴海)」

「アタック中の3泊全てを合計しても睡眠時間は9時間。14時間行動後、20時間以上の行動が2回も続いて、耐久力が試される厳しい登攀であった。そして合計32ピッチの懸垂下降とABCからの夜間避難が最も困難かつ重要な行程となった。(佐藤)」

「今回の遠征は、1枚の写真を見た2年前、自分のリストに書き写したことがきっかっけでした。−略−チョモチョイルから撮った、朝日に照らされる北東壁の写真。当時の自分は、急峻な壁にトライする日がこんなにも早く訪れるとは考えてもいませんでした。今回の北東壁の初登攀という結果は、今回のパートナーであった2人のおかげであると深く感じています。また、この40日という貴重な経験をすることが出来たのも、理解ある方々の存在によるところが大きいと実感しています。(山本)」


<<他の報告>>

■山岳ガイド佐藤祐介 2018年10月5日 「セロ・キシュトワール北東壁 初登」
▼http://www.sato-alp.com/?p=3651

■CLIMING-net 2018年10月9日「佐藤裕介・鳴海玄希・山本大貴がセロ・キシュトワール北東壁、初登攀(1500m WI5 M6)」
▼https://www.climbing-net.com/news/kishtwar_181009/

■イワタニ・プリムスのブログ 2018.11.09「弊社スタッフの山本大貴が佐藤裕介さん、鳴海玄希さんとともにセロ・キシュトワール北東壁を初登攀いたしました。」
▼http://www.iwatani-primus.co.jp/blog/201811index.html

■登山研修_34−2019 2018セロ・キシュトワール北東壁をおえて(山本大貴)
▼https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2018/vol34tozankensyu/tozan34_13yamamoto.pdf  
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2019年06月17日

令和元年度 第58回海外登山技術研究会20190622-23

令和元年度 第58回海外登山技術研究会

20190622-23海登研チラシ

1日だけの参加も可能です。是非、お出かけ下さい。

日時:2019年6月22日(土)14:30受付開始〜18:40
          23日(日)08:30受付開始〜11:45
会場:大橋会館 2階 201教室
   〒153-0043 東京都目黒区東山3-7-11  電話:03-3710-8880
(交 通)東急田園都市線で渋谷駅より1駅「池尻大橋駅」で下車、東口から徒歩3分。
   ※ 駐車場はありません。

【内容】

■6月23日(日)
−海外登山報告2018−

1「インド セロ・キシュトワール北東壁 [AAL IZZ WELL] 初登」15:10〜16:00
  講師 鳴海 玄希 氏
2「ヨセミテ ノーズ・ソロ・フリーアッセント」16:10〜16:55  
  講師 倉上 慶大 氏
3「パタゴニア フィッツロイ縦走報告」GIRIGIRI—BOYS Patagonia Exp. 201917:05〜17:55
  講師 横山 勝丘 氏
4「ロシア・カムチャツカ カーメン峰東壁 報告」 日本カーメン峰登山隊2019 18:05〜18:20
  報告 大部 良輔 氏
5 海外登山地情報ほか JMSCA国際常任委員(岩崎洋)18:25〜18:40

■6月23日(日)
−特集  無補給登山の可能性−
1「TJAR無補給完走」09:30〜10:20 
  講師 望月 将悟 氏
2「長期無補給縦走が開く新しい世界」10:30〜11:00
  講師 森山 憲一 氏
3 座談会「無補給登山の可能性」11:05〜11:45
  望月 将悟 氏、森山 憲一 氏、 進行JMSCA国際委員

会費:1日参加費2,000円(ただし学生と10代の若者は500円、20代と30代は1,000円)




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澤田実ガイドPF
【澤田 実 国際委員長 葬儀等の日程】

■澤田実 葬儀(骨葬)
 この度は5月17日に起きました夫・澤田実(享年五十)の
事故に際しお心を寄せてくださりありがとうございます。
 生前の親しいお交わりに感謝いたします。
 葬儀(骨葬)はキリスト教式にて下記の通りとりおこないます。

           記

日時: 2019年6月22日(土)13:00より
場所: ウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会 インマヌエル礼拝堂
    東京都新宿区百人町1-17-8 TEL: 03-3368-9165
    JR総武線大久保駅北口より徒歩3分
    JR山手線新大久保駅より徒歩5分
    http://www.yodobashi-church.com/access.html
遺族代表: 澤田 郁子(妻)
連絡先: ikujune@yahoo.co.jp

以上
「澤田 実」FaceBookより
▼https://www.facebook.com/minoru.sawada.180?hc_ref=ARQoK5oAyw-9vJ5g83mebDWFy72GbaI1ZA2-H8db8j5kfjtcuu5VGZy9cNfrokM8eHc&fref=nf

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「お別れの会」…予定?→→「偲ぶ会」
現在調整中です。
決まり次第、改めてご案内します。
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【正式版・開催要項】

令和元年度国際委員ミーティング兼第58回海外登山技術研究会

1.期 日  令和元年6月22日(土)〜23日(日)
   ※ 委員ミーティングは13:40受付開始、
     海外登山技術研究会は14:30受付開始です。

2.会 場  大橋会館 2階 201教室
         153-0043 東京都目黒区東山3-7-11  電話:03-3710-8880
(交 通)東急田園都市線で渋谷駅より1駅「池尻大橋駅」で下車、東口から徒歩3分。
      ※ 駐車場はありません。

3.参加対象
  (1)海外登山に関心を持ち、参加を希望する方
  (2)各都道府県山岳連盟(協会)国際(海外)担当者、日本山岳・スポーツクライミング協会役員及び国際常任委員
   *この研究会は、日本体育協会公認スポーツ指導員更新登録の義務研修となります。
    登録希望者は申込書に明記願います。

4.費用
  (1)単日参加費 2,000円(ただし学生と10代の若者は500円、20代と30代は1,000円)
  通日参加費 12,000円(2日分の参加費、宿泊、朝食を含みます)
  (2)夕食を兼ねた懇親会 3,000円(22日当日に徴収します)
※ 宿泊される方はこちらが夕食代わりになります。22日当日に徴収します。
希望されない場合は事前にお知らせください。
宿泊されない方も3,000円でご参加可能です。

5.申し込み手続き
 申し込み用紙に所定事項を記入の上、6月6日(木)までに(締切厳守)日山協事務局までお申し込み下さい。
FAX(03-3481-2395、5/28以降03-5843-1635)、E-mail(info@jma-sangaku.or.jp)でのお申し込みも受け付けます。
参加費は、下記にお振り込み下さい。
 ゆうちょ銀行(コード9900) ゼロイチキュウ店(店番019) 当座預金
     口座番号:0546693 加入者名:(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会

6.日 程
 ○6月22日(土)
■委員ミーティング
13:40  受付開始
13:50  開 会  挨 拶  日本山岳・スポーツクライミング協会 会長 八木原 圀明
          会場案内  JMSCA国際委員
14:00〜14:30  「令和元年度 国際委員ミーティング」  進行 鈴木百合子 国際副委員長

■海外登山技術研究会

14:30  一般受付開始
15:00  開 会  挨 拶  日本山岳・スポーツクライミング協会 会長 八木原 圀明

−海外登山報告2018−
15:10〜16:00  「インド セロ・キシュトワール北東壁 [ AAL IZZ WELL ] 初登」
              講師 鳴海 玄希 氏
16:10〜16:55  「ヨセミテ ノーズ・ソロ・フリーアッセント」
              講師 倉上 慶大 氏
17:05〜17:55  「パタゴニア フィッツロイ縦走報告」GIRIGIRI—BOYS Patagonia Exp.2019
              講師 横山 勝丘 氏
18:05〜18:20  「ロシア・カムチャツカ カーメン峰東壁 報告」 日本カーメン峰登山隊2019
              報告 大部 良輔 氏
18:25〜18:40   海外登山地情報ほか    国際常任委員
19:00〜      食事
20:00〜22:00 懇親会(22時に終了)

○6月23日(日)

08:30  当日受付開始
−特集  無補給登山の可能性−
09:30〜10:20 「TJAR無補給完走」
            講師 望月 将悟 氏
10:30〜11:00 「長期無補給縦走が開く新しい世界」
            講師 森山 憲一 氏
11:05〜11:45  座談会「無補給登山の可能性」
            望月 将悟 氏、森山 憲一 氏、 進行JMSCA国際委員
11:45  閉 会  挨 拶  鈴木百合子 国際副委員長

※ 講師等の都合により、日程及び内容を変更する場合があります。
7.問い合わせ先
   公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会
   事務局 〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館内
   電話:03-5843-1631  FAX:03-5843-1635
   E-mail:info@jma-sangaku.or.jp  
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2018年10月13日

「旅して登る」クライミング講演会20181115

20181115「旅して登る」クライミング講演会
海登懇チラシ18

日本山岳・スポーツクライミング協会から、講演会のお知らせです。

「旅して登る」クライミング講演会
2018年11月15日(木)19:00〜
国立オリンピック記念青少年総合センター(セー304)
ぜひ、ご参加ください!

http://www.geocities.co.jp/team84page/kaitokon181115.pdf

講師 小阪 健一郎 氏
沢登り、ゴルジュ突破、大滝登攀、離島登攀など、マニアックな登攀と
辺境を愛するクライマー。ロクスノ誌上にて辺クラ連載中。
「旅して辺クラ」

講師 横山 勝丘 氏
言わずと知れた日本を代表するアルパインクライマー。数々のビッグクライムの合間にも
常に登ることを忘れない。
「僻地におけるボルダリングと、その高所登山への効果」

参加費:500円(事前申し込み不要)

第5回海外登山懇談会
主催・問い合わせ:(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会
電話03-3481-2396
info@jma-sangaku.or.jp

小阪くんは、ほとんど知られていなかった地方の海岸の岩壁や海洋岩塔の登攀、深いゴルジュの突破など、未知と未踏にこだわったクライミングを続ける若きクライマー。日本と海外での数々の貴重な登攀の報告をしてくれます。
横山くんはピオレドールも受賞した世界的なアルパインクライマー。世界中の山に出かけている最中にも、少しの時間を見つけてはボルダーを探してクライミングを楽しむ。ヒマラヤ、パタゴニアなど世界各地の僻地でのボルダリングの報告と、その効果について語ってくれます。 (澤田 実)
  
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2018年09月05日

平成30年度前期海外登山奨励金選考結果 20180903

平成30年度前期海外登山奨励金選考結果 20180903

20180903平成30年度前期海外登山奨励金選考結果

 まだ本家からの好評がありませんが、一足先にお知らせします。

 日本山岳・スポーツクライミング協会では、海外登山の振興と技術の普及、向上を目的として、海外登山奨励金制度を制定し、斬新、独創的で、多大な成果の期待できる登山計画に対し、奨励金を交付しています。
今期(平成30年9月〜平成31年2月出発予定の隊)は2隊の応募があり、厳正な審査の結果、2隊ともに奨励金を交付することを決定いたしました。

■ THAMSERKU EXPEDITION 2018
期間)2018年9月26日〜10月30日
隊員)高柳傑、門野巧昴
山域)ネパール クーンブ山群
内容)秀峰タムセルク峰(6,608m)の南西壁を、新ルートからアルパインスタイルで登る。
評価)大岩壁の未踏のラインに、少人数、アルパインスタイルで挑戦することを評価する。若い隊で経験も浅いが、今後に向けての期待も込めて。
交付額)20万円

■ GIRIGIRI BOYS PATAGONIA EXP.2019
期間)2019年1月7日〜3月4日
隊員)横山勝丘、佐藤裕介
山域)南米パタゴニア地方 フィッツ・ロイ山群
内容)フィッツ・ロイ山群完全縦走ならびに、周辺の岩壁における縦走・新ルート登攀。
評価)ただでさえ難しいフィッツ・トラバースを、より困難な南からの完全縦走を目指す計画に対して。パタゴニアは好天を掴むのが難しいが、十分な実績から、チャンスをつかめば大きな成果が期待できる。
交付額)30万円


http://blog.livedoor.jp/buntak2/平成30年度前期海外登山奨励金選考結果.pdf
  
Posted by buntak2 at 01:46

2018年08月19日

大宮求さんお別れの会 20180807

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20180807大宮求さんお別れの会

 長らくJMSCAの国際委員会常任委員を務めた(常務理事の経験も有り)大宮求さんが、今年4月2日に急逝されました。
このたび、深田良一(山学同志会OB会々長)、八木原圀明(JMSCA会長)を発起人として偲ぶ会が開催され、約100名の関係者が集まり故人を偲びました。
 
日時 2018年8月7日(火)18:00〜21:00
会場 アルカディア市ヶ谷「霧島」

会は、受付終了後、会場前面中央で大宮求さんに献花を全員し終えたところで始まりました。
 JMSCA常務の尾形好雄氏の司会にて進行。全員で黙祷の後、発起人のご挨拶、後、故人を偲んで
日本山岳会の田村俊介氏、マジックマウンテンの国井治氏、山学同志会第24期生の鈴木昇巳氏が生前の大宮さんの事を話してくれました。
 JMSCA顧問の坂口三郎氏の献杯で、皆さんと歓談。
 合間に「思い出の映像」ということで、「ラトック己奇跡の生還」のビデオを流して、大宮氏の最も生き生きとし活躍した姿を再び目にすることができました。
その後、所属していた山学同志会(OB会)のメンバー全員に前に出ていただき、一人一人一言ずつ言葉を頂きました。
 最後に、大宮氏の兄:大宮秀吉様からご挨拶をいただき、名残惜しくも時間となりましたので会は終了となりました。
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P8070358献花-sP8070368司会・尾形さん-s
P8070373お兄さん夫妻-sP8070372お兄さん夫妻-s
P8070383山学同志会の方々-sP8070374八木原圀明会長発起人-s
P8070384参加の皆さん-sP8070391山学同志会OB深田良一発起人-s
P8070400日本山岳会田村俊介氏-sP8070404マジックマウンテン国井治氏-s
P8070419山学同志会第24期生鈴木昇巳氏-sP8070420献杯坂口三郎氏-s
P8070428ビデオ上映-s
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P8070452山学同志会の仲間-sP8070458献花台-s
P8070466山学同志会の仲間-sP8070468山学同志会の仲間-s
P8070472山学同志会の仲間-sP8070473山学同志会の仲間-s
P8070474山学同志会の仲間-sP8070476山学同志会の仲間-s
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P8070482山学同志会の仲間-sP8070483山学同志会の仲間-s
P8070485山学同志会の仲間-sP8070486山学同志会の仲間-s
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20180807大宮求さんお別れの会000020180807大宮求さんお別れの会0001
20180807大宮求さんお別れの会000220180807大宮求さんお別れの会0003
20180807大宮求さんお別れの会0004
  
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2018年07月02日

JMSCA第57回海外登山技術研究会20180624(栃木県宇都宮市)

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JMSCA第57回海外登山技術研究会20180624(栃木県宇都宮市)

 今年は栃木岳連の協力で会場を栃木県宇都宮市に設定し、全国&北関東の海外関係者が終結した。
 今回は、都合により二日目の24日のみ参加。
 特集 スキーで広がる登山の世界− を、強烈な個性と迫力ある画像を用いて表現していただいた。
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特集  スキーで広がる登山の世界−

1.「デナリ カシンリッジ登攀と南西壁スキー滑降 −登山とスキーの可能性」
講師 佐々木 大輔 氏
2.「北アルプス スキー縦走ワンデイ −室堂から槍ヶ岳まで」
講師 藤川 健 氏
3.座談会「山スキーの魅力とリスク管理」
講師 佐々木 大輔 氏、藤川 健 氏、
進行 澤田 実(国際委員長)
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1.「デナリ カシンリッジ登攀と南西壁スキー滑降 −登山とスキーの可能性」 講師 佐々木大輔 氏

 NHKの取材が入った「デナリ カシンリッジ登攀と南西壁スキー滑降」は、既に何度か放送され、オンデマンドやDVD、BLで観られるので割愛。
氏がデナリの滑降を目指すまでの軌跡や足跡を順を追って説明。氏にとってのこの活動の意義や哲学を語っていただいた。

 佐々木大輔 41歳。札幌生まれの札幌育ち。3歳からスキーを始めた。
 転機は植村直己さんの本を読んでから。
 中学2年で、沢登りや山スキー、クライミングを始める。宮下(秀樹)ガイドに付いて・・・。
 高校卒業後、山岳ガイドになる為「ノマド(NOMADO)」に入り見習い。夏は山、冬は三浦雄一郎スノードルフィンズでスキー修行。(18〜19歳の2年間)
 20歳、日本で初めて開催されたエクストリーム大会に出場し優勝。その勢いで世界大会に出場し8位(30人中)。
 23歳、デナリ登頂と山頂よりスキー滑降。
  その後、世界各地で、スキーと登山。エルキャピタンでクライミングやグリーンランド(シーカヤック&スキー)へ。
  エクストリーム・スキーは、気違いの方が・・・。できるかできないかの世界。

【利尻岳】
 西壁中央稜、仙法師稜、ヤムナイ大滝、

 2006年 利尻岳西壁 初滑降
 2007年 利尻岳南稜〜東壁 初滑降
 2009年〜10年 第51次南極観測隊
 2013年 利尻岳東北稜〜オチウシナイ沢 厳冬期滑降
     →NHK”厳冬・利尻 究極の滑降”放映
 2014年 利尻岳西壁中央ルンゼ〜ローソク岩〜アフトロマナイ沢滑降

 2017年の「デナリ カシンリッジ登攀と南西壁スキー滑降」は、2年がかりのプロジェクト。
     ・南稜〜東壁の利尻合宿(一週間)、ヤムナイ大滝初滑降

 2017年 デナリ 佐々木隊4名(佐々木、狩野、新井場、関口C)、
         撮影隊12名(平出C、加藤直之G)(中島健朗C、黒田G)(北村G)(渋沢S、前田C)(服部D、図書)
 ・食料が大変。食料の補給をした。韓国製の登山用圧力鍋で生米を炊く。

 つづく・・・・・・

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Posted by buntak2 at 06:48