ロープ作業をされるガラス屋のみなさま。
吸盤はお使いでしょうか。
ゴンドラ作業でも吸盤があると便利なことがありますよね。

ここだけの話、完乗りに吸盤を使って外れて落ちたアホを知っています。(無事です)
本人いわく、「吸盤2つ使えば良かった〜」とのこと。
そういう問題じゃ・・・
この話は見なかったことにしておきましょうね。
 
吸盤を使わずに身体のバランスをうまく使って作業される方もいらっしゃいますが、普通の人は吸盤を使った方が何かと効率的でしょう。

そんな吸盤、みなさんはどの様に携帯&使用されてるのでしょうか?
よく見るパターンは、吸盤を落下させないようにカールコードを付けている。
もしくは、スリングやデイジーチェーンで繋いでいる。
何も繋がずに使っている人は今のところ目撃例無しです笑

お前はどうやねん。

というわけで、早速ですが本日の工作タイム。

必要なもの。

IMG_0818

1、吸盤
2、カラビナ
3、5〜6mm径程度のロープを2m〜2.5mほど。

吸盤は加藤商店のものです。
吸盤マニアでは無いので、色付きタイプの使い心地及び性能は知りません・・・
まぁ、業界のスタンダードですよね。

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カラビナも何でもいいのですが、小型で、安心感的な意味で安全環付きのものがいいでしょう。
別に大型のHMS型でもいいですし、クライミング用の超軽量なものでも構いません。
 


今回使用するのはこちらのカラビナ。無難な選択だと思います。

せっかくなので、手持ちのカラビナのサイズ比較画像を用意しました。
斜め下から撮っているので少し歪みがありますが・・・

 IMG_0819

左から、DMMのHMS、PETZLのOK、スピリット、アンジュSとなっております。
ロープのセットや器具の連結にはオーバル型のOKが使いやすくていいですね。
下降器にはペツルのAm'Dを。
一方、HMSはほぼ使わなくなってしまいました。
アンジュSはレスキュー時のピックオフ用ロープに装着しています。 

話が脱線していきそうなので続きを。

ランヤード用のロープには5mmか6mm程度のものが使いやすいかと思います。
今回使ったものはエーデルワイスのパワーロープ6mm、240cmくらい。
前まで使っていたのは5mmを200cm。
もうちょっと長い方がいいなぁ&ロープの劣化&ロープの握り心地向上のため6mmに。
 

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必要なランヤード最大長にプラスして110cm程度が必要になります。(余長やループサイズ、ロープ径により異なる)
使っているうちにロープの劣化で長さも縮んでくるので、それを見越した長さがいいですね。
3m買っておけば問題無いでしょう。(余った分が勿体ないけど)
小柄な方で、5mmロープであれば2mで足りるかと思います。

いよいよ本題。

吸盤にロープを結びます。
ダブルフィギュアエイトノットがいいでしょう。
輪っかが吸盤のハンドルを自由に動ける程度に緩めにした方が使いやすい気がします。

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シングルの8の字を作ったら、末端を吸盤のハンドルに通します。

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8の字の下の輪っかの狭い方(写真なら右側)から下側を沿わせる様に通していきます。

IMG_0822

こんな感じになりますね。結び目は綺麗に。
末端の余長や、輪っかの大きさはお好みでいいでしょう。
ほどけない&輪っかが動ける程度に調節しておきましょう。

次は肝心の、長さ調節機能を作ります。

IMG_0824

もう一方の末端をこのように4回巻き付けて

IMG_0825

写真のように。
末端は、巻き付けていった下の2つ分に通します。

IMG_0823

先端がひっこ抜けないようにストッパーノットを。

この結び方を「ブレイクスヒッチ」と呼びます。
プルージックと似た感じですが、吸盤で使うにはこちらの方が動きがスムーズかな。
荷重がかかると結び目がロックして、長さを変える時は結び目をつかめば動きます。

このままの状態で輪っかにカラビナを掛けてもいいのですが・・・
縮めた時に、最大長の半分にしかなりませんよね?
しかも万が一ブレイクスヒッチがほどけると吸盤落ちますし。
もっと短くして使いたいなぁ・・・とか、使わない時に吸盤がブラブラして邪魔だなぁ・・・とか。

安心してください。
ちゃんと続きがあります。

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ブレイクスヒッチの真横くらいにアルパインバタフライノットを作ります。
別に、輪っかが出来れば何でもいいのでしょうけど。

そこにカラビナを通しましょう。
ここはカラビナにぴったりのサイズになるように輪っかの大きさを調整します。

IMG_0828

これで完成。
使う時は、カラビナをハーネスのお腹のメインD環に繋いでいます。
胸のフォールアレストD環でも、サイドでも、下降器のカラビナでも、使いやすければどこでもアリでしょう。

使わない時は、カラビナ吸盤間の長さを短くして、ハーネスのギアループに掛けておくも良し、お腹のメインD環に繋げておくも良し。
普通に使う時には、いっぱいまで伸ばしてもいいですし、長さをいい具合に調整すれば、両手を離してもいいポジションが取れます。
下の方のガラスに吸盤をくっつけて、ロープを足にからめてバランスを取る使い方もおすすめです。

もっといいランヤードの作り方もあるでしょうから、一つのヒントにしていただければ幸いです。



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