とある窓拭きのぶらぶらライフ

窓拭き&各種ロープ高所作業etc.の仕事をしています。 日々の仕事や、道具の事など、好き勝手に書いてます。東京→大阪。

カテゴリ: 道具関係

こんにちは。
今回も更新期間があいてしまいました・・・
1ヶ月ぶりですね。

今日ご紹介したいのはこちら。

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コンテラ社のクランプボットテラインローラーです。
注文してから待つ事約2ヶ月半・・・

主な用途は、というと

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ロープ引き上げ時の摩擦抵抗軽減に。
(画像に写っているオレンジのMIZOパットマンは、ロープの引き上げ時に使っていると破れてきますのでご注意を。)
もちろん、スルスルと快適に引き上げられます。

何よりコンパクトなのがいいですね。
使わない時でもハーネスにぶら下げておける重さ&サイズ感です。
いざというときのレスキュー等にも使えますね。


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個体差はあるのでしょうけど、僕のは309gでした。

カラビナが通る大きさの穴が空いているので、複数個を連結して使う事もできます。
関節が2箇所あるので、パラペットの角度も選びません。
H鋼にだって装着できます。
固定するのはそれなりに面倒でしょうけど。

ちなみに大きさはこんな感じ。

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全長15cm無いくらいです。(遠近法で分かりにくいですが)

ローラー自体珍しいものではありませんが、今まで現場で使った事のある某有名なものは、2kg近い重量があって個人で所有するのは結構大変だと思うのです。(お値段も・・・)
もちろん、サイズ的に安定感バツグンではあるのですが・・・
これなら使いたい時にさっと取り出して使う事ができます。

窓拭き屋さんが携帯しておくには、これが使い勝手良さそうと判断したので購入に至ったのですが、他にも、各社から色々と出ていますので興味があれば調べてみてください。

本当は引き上げ効率も実験してみたいのですが、計測器を持っていないので出来ません笑
とりあえず「コンクリートのパラペット(そのまんま)vs布養生vsアルミ角当vsローラー各種」くらいはやってみたいですね。

というわけで、まだまだネタはあるのでまた気が向いたら書こうと思います。


 


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どうも、お久しぶりです。
下降器を買ったのでインプレ&ご紹介。
実は、ここに書いてない道具がまだまだあるのですが・・・
最近、現場で気になった事等もふまえて色々書くので長くなってしまうかもしれません。

とりあえず、買ったのはこちら。

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 CAMP社のNewディッセンダーGIANT(業界スタンダードのアイディより僅かに軽い)

誤解を恐れずに端的に言えば、スパロー(クライミングテクノロジー社)の上位互換的な製品になっているかと思います。
規格もたくさんパスしています。
通常の窓拭き業務で使うにはEN12841typeC(ロープアクセス用下降器)用途がほとんど全てと言ってもいいくらいな気がしますが。
ほかにもEN12841typeA(ロープアクセス用フォールアレスター)やtypeB(ロープアクセス用登高器)にも適合。
typeAに関しては一時的な使用という意味で理解できるのですが、typeB適合の意味がどういうことなのか取扱説明書を読んでもよくわかりませんでした・・・
他にはEN15151-1も通っているので、EN892のダイナミックロープも使えます。(適合径9.9mm〜11mm)

対応ロープ径は、10mm〜11.5mm。
下降器としては210kgまで対応しているので、レスキュー時にも使えますね。

耐荷重は20kNとなってます。
ちなみにMBSに関しては、ペツルのアイディが14kN、ISCのD4が16kNです。
GIANT、そんなに強度あるのかなぁと思ったり笑
その辺に関しては、カムの偏心具合や材質、構造等も影響してくるのでしょう。
まぁ、普通に使う分には下降器のMBSが14kNだろうが20kNだろうが関係無いのでしょうけど・・・

現在、僕が使っている下降器を並べてみました。

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左から・・・

CAMP GIANT 実測548g ロープ対応径10mm〜11.5mm 最大使用荷重210kg
PETZL RIG 実測387g ロープ対応径10.5mm〜11.5mm 最大使用荷重200kg
PETZL I'D S 実測555g ロープ対応径10mm〜11.5mm 最大使用荷重250kg
ISC D4 実測680g ロープ対応径10.5mm〜11.5mm 最大使用荷重240kg

(新型RIGも欲しい。)

言わずもがな、EN12841用途で使う場合には、ロープはEN1891typeAの規格を通ったもの。
最大使用荷重はレスキュー時等の、専門的な訓練・教育を受けた人のみが使用出来る最大値です。

日本国内にもロープ高所作業の法律(特別教育)はありますが、現在の日本国内の窓拭き業界では、使用するロープ器材がヨーロッパのものである事が多いため、実質的にEN規格に沿った運用をせざるを得ません。(道具自体がそのような規格に基づいて作られているので当然といえば当然ですね)
ロープアクセスは、ISO(国際標準化機構)によって国際規格ISO22846が定められており、同僚がトラブルを起こしてしまった際のレスキューが行なえることも含みます。

例えば、ブランコ板に下降器を付けて(ハーネスには繋げず)作業することは、日本の国内法では今のところ問題無いということになっていますが、そもそも上に挙げたような下降器を使用する限り、それはメーカーの想定外なわけです。
もちろんメーカー側もそれらは想定しているので、取扱い説明書にもそういう使い方はしないで下さいとの表記があります。

ポディウムやフランクリンといったワークシートの類も、あくまでハーネスに繋げて使うものであって、ブランコ状にして単体で使うようには作られていません。
PPE(個人用保護具)では無いからです。
強度や構造等の規格が無いのです。
(強度はそれなりにあるから使えてしまうのですが・・・)
ということは・・・
ロープにぶら下がって作業している時にワークシート(ブランコ台)が壊れても、メーカーとしては全く問題無い(墜落しない)ということです。(落下物は危険なので、作業区域内はバリケード等で進入禁止にしておきましょう)
ライフラインにぶら下がってしまうこともここでは墜落に含みます。
ライフラインにぶら下がってしまったまま救助されずに亡くなられた方いらっしゃいましたよね・・・

窓拭き系道具店で取扱いのある器具が、EU圏のものが多いというのもあり、EN規格系の話になってしまいますが、システムとして成り立っているものなので、覚えておきたいところです。

下降器はハーネスのEN813適合のアタッチメントポイントに取り付けること。
お腹の部分にあるD環ですね。
しかも、EN12841typeCの下降器として使う際には、メインロープとは別に、EN12841typeAのフォールアレスターもライフラインと一緒に使わないといけませんよということになっています。
フォールアレスターは、フルボディハーネスのEN361適合のフォールアレストポイントに装着。(胸部や背部)
一部、EN813にも繋げて使えるフォールアレスターもあります。(※条件あり)

ちなみにEN12841typeBは登高器(アッセンダー)の規格です。(ハンドアッセンダーやチェストアッセンダー等)
ABC合わせてロープアクセス基本セットといった感じでしょうか。

ロープを登るのは何か特別なことであるかのように思われがちな窓拭き業界ですが、このように、基本システムの一部なんですよね。
もちろん、安全な動作のためには、それなりの知識と訓練は必要なのですが。

「登ったけど降りられないでは困りますからね。」
この言葉に、笑ってしまった方もいらっしゃるでしょう。
ですが、実際には「降りてしまったけど登れないで困る」場合だってあるわけです。
なんとなく想像つきますでしょうか?
偶発的なトラブルの場合もありますし、そもそもの作業計画が駄目だった場合もあるでしょう。

長々と書いてみましたが(頭の整理も含めて)、まずは取扱説明書をよく読んで理解するのが大切ですね。

この、CAMP GIANTに付属していた取扱説明書(日本語)に感心したポイントがあるのです。
「販売業者は、本製品が使用される国の言語で書かれた取扱説明書を添える必要があります。」と。
そりゃそうだよなぁとも思いましたが、日本語表記の無いものって結構ある気がします。

窓拭きのロープ作業は危険な仕事に見られがちですが、「命がけ」だったり「勇気があって云々・・・」と言われるのではなく、高度な専門知識を持ち、訓練も行なって、安全に作業しているのだと認識してもらえるように日々取り組んでいきたいものですね。
もちろん、技術の幅も広げていきたいですし。

というわけで、ようやくインプレの続き。

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フタは左開きです。
アイディやリグ、スパローと同じですね。
というか、D4だけが逆なのか?
フタにあるグレーの部分が本体側とカチャっとなります。(語彙不足・・・)
カラビナを付けていなくてもフタを閉めて固定できる構造です。
もちろん、カラビナを付けたままフタの開け閉め可能です。

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レバーはこんな感じ。
12時方向から6時方向まで、表側から見て、レバーの可動範囲は左側半分です。

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レバーがほぼ真上を向いてる状態がフルロック。
荷重がかかっていなくても、カムがロープを挟んで固定している状態です。

BRAKE部分は、段階的にカムがロープを挟み込む方向に回る感じ。
クリック感があります。

真下のロックは、荷重がかかっていれば降りない状態。
アイディやリグでいうところの、レバーがBELAYにある状態。
ロックしてなくてもカムが効いているのでロープは流れません。
カムにはバネが入っているので、荷重を抜けば、カムが戻り、ロープがフリー状態になります。

取扱説明書によれば、GIANTは、このどちらのロックの状態でも制動側のロープから手を離すことができます。
ただ、作業時に面台に足を着いたり、おもいっきり荷重が抜けるような動作をしてしまうと、ロープがひとりでに流れてしまう可能性はありそうです。
そういう場合はフルロックの位置の方がいいでしょうね。

アッセントやビレイ時は、レバーが真下を向いたロックポジションで。

下降時のレバー位置は、他のタイプの下降器を同じような感じです。
パニックロックも搭載。
他の下降器は、左手を逆手にしてレバー操作すると思いますが、GIANTは下降器本体にも指をかけて、レバーを握るように操作できます。
今日の作業では、順手でレバーを下げる様に操作してましたが笑

まだまだ使い込んでみないことには分からないですが、対応ロープ径の幅広さと、レスキューにも使える210kgの最大使用荷重、何よりも、ロープが同一平面状を通る構造のため、ロープにキンクが付きづらいというのが最大のメリットかと思います。
ロープの流れもスムーズそのものでした。(色々な条件で試してみないとですが・・・)
とりあえず表現してみるのであれば、「サクーーっ」といった降り心地。

フルロックをすることでロープがどちら方向にも流れないというのもいいですね。
この機構が無かったり、弱いタイプの下降器だと、パラペットから壁面に移り込む際、ロープが流れて下降器が気づかない間に上に行ってしまい、ぶら下がった時に下降器がエッジギリギリになってしまう(ハンドルが回せない)ことがありますからね。

そういえば機能がもう一つ。
カムをロープを噛む方向に回さないためのボタンがあります。
アンカー側ロープと制動側ロープが出てくる部分の真ん中にあります。
機能としてはアイディのレバー先端のボタンやD4のカムを押すといったことと同じです。

それではみなさま、ご安全に。


 
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ブログの更新さぼっていた間にも、道具類は着々と増えて・・・
今日は、ロープを洗う時に便利なブラシのご紹介。

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ロープで有名なベアールが出しているロープブラシです。
重量は50g無いくらいかな。
 
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ベアール(BEAL) ロープブラシ BE16084
価格:2376円(税込、送料別) (2018/4/28時点)



使い方は見たまんまなので割愛。

ロープの末端から通すもよし、途中から通すこともできます。

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こんな感じでクルクルと。

ちなみに、ロープとブラシは濡らした状態で使用してくださいとの説明が。
乾いた状態だと摩擦熱が発生するからなのでしょう。

ロープに通したら、手で持ちやすい、ロープ上で動かしやすい幅に調整できます。

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伸ばした状態。

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縮めた状態。


実際にこんな感じで洗ってます。

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ロープの末端から末端まで、何往復かさせればかなり綺麗になるのですが、50mや60mのロープでも、3往復くらいが精神的&肉体的な限界です笑 

真っ黒に汚れていたグリヨン用ロープ

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普通に揉み洗いしてもそこまで綺麗になりません・・・

ベアールのロープブラシで10往復(以上?)くらいさせてみるとこの通り。

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ロープが汚れていると、操作性も落ちますし、何より下降器等の傷みも早くなります。
たまには念入りに洗ってみるのもいかがでしょうか。
 
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読者の皆様。
随分ご無沙汰しておりました。
別に何かトラブルがあったわけでも無く、単純に更新をさぼってました笑
特に変わったことも無く、(無かった事は無かったのですが) 日々の現場を坦々と。。

ここ最近増えた、自作系窓拭き道具をご紹介しておこうと思います。
なお、現在のところ製作依頼は受け付けておりませんのでご了承願います・・・

日頃メインにしているスクイジーは、ワグテイルのハンドルにモアマンのリクイディター2.0を装着し、シャンプーカバーは同じくモアマンのフリックという仕様。
通称ワグディター。

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写真は、使う機会の多い45cmです。

このたび、50cmが仲間入りしました。

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チャンネルは55cmから50cmにカット。
フリックは繋ぎ合わせてあります。
接着剤と縫い技を駆使してみました。
毛側から見るといい感じなのですが、裏側から見るとバレバレなのでお見せできません笑

ここ最近(数ヶ月?)、このフリックがお気に入りなのです。
シャンプーカバーとしての性能もいいし、返りもいいし、外れないし。
そのままパチパチと留めるだけだと返りが微妙なので、中央部をインシュロックでとめてあります。
新品の状態だと固いので、しばらく使って馴染ませないと、サッシが深めの窓ではフリックの角がつっかえて、チャンネルの端がうまく届かないこともしばしば。
でも、馴染んできたらすごく使いやすいです。
この50cmモデル、現場でかなり活躍しておりまして、55cmでもいいんじゃないかなと思うほどです。

ちなみに愛用ゴムはトリプルクラウン。
リクイディターと相性がいいように思います。
そもそもエトレは入れづらい・・・
最近、お店のラインナップに50cmと55cmが加わったことも、50cm仕様のワグディターを使うようになった大きな理由。

さて、ここでもう一つ。

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その昔、このようなモデルを記事にしたことがあるような気がしますが、スティーラーから、ついにワグ用のモデルが発売されました。
これで変な改造をしなくても取り付けられます笑

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まだ実際に1時間も使ってないような有様なのでインプレは出来ませんが、角度や当たり具合はいい感じです。
個人的に、一発仕上げ(ワンストローク)タイプのスクイジーは得意では無いので・・・
ある程度の仕上がりでいいのであれば、抜群のスピードアップ効果が望めます。
あとは、汚水を垂らしたく無い現場なんかにはいいんじゃないかなと。
そういえば、すぐに乾いてしまうような季節やガラスなんかにもいいかもしれないですね。

最後にもう一つだけ。

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エトレのコンツアープロハンドルにハッスルズを装着。

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本来は取り付け出来ないのですが、ドリルで貫通させて、ナットを抉り出せば装着可能です。
クイックリリース機構は外してあります。

こんな感じで、道具がだんだんと増えていくのですが、昔ながらのシャンプー&スクイジー(エトレ真鍮)のみを使いこなしている方が渋くてカッコいいんじゃないかと思う今日この頃です。


 
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ここ最近寒いですね。
1月前半の、半袖ポロシャツでロープ作業してた頃が懐かしい・・・

今日は大阪でもそこそこ雪が降ってました。
なかなか積もりそうには無いのですが。

というわけで、今日は手袋のご紹介。

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SHOWA 防寒テムレス
https://www.showaglove.co.jp/product/detail/professional/457

そもそもテムレスをご存知で無いという方は「防寒テムレス」で検索してみると、色々出てくるので調べてみてください笑
裏地がふわふわで手が冷たくなりにくいです。
もちろん防水透湿。ムレにくい。

普通の手袋よりも少々かさばるので、使わない時、腰にぶら下げておけるように穴をあけてハトメ処理してみました。
参考までに、ハトメのサイズは15mm。

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 写真のカラビナはペツルのアンジュSですが、オーケーでもエーエムディでも、ウィリアムでも入ります。(15mmだと、安全環は通りませんが)

テムレス自体、普通のゴム手袋よりは丈夫なのですが、それでもロープ作業等、ハードな使い方をすると次第に穴が空いてしまいます。
裏地のおかげか、通常のテムレスより長持ちしそうな気はします。
防寒タイプだと、裏地のおかげで少しの穴は気にならないのです笑

カラーはこれしか無いのですが(サイズによってフチの色は変わります)、この冬一押しの手袋です。
寒くて作業が辛い方は試してみてください。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【メール便:230円】NO.282防寒テムレス手袋(裏起毛)(1双)
価格:1100円(税込、送料別) (2018/1/31時点)



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