煙草を喫みに窓を開け、網戸の内側に蝿を見つける。

蝿を見ても浮き立つ心に我ながら苦笑しながら、満開の梅を眺める。

生来、桜より梅派だ。

三月ともなると、遅咲きの我が家の老梅も、いささか咲きすぎて気色悪いが、それでもやはり色香がある。

寒くなったので吸い差しの煙草は揉み消し、布団に潜り込む。

今日はこのまま夜まで、サトリアーニでも聴きながら寝るとしよう。

ラジオの収録で太田まで電車で往復する。
楽器を触る必要がないので、行きも帰りも飲みまくりだ♪

収録を終え、帰途に就く前に駅前のデイリーに寄り酒と肴を補充。

小さな蟹を素揚げしたような、あれが売られていたので、購入した。

車内でポリポリかじりつつ、ワンカップを傾ける。

楽しい。

子供の頃から虫の類のフォルムは好きだったのだが、蟹は今でも素敵に思える。

小さく纏まっているが、観ていて飽きない。

グッドデザイナー賞だね、グッジョブ、地球。

蟹自身の容姿もさることながら、『蟹』の字体もやはり好きだ。

ほどける虫。

彼を他に、これだけ的確に表す 術を俺は知らない。

流石は表意文字の面目躍如、と言った所ですか。

ふと、『蟹』の音読みが気になりだす。

字面を見ると、「ケ」「ゲ」「カイ」辺りが妥当そうだが、それらの凡例を俺は知らない。

韓国料理でなんとかケジャンとか言うのが、蟹料理だったかしら。

帰宅したら、字源辞典を繰ってみようか。

リハの帰り、呑み屋で天明をいただく。
アテは筍と蕗の煮物。
チビチビやっていると、福音が来る。
いつもながら、素晴らしい。
この酒は、さらりと呑むには惜しい。
そんなお酒でした。

ツマミが余ったので、不動を注文。

こういうタイミングだと良い仕事してくれます。流石安定の不動。

同席した日本酒党Y氏から、新潟の酒『鶴の友』の話を聞く。

久々に一人旅も良いかと思った。

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