Norane考、序説。

夜に、剃刀を宛てがい、はしらせる。
すっ、と、朝の白い痛覚を招き寄せ
アンダルシアの犬を殺す夏。
私は意味の重々しい肉をまとう。

何度めかのループ、またこの部屋から
第一日を始める。それが灰色のえいえんの
ただの延長だったとして「もう慣れっこだよ」
、ふとこぼれた、この口語の不連続に賭けるだけ。
繰り返すたび、脳裡に積もった解と悔いを
帰納し、算出した軌道をなぞるだけ。

繰り返す。私は、繰り返せる。
いつか、破断して塵になる日を
夢見ながら、夢はもう見まいと、
繰り返せる、私は繰り返す。
現実的な現実を、現実的に。
ループ・アンド・ループ、ループ、ループ、ループ
、が破断する、その日まで。

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ちょっとがんばろう。

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