
ニュージーランド旅行記の第12回です。
今日は鉄道の旅。北島を南北に縦断する長距離列車、ノーザンエクスプローラー号に乗車します。
久々の海が見えたかと思えば、北島の最南端にある首都ウェリントンに到着です。
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ロッテの高卒3年目・山口が2試合連続で4番起用され、初回1死二、三塁から先制打を放った。平井の直球を右前へ運び「内野が後ろで守っていたので、二ゴロを打つイメージだった」と状況に応じた打撃を見せた。
待望の右のスラッガー。明桜(秋田)時代はエース兼主砲で高校通算25本塁打を放ち、プロに入って野手一本に絞った。過去2年間は1軍出場はないが、今キャンプで初めて1軍に抜てき。実戦10試合で29打数9安打、打率・310と結果を出している。
持ち味の一発は出ていないが「(下位よりも)打席が回ってくるし、4番は楽しい。そのうち打球も上がる」と言い、井口監督も「このまま4番で頑張ってほしい」とオープン戦でも4番でチャンスを与える意向だ。
ロッテ小野郁投手(24)が球場スピードガンに「160」を表示させた。
4番手として6回に登板。連打と盗塁で無死二、三塁のピンチを迎え、打者は7番山野辺。カウント2−2からの6球目が低めに決まり、見逃し三振。その球が球場スピードガンで160キロを表示し、ファンがどよめいた。
小野は昨季、最速156キロをマーク。12月の契約更改では「160キロが出たらいいなと思う」と話していた。ポスト沢村としての期待も大きい。ただ、この日の他の直球は149キロ〜155キロの球速帯。同球場では前日も西武浜屋の直球に「161」が表示された。
ロッテは4試合連続無失点と開幕1軍をアピールしたドラフト4位・河村(星槎道都大)が苦笑いを浮かべた。
「初めて1軍の主力級と対戦して少し力んでしまった」。3番手で1イニングを無失点。自己最速となる150キロも計測したが、2死一塁では山川に大飛球を放たれた。
強烈な逆風でフェンス前まで戻されて左飛となったが「150メートルくらい飛ばされたと思った」とプロの凄さを実感していた。
<練習試合:西武2−3ロッテ>◇27日◇高知市春野
ロッテ打線が、試合開始直後の2球で2本のアーチを架けた。
1番藤原恭大外野手(20)が西武の先発左腕・浜屋の初球の内角138キロ直球を強く引っ張り、右翼席へスタンドイン。今季NPB初の有観客試合で出た先頭打者本塁打に、観客から大きな拍手が起きた。
すると、続く2番岡大海外野手(29)も浜屋の1球目、外角136キロ直球に反応。風に乗った高い飛球に、観客のどよめきはどんどん大きくなり、そのまま右翼席に吸い込まれた。
藤原は今季実戦での初本塁打、岡は同3本目となった。
ロッテ美馬学投手(34)が今季初実戦となる先発マウンドに立った。西武相手に2回1失点。左打者の西武鈴木からひざ元152キロ直球で見逃し三振を奪うなど、順調な調整ぶりを見せた。
広報を通じて「それなりにいろいろな球種をちゃんと投げられたし、良いスタートかなと思います」とコメントを寄せた。昨季は移籍1年目に10勝を挙げ、今季もエース格として期待される。
2番手では、同じく開幕ローテーション入りが確実な二木康太投手(25)が今季初登板。2回を投げ、打者7人を1安打無失点に抑えた。7人全員にストライクが先行するなど、抜群の制球力は健在。それでも広報を通じ「まだ納得しない球が多かったので、次回はそれをやっていきたい」とコメントするなど、より高いものを目指していく。
ロッテ岡大海外野手(29)の勢いが止まらない。西武戦の初回、藤原のソロがプレーボール10秒後に右翼席で弾んだ。続く西武浜屋の、この日2球目の外角直球を右へ高々と上げた。
「風が強かったので、そのまま伸びていってくれたかなと」。プレーボール60秒後にまたもや右翼席で弾み、スタンドがどよめいた。
練習では助っ人外国人級の飛距離が、試合で発揮できない−。そんな定評を覆すか。実戦9試合で20打数9安打で打率4割5分。3本塁打を放ち、長打率は10割ちょうどにまで達した。「積極的にいくのを意識してやっています」と淡々と話すが、オフは目の色がいつもと違った。
昨季は打率1割4分3厘、本塁打なし。打席数も64にとどまった。12月の契約更改では「思い切って今までの考え方を否定して、もう1回違う捉え方をしていかないといけないのかなと思います」と口にした。自己流よりも「人からどう、どこがいいと思われているか」と受け入れ、練習に生かした。外野も一塁も守れ、足もパワーもある。「やっぱりスタートで出たい気持ちはあります」と思いも強まる。もっと暴れて、つかみ取る。
ロッテ・井口資仁監督が27日の西武戦で、4番・山口、9番・安田に起用した理由を明かした。
1軍出場経験こそないが、昨季2軍でチームトップタイの7本塁打をマークした高卒3年目・山口については「山口と安田には将来的に4番を打って欲しいと思う」と明かす。石垣島キャンプを打ち上げたときから、どこかで山口を4番で起用するプランも練っていた。
一方で、安田の9番については「ここのところの状態、気持ちもどうかなと思うところがあった。もっと自分の立場を考えて、自覚を持って欲しいと思って9番にした」と説明。最近3試合連続で無安打だっただけに、起用方でメッセージを伝えた形だ。
西武−ロッテ戦には2059人が来場した。ローソンチケットでの手数料231円(税込み)だけで、入場は無料だった。
主催した高知県観光コンベンション協会は、入場ゲートでの検温、手指消毒、間隔を空けての全席指定制、警備員増員など、感染防止対策を講じてファンを迎え入れた。同協会の坂本龍馬スポーツ課長は「せっかくの高知でプロ野球選手を見られる機会。準備は大変だったが、お客さんを入れて実施できて良かった」と話した。
<練習試合:ソフトバンク0−0ロッテ>◇25日◇アイビースタジアム
王者に自慢の球威を示した。ロッテのドラフト1位鈴木昭汰投手(22=法大)が25日、ソフトバンクとの練習試合でプロ入り初先発。3回を内野安打1本のみの無失点に抑えた。
相手の強さはテレビ越しで分かっていた。フルメンバーでないとはいえ「実際に投げてみると迫力もありました」。それをも上回る充実感。「でも今日は、とても、自分の良さも出たので良かったかなと思います」と付け加えた。パワー系の即戦力左腕は常時140キロ中盤をマークし、最速は148キロ。中村晃も松田も、栗原も打ち取った。
ルーキーの見事な結果に井口監督も「素晴らしい投球でした。本当にいいものを見せてもらいました」とベタ褒めだ。中村稔らとの先発6人目争いは続く。「現段階で決められないくらい、みんないいので」と首脳陣が1人に絞るのはもう少し先になる。
より失敗しづらい状況で、さらなる精度が求められる。「どんどんイニングも増えてくると思いますし、しっかり結果を残せるように。より良いまっすぐを投げたいです」。13度の宮崎でもいつもの半袖スタイル。熱気をまとった直球でねじ伏せる。
ロッテのドラフト4位・河村(星槎道都大)が5番手として8回に登板し、味方の失策などで2死一、二塁とピンチを招いたが、最後は釜元をフォークで見逃し三振に斬った。
これで実戦3試合で計4回無失点。1メートル92の長身から投げ下ろす直球を評価する井口監督は中継ぎとして期待しており「球速以上の威力があり、相手の打者が直球に差されている」と目を細めていた。
石垣島のロッテ・2軍キャンプで調整している佐々木朗がシート打撃に登板した。「自分のボールに対して打者がどのような反応をするのかを見たいと思った。どれだけストライクゾーンで勝負できるかも意識した」。昨年5月以来となる実戦形式で打者4人に計17球を投げ、最速で149キロをマーク。高浜、山本斗から続けて空振り三振を奪い、平沢に右中間三塁打を浴びたが、西巻を中飛に打ち取った。
1年目の昨季果たせなかった実戦デビューへ階段を上がり「(19日に)フリー打撃に登板した時よりもしっかりとコントロールしながら投げることができた」。井口監督は3月中に実戦登板させるプランも持っており、今後の調整、結果次第では開幕ローテーションに入る可能性もある。
<球春みやざきベースボールゲームズ:オリックス10−6ロッテ>◇23日◇宮崎SOKKENスタジアム
先発ローテーション入りが確実視されるロッテの2右腕が、今季初の実戦マウンドに上がった。
昨季リーグ最多の133回1/3を投げた石川歩投手(32)が先発し、2回1失点だった。オリックス太田に1発は浴びたが、直球が常時140キロ台後半をたたき出すなど、球は走っていた。石垣島キャンプから早い仕上がりが目立った石川は「力むと思ったんですけど、内容は良かったと思います。(球速も)感触はまあまあ良かったので」と手ごたえを感じていた。
2番手では岩下大輝投手(24)が登板。コースを狙った直球の制球に苦しみ、予定の1イニングで5失点と数字は振るわなかった。ただ、直球とフォークのほぼ2球種で攻めるスタイルに変化が見られた。
「使えなかったスライダーを、使えるスライダーにしたいなと」
昨季終盤に速いスライダーの必要性を感じたものの「大事な順位だったのであまり試すことできず、この時期まで持ち越しになってしまいました」という。135キロ前後のスライダーはまだ万全な精度ではないものの「試合で投げていくしかないと思うので、たとえボールでも投げ続けようと思います」と思いを貫き、約1カ月後に迫るシーズン開幕に備える構えだ。
ロッテ・岡大海外野手(29)がし烈な外野レギュラー争いに割り込んだ。二回の左中間二塁打を含む3安打。「アピールはしていかないといけない立場。スタートから出たいという気持ちはありますし、危機感は持っている」と上々の結果にも気持ちを引き締めた。
62試合に出場した昨年は打率・143と低迷し、代走や守備固めでの出場機会が増えた。30歳を迎える今季。石垣島キャンプから黙々とバットを振る姿に井口監督は「キャンプの入りからずっといい」と目を見張る。
ここまでの実戦では13打数7安打、打率・538、1本塁打、5打点。指揮官は「ポテンシャルは非常に高い選手。これくらいはできるとこっちは思っている」と外野の一角を奪取する活躍を期待する。藤原、福田秀らのライバルに定位置は簡単に渡さない。
<練習試合:ソフトバンク2−3ロッテ>◇24日◇アイビースタジアム
ロッテ開幕ローテ当確の小島和哉投手が、上々の滑り出しをみせた。
今季初実戦で2回を無失点。直球、カットボールともキレがあり「打者相手に強い真っすぐを投げられたのでホッとしています」。登板前に吉井投手コーチから「炎上しない程度には試していいぞ」と声をかけられ、右打者の外角からのカーブなどを試投。左腕の柱として幅を広げている。
「練習試合、ソフトバンク2−3ロッテ」(24日、アイビースタジアム)
ロッテの育成・本前郁也投手(23)がソフトバンクとの練習試合に登板し、3回を無安打無失点。開幕前の支配下登録へ大きく前進する快投だった。
左腕から伸びのある直球で抑え込んだ。最速は147キロをマーク。五回1死では松田をチェンジアップで空振り三振。「支配下になって、1軍で投げるという思いはぶれずにいる」と力を込める。1月には目標とするソフトバンク・和田と長崎で合同自主トレを敢行。質問攻めにし、成長につなげた。
現状、左投手でローテ入りを当確させているのは小島のみ。井口監督は「真っすぐでしっかり押せていた。ローテに入れるぐらいまで頑張ってほしい」と期待する。次回以降も結果と内容を見せれば支配下登録はおろか、逆転開幕ローテ入りも見えてくる。
ロッテの岡大海外野手が実戦“2号”本塁打を放った。
二回先頭。笠谷の143キロ直球を振り抜いた打球はバックスクリーンへ飛び込んだ。前日のオリックス戦で3安打を放ち、この日も豪快な一発。この打席を終え、実戦では14打数8安打、2本塁打、6打点とした。
「今年は危機感を持ってやっている」と話していた背番号25が開幕スタメン取りへバットでアピールした。
<練習試合:ロッテ5−4DeNA>◇21日◇アトムホームスタジアム宜野湾
プロ2年目のロッテ福田光輝内野手(23)が、今季のチームスローガン「この1点を、つかみ取る。」を体現した。
4−4の同点で迎えた9回2死一、二塁。DeNA平田にあっさりと2ストライクに追い込まれながら、ファウルで5球粘り、最後はしぶとくレフトへ流した。二塁走者加藤を迎え入れ、決勝適時打に。「後ろにつなぐ気持ちでいきました」と振り返った。
前日は同様の場面で得点できず、試合もサヨナラ負け。チームとして、1日で修正したのは大きい。井口資仁監督(46)は攻撃終了後にベンチで「ナイス、光輝!」と声を響かせた。「しっかり粘ってくれて打ってくれたと思います。その前に走者が出てつないでくれた、というところだと思います」。2死走者なしから決勝点を評価した。
実戦で福田光の粘りが目立つ。去年はオープン戦で3本塁打。右翼への豪快弾が続いた。井口監督も思いきりの良さを評価し、開幕1軍に抜てき。しかし本人が「リーグ戦に入ったらそんなに甘くないと思っていました」と振り返る通り、1軍では23打数2安打。勢いをプロの投手たちにはじき返された。
とりわけ空振りが目立った。26打席に立ち、ファウルボールはわずか8球。1打席あたり0・31球。チーム平均値の半分以下で、相手に楽に投げさせた。年末の契約更改では「来年以降は思い切っていく中でも、しっかり1打席1打席しっかり考えて入っていけたら」と巻き返しを誓っていた。
この日の殊勲打は直球、外からのスライダー、フォークなど、必死に粘ったたまものだ。20日のDeNA戦でも9回2死、フルカウントから高めのつり球にバットが止まり、四球でチャンスを広げた。指揮官も「追い込まれるまでは豪快なスイングでしっかりアプローチして、最後にしっかり粘ってできる。去年から今年への成長じゃないですかね」とレベルアップを認める。
試合前練習では、二塁守備に精を出した。二塁はレギュラーの中村奨が3年連続全試合出場中。逆に言えば、バックアップ要員の台頭も急務といえる。
去年の急降下もある。福田光は地に足をつける。「まだ始まったばかりなので、言えるあれかは分からないですけど…。1打席1打席しっかり食らいついて結果を出せるように頑張っています」と慎重に話した。大阪桐蔭、法大と名門を進み、ハートは強い。1軍に食らいつく。
主役は俺たちの世代だ!高卒4年目で99年世代のロッテ・安田尚憲内野手(21)が21日、DeNAとの練習試合の3回に今季1号。今春キャンプでは平成唯一の3冠王である松中信彦臨時コーチ(47)の教えを受けた長距離砲が成長の証を見せた。同世代の日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)も中日戦の4回に1号。楽天の田中将ら88年世代に注目が集まるが、次世代のスター候補生からも目が離せない。
沖縄の大地をしっかり削った。3回2死走者なし。安田のバットが上茶谷の133キロのカットボールを捉えた。「自分のスイングをしようと心がけた」という打球は快音を残し、ライナーで右中間席に突き刺さった。
松中臨時コーチと猛特訓した石垣島キャンプを打ち上げ、本島に移動して実戦5試合目。豪快な「今季1号」だった。この試合前まで通算14打数2安打。ここ2試合は無安打だっただけに「ずっと結果が出てなかったけど積極的にバットが振れた」と相好を崩した。
平成唯一の3冠王である松中コーチの教えの一つが「(軸足の)左足で地面を削れ!」。指定強化選手に名指しされ、キャンプ初日から居残り練習を課された。下半身を使うため、右足を上げたままの状態や腰を落とした状態で数秒間静止した後にティー打撃を実施。地獄のメニューで足がつりグラウンドに崩れ落ちたこともあった。
初回の第1打席も「教え」を生かした。松中コーチと取り組んだテーマの一つが「直球を強く振る」。1ボールから甘く入った2球目の直球を強いスイングで中前にはじき返した。2打席で交代したが、その後は室内練習場でマシンを相手に1時間半の打ち込み。「もっともっとやらないといけない。打撃は簡単に身につくものじゃない」と言う安田について、井口監督も「打球がなかなか上がってなかったが、本人もいろいろ考えながらやっている」と目を細めた。
宜野湾で3年連続本塁打も「この時期、自分はアピールをしなければいけない」と言う。昨季は87試合で4番も6本塁打。一年を通してコンスタントに打たなければ意味がない。15日で一度チームを離れた松中コーチはあす23日からの宮崎遠征で再合流する。「去年の悔しい思いは忘れない」と安田。「松中流」を貫き、大打者への道を歩む。
【田淵幸一 視点】下半身。元3冠王・松中臨時コーチのロッテ・安田への指導は理にかなっている。まさに長距離打者の基本中の基本だ。打球は腕力ではなく、下半身から始動したフォームで遠くに飛ばすもの。私も腕相撲は弱いし、懸垂も苦手だった。安田の本塁打の映像を見たが、ドッシリとした下半身の強さを感じた。軸足に体重を残して右足を一気に踏み込む。スイングも非常に力強く、鋭い。
高校野球の頃は上体や腕力の強さだけでも打てただろう。さまざまな変化球を投げてくるプロの世界で対応するには、下半身。これからも安田は「絶対に下(半身)で打つ」との気概で練習してほしい。今季で高卒4年目。体も出来上がり、体力もついてきた。飛躍できるか勝負の年だろう。
ポイントの一つは軸足である左足の内転筋。ここでグッと「ため」をつくることが大切だ。下半身主導のフォームなら、難しいボールもカットするなど反応できる。イコール、打率も安定してくる。その上で安田には今季、25本塁打をぜひとも期待したい。
ロッテの先発ローテーション入り争いが繰り広げられた。DeNA戦に先発したのは左腕の中村稔弥投手(24)。中6日での先発マウンドで、予定の3回を投げて3安打1失点とまとめた。
立ち上がりは制球に苦しみ、フルカウントから2つの四球を出し1失点。その後は徐々に落ち着き、強く振ってくるDeNA細川、佐野からは空振りも奪うなど、球に力強さがあった。
四球に反省しつつも「3イニング目はしっかり自分の強い真っすぐを投げられましたし、試したいボールも投げられたので良かったかなと思います」と振り返った。
4回からは同じ左腕のドラフト1位・鈴木昭汰投手(22=法大)が登板。4回は12球でまとめたが、5回に守備の乱れもあり、結局2イニングを投げ4安打3失点だった。「点を取られたところは自分の課題が全て出たかなと思います」と反省のコメントを寄せた。
ロッテの先発ローテーションは石川、美馬、二木、小島、岩下の5人までほぼ決定的。残り1枠をめぐって投手陣がアピールを続けている。
ロッテのドラフト4位新人の河村(星槎道都大)が20日、DeNAとの練習試合に登板し、2回を1安打無失点と好投した。
192センチの長身から投げ下ろすフォークボールで空振り三振を奪うなど、二塁を踏ませない危なげない投球だった。「直球は威力があるときはファウルが取れるし、変化球はある程度、自信を持って投げられている」と手応えを感じた様子だった。
沢村が米大リーグ、レッドソックスに移籍して空いた救援の一角を狙う。井口監督は「安定しているし、真っすぐでも変化球でもしっかりストライクが取れる」と高く評価した。(宜野湾)
ロッテ吉田裕太捕手(29)が2ラン含む4打点と、バットでアピールした。
2回の2ラン、6回の2点適時打とも、2ストライクと追い込まれてからの引っ張った打球。直前に空振りしても、臆せずに振り抜いた。「そこに関しては良かったですね。今まで石垣島や自主トレでやってきたものが出せているので良かったです」。
そこに関しては、と言った。三振も2個喫した。特に第4打席は同点の9回1死一塁。けん制悪送球と暴投で、1死三塁になり、DeNA内野陣も前進守備を敷く局面だった。国吉のスライダーにバットが空を切った。
「追い込まれてて、やっぱりあそこで打球を出すことによってまたプレーが起きて、何か起こると思うので。あそこで簡単に三振しちゃったのがよくなかったと思います」
活躍の喜びよりも、最後の打席を悔いた。今季のチームスローガン「この1点を、つかみ取る。」を体現するチャンスだった。試合後の井口監督も手厳しい。「2打席はいい形で打ちましたけど」としながら「最後にああいうところで三振というのがね。今年は1点をもぎ取るというところなのでね、ああいうところをやっていかないと1軍に残れないですし」と話した。
日大三から立正大を経て、プロ8年目になる。昨季出場は1試合のみ。唯一の打席は犠打だった。それでも井口監督は年末の総括会見で「吉田は長打力を生かせるように、と本人と話しました」と名前を出すほど期待をかけている。出場機会を増やすため、今春キャンプから一塁守備に本格的に着手している。
一塁は昨季、レギュラーの井上が終盤に不振に陥ったものの、取って代わる選手がいなかった。今も吉田、山口、佐藤都ら内野手登録でないメンバーが、1軍生き残りをかけ、一塁にチャレンジしている。吉田は特に、1軍に数少ない右打者でもある。だからこそ、9回の打席は吉田にとって大きかった。
井口監督は言う。「もちろん(相手の国吉が)いい投手というのは分かってるので。そういう投手からこそ1点を取るのが今年の課題なので、そこを彼らがクリアしないと。違うところで打っても、1軍には残れないなと思います」。あと10日もすれば、レギュラー陣が続々と合流し始める。2月の実戦は残り6試合。1つ1つの重みを意識しながら、サバイバルが続く。
ロッテは19日、本拠地ZOZOマリンで開催するオープン戦5試合のチケットを27日から販売すると発表した。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため入場者を5000人に制限し、一定間隔をあけての全席指定販売となる。
対象試合は以下。
◆3月6日 西武戦
◆3月7日 西武戦
◆3月12日 中日戦
◆3月13日 中日戦
◆3月14日 ソフトバンク戦
いずれも午後1時開始。
<練習試合:楽天2−1ロッテ>◇18日◇金武町ベースボールスタジアム
ロッテのドラフト3位、小川龍成内野手(22=国学院大)が対外試合初スタメンで初安打を放った。楽天戦に「9番遊撃」でフル出場。3回1死の第1打席、池田隆から中前打をマークした。練習試合6打席目での快音に「なかなかヒットが出ない中で、自分のスイングをしようと思って打席に入りました。1本出てホッとした」と安堵(あんど)した。
本拠地ZOZOマリンばりの強風の中、自慢の守備でも奮闘した。守備機会は8度。深い打球を追ってのテキサス安打や野選もあったが、ショートバウンドの難しい打球をさばくなどアピールした。「1歩目のスタートや球際の強さにこだわって練習している。プロの打球は強さや回転数もあるので慣れていきたいです」。目指す開幕スタメンへ、力を付けながら結果も求めていく。井口監督は「守備の中では一番足が動いている」と評価した。
ロッテ育成2年目左腕の本前郁也投手が楽天との練習試合に先発し、2回を2安打1失点。
初回先頭に四球を与え、打者3人で1点を献上したが、2回は1死一、二塁から村林を二ゴロ併殺に仕留めた。最速145キロを計測。育成投手では異例のキャンプ1軍抜てきで「丁寧にいこうと思いすぎて体が勝手に緊張してしまった。変化球に頼らずもっともっと(直球で)押せたらよかった」と、やや悔いの残る結果となった。
ロッテの2年目右腕・佐々木朗希投手(19)が19日、沖縄・石垣島の2軍キャンプで打撃投手を務めた。5球交代のフリー打撃に登板し、「打者相手に投げるのは今年初めてだったので、感覚を確かめること、そしてストレートをしっかりと投げ切ることを意識した」と、平沢に10球、山本斗にも10球、西川に5球。5分間で計25球を投げた。
登板後の佐々木朗は「できた部分とできなかった部分が自分の中ではっきりしたので、悪かった部分を修正して次に生かしたいと思う」と振り返った。
ロッテのドラフト4位・河村説人(ときと)投手(23)=星槎道都大=が17日、井口資仁監督(46)から“八回の男”への期待をかけられた。
「今いるメンバーで考えていかないと。若手に期待しています。河村は面白いと思う」
192センチの長身から最速150キロの速球、落差の大きなフォークボールを繰り出す。ニックネームは『キリン』で、1月の入寮時に木彫りのキリンを持参。下位指名ながらキャンプを1軍でスタートし、実戦デビューとなった16日の広島戦では1回をわずか7球で三者凡退に仕留めていた。
昨季終盤、勝利の方程式の一角として八回を担った沢村が米大リーグ、レッドソックスに入団したことが発表された。その穴を埋める存在として名前が挙がったのが河村だ。指揮官からの“指名”を受け「光栄なことだと思いますし、意気に感じて頑張っていきたい」と目を輝かせた。
この日に予定されていた日本ハムとの練習試合(名護)は降雨により中止。「パワーがあって、1年間、投げられる状態でいることが条件だと思う。言われたらやるしかない。そこを目標にやっていきたい」と気合を入れた。
レッドソックスは16日、ロッテから海外FA権を行使した沢村拓一投手(32)と2年契約を結んだと発表した。3年目は球団と選手の双方に選択権が付く。米メディアによると、保証されている総額は300万ドル(約3億1800万円)で、出来高などを含めると3年最大で765万ドル(約8億1100万円)に達する。スポーツサイト「マスライブ」は内訳の詳細を報じ、21、22年のベースとなる年俸は120万ドル(約1億2700万円)で、来季は成績次第で170万ドル(約1億8000万円)まで上積みできるとした。
沢村は自身のインスタグラムで、レ軍の本拠フェンウェイ・パークで撮影した写真とメッセージを投稿。「海外FA権を行使してからの今日に至るまで、悩み抜いて決断しました」(原文まま)などとつづり、移籍を報告した。球団の期待は大きく、まずはセットアッパーの座を前ヤンキースのオッタビノ、元広島のブレイシアらと争うべく、アピールが求められる。
ロッテから海外FA権を行使した沢村拓一投手(32)が17日、自身のインスタグラムを更新し、レッドソックスと2年契約を結んだことを報告した。
沢村は「この度、ボストン・レッドソックスと契約させて頂きました」報告し、レッドソックスの本拠地「フェンウェイ・パーク」で雪が積もったグラウンド内に足を踏み入れている写真を投稿した。
「海外FA権を行使してからの今日に至るまで、悩み抜いて決断しました」とし「決断するまでの想いや経緯は、自分の言葉で話せる機会にお話させて頂ければと思います」とつづっている。ハッシュタグには「#千葉からボストンへ」と添えた。
この投稿にフォロワーからは「これからも応援します!」「活躍期待してます!」「メジャーでも吠えまくって下さい!」「コロナが収まったらボストンまで行きます!」「マリーンズでの勇姿を忘れません」と激励する声が寄せられた。
大リーグ移籍を目指し、ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使した沢村拓一投手(32)が16日(日本時間17日)、レッドソックス入りを決めた。
◇ ◇ ◇
<レッドソックスのブルペン事情>
昨季30球団中ワースト4位の防御率5・79と低迷したリリーフ陣を整備することが、今オフの重要課題だった。沢村の他にここまで通算25勝19セーブの右腕
オッタビノをヤンキースからトレードで、通算26勝7セーブの右腕アンドリースをFAで、元ヤクルトのカラシティーをマイナー契約で獲得するなどベテランを次々と補強。抑えは155キロ超えの速球を持つ30歳右腕バーンズだが、コントロールに課題が残っておりセーブは7年間で通算15と抑えとしての実績はまだ乏しい。中継ぎ陣には、広島から18年にメジャー復帰し安定した働きを続ける右腕ブレイシアがいる。
ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使し、米大リーグ・レッドソックス入りが正式発表された沢村拓一投手(32)について17日、ロッテ井口資仁監督(46)がエールを送った。
日本ハムとの練習試合(沖縄・名護)が悪天候中止となり、練習後に取材に応じた。井口監督は「短い期間でしたが、昨年の彼の活躍、存在は非常に大きかった。彼が選んだ道なんでね。アメリカで活躍することを楽しみにしたいと思います」とコメント。
主に8回を任せていた勝利の方程式の一角が抜けることになる。「他の選手にはチャンス。それをしっかりものにしてもらいたい」と現有戦力の台頭を期待した。
河合克美球団社長兼オーナー代行も「将来メジャーという彼の夢が実現するのは非常にうれしいこと。ぜひ夢の続きを開花させてもらえたら。在籍は短かったけれど、彼が入ったことでファン、チームにインパクトを与えてくれた。ロッテの沢村がメジャーでも活躍してもらえたら、それほどうれしいことはない」と海の向こうでの活躍を願った。