いいんですか?これ。

マー君
キャラクタースタッフオーディション (マリーンズ公式)

マー君、リーンちゃん、ズーちゃん、COOL君の中の人募集



【採用人数】
・1キャラクターにつき3人

【勤務体制】
・出演はシフト制。イベントが重なった場合はそれぞれのイベントに1人ずつ出演。

【給与】
・当社規定による。

【選考方法】
・書類選考、面談、ダンス、パフォーマンス等の実技審査。



マー君の中の人がシフト制だったとは!じゃあ何ですか?マー君Aとマー君Bとマー君Cがいて、マー君Aがマリンで踊っている頃、同じ時間にマー君Bが新浦安、マー君Cが八千代台のユアエルムにいたりするんですか?どんな分身の術だっての。仲間を呼んでキングマー君にでもなるつもりか。それに今までの中の人はどうなるんですか。交代ですか?それとも増やすだけなんですか?

いやはや、こんな内容を公式サイトに載せてしまっていいんでしょうか。昨年5月の交流戦でマー君を襲ったいわゆる『Mの悲劇』を経て球団側が開き直ってしまったのでしょうか。確かに今年は日本一で注目度がアップしていますし、昨年以上にイベントを増やして人気を定着させたいという意気込みは理解できます。

しかし、球団経営とは夢を売る商売でもあるということを忘れていませんか?マスコットの中の人の求人を出したければ求人媒体だけに留めておくべきで、球団公式サイトで堂々と告知する性質のものではないと思うのです。球団公式サイトは老若男女問わず多くの人が見ています。なかにはマー君の中の人などいないことを信じている無垢な少年少女もいるでしょう。彼らの存在をどう考えるのでしょうか?
我々オトナだって同じです。我々がマー君を見るとき中の人のことなんて考えないでしょう。マー君はマー君、中に人が入っているのを承知の上で、一人の人格として接しているはずです。我々が見ているのはマー君であって中の人ではないのです。カラスコやB・Bもそうです。特にB・Bは中の人がファイターズ公式でコラムを書いていますけど、あれは中の人が一人であるゆえに、B・Bが書くコラムとして何の違和感もなく受け入れられているのではないでしょうか。それなのに、「1キャラクターにつき3人」って。夢を売る人たちが白昼堂々と夢を壊してどうするのか。看過できない問題です。

マリーンズという球団はファンサービスの面で他球団より先行していると言われています。しかしこういう問題が起こるにつけ、「ファン心理」の捉え方、という点で何か決定的な「ずれ」があるような気がしてなりません。少なくとも、マリーンズファンとしての私が考える「ファン心理」とは大きく異なるように思えるのです。それが端的に現れたのが先日の小坂のトレードでしょう。東スポの記事によると球団側は小坂は無口だから放出しても影響が少ないと思っていたらしく、トレード後になって小坂の人気の高さに驚いたといいます。こちらからすれば冗談ではない。ほんの数年前には、悲惨なチーム状態にあって小坂の存在だけが救いであり楽しみであった時期が確かにあったのですから。ファンを大事にと言いますが、今までファンの何を見てきたと言うのか。

26、という数字もそうです。先日チームの新しいファンクラブである「チーム26」について球団幹部がラジオでしゃべっていたのですが、その時やけに26という数字を強調することに対しとても違和感を感じました。例えばANAマイレージカードの番号に26という数字をいれることに対しアナウンサーは「ファン心理をくすぐりまくりですね」と手放しで絶賛していましたが、本当にそうなんですか?26と言う数字はそんなにありがたいものなんですか?自分には分かりません。

「ファンは26番目の戦士」と球団は言います。しかし自分はそう感じたことはありません。むしろ「俺たちが千葉ロッテ」というゲーフラこそが、マリーンズとファンの関係をよく表していたと思います。マリーンズとファンは一心同体であり、そこに順番や序列はないのです。1番目も26番目も関係ない、マリーンズと共に戦う、それが18連敗のときですら「俺たちの誇り」を歌い続けたマリーンズファンとしてのスタイルなのではないでしょうか。今まで自分はそう思っていました。

ですが、最近の球団のやり方を見ていると、どうも私の考え方は球団の考え方とあわないようです。想定するファン像が決定的に異なるのかもしれません。そもそもこの球団は今までファン心理というものをどれだけ考えてきたのでしょう。現場はともかく、上層部はむしろファンをないがしろにすることのほうが多かったと思います。最も大きな例が一昨年の合併問題です。瀬戸山氏は「パリーグは親会社が替わったり移転したり合併したり新規参入したりと大きく変わった中、マリーンズだけが変わらなかった」と言いますがとんでもない。まるであの合併騒動をなかったことにしたいかのようです。
いいですか?あの夏、マリーンズは、我々は福岡に行く、千葉のファンなどいらないと、はっきり態度で示したのです。私はそれを忘れていません。忘れてはいけないと思います。球団がファンのことを本当に考えているのなら、あの夏、何があって、何を話し合ったのかを、ファンの前できっちりと説明すべきです。きっちりとけじめをつけるべきです。それを果たさないうちは、本当の意味で球団がファンと向き合ったとは言えません。いくらファンだ26番目の戦士だと言っても白々しいだけです。

昨年球団は新機軸のファンサービスを次々に行い、その多くが成功を収めました。それは評価しています。しかし日本一によって大きくファンを増やした今だからこそ、球団の目指す方向性に対し疑問を呈さずにはいられません。球団の売り物は何で、それを買うのは誰なのか。球団を支えているのは誰なのか考えて欲しい、現状に浮わつくことなく、球団は足元をしっかりと見つめなおして欲しいと思います。


〜追記〜
「長くても100年程度の生活」さんの記事によれば、トップページから該当記事へのリンクが削除されたほか、記事中の各マスコット3人だとかシフト制といった表現が削られているそうです。これは単なるミスで片付けてはいけない問題です。九段にはもっとこう、根幹の部分で決定的な欠陥があるんじゃないかと思います。とにかく頭を冷やしてほしい。