勘違いもいい加減にしてくれ、と言いたい。

ロッテ千葉マリンスタジアム命名権買う 「ロッテ26スタジアム」改称へ (報知)

〜以下記事引用〜
ロッテが本拠地・千葉マリンスタジアムの命名権(ネーミングライツ)を買い取る構想を持っていることが6日、分かった。新球場名はチームがファンの背番号として位置付ける「26」を意識した「ロッテ26(トウェンティーシックス)スタジアム」。ロッテは現在、球場所有者の千葉市の協力を得ながら、外部への命名権売却に奔走するも、売却先は未決定の状況。今後オファーがなかった場合、ファンのため自ら命名権買い取りに動く。
(中略)
「ロッテ26スタジアム」改称が実現すれば、文字通りファンの聖地となることは間違いない。


なるかボケ!
26、26ってしつこいですよ。そんな番号ありがたくもなんともありません。感動の押し付けはやめていただきたい。
昨日のエントリにも書きましたけども、私は「26」という数字に何の愛着も感じていません。「ファンは26番目の戦士」と球団は言いますが、「俺たちが千葉ロッテ」というゲーフラが示すようにマリーンズとファンは一心同体であり、そこに順番や序列はなかったはずです。1番目も26番目も関係ない、マリーンズと共に戦う、それがマリーンズファンとしてのスタイルなのではないかと思います。

腹立たしいのはまるでファンのために改名するかのように書かれていること。おそらく球団はスタジアム名に「26」をいれることがファンサービスになると本気で信じているのでしょう。ロッテの上層部は相変わらずズレていますね。

だいたい命名権売却は本来増収策のはずなのに本社が買ってどうするんですか。5年15億円という空気どころか市場すら読めていない価格設定じゃ買い手がつくはずありませんし、例え年間10億円でロッテ本社が買い上げても球団の赤字を親会社が補填する従来の形はなんら変わらないわけです。確かに球団を通さず10億投下すれば帳簿上球団の赤字は減りますが、球団の経営改革という点ではまったく意味がありません。そんな見かけ上の収支改善のためにファンの思い入れが詰まった「マリンスタジアム」という名称を消してもらっちゃ困ります。せめて「千葉ロッテマリンスタジアム」ぐらいにはして欲しいものです。

そもそもロッテの命名権購入にどれほどの効果があるのでしょうか。仮にロッテ本社が球場の命名権を買い上げたとしても、すでに球団名にロッテの文字が入っているわけですから、スタジアム名にロッテの名を冠したところでそれほどの宣伝効果は見込めないと思われます。どうしてもスタジアム名にロッテの名を冠するというなら、その代わりに球団名からロッテの名を消すべきです。

非常に衝撃的な内容ですが、今回の記事は決定事項ではなく、現在の『千葉マリンスタジアム』という名称を維持する案もあるようです。球団、というよりも本社が勝手に暴走しているだけのような気もしますね。

いずれにせよ「千葉マリン」はファンにとって非常に愛着のある名称です。それを簡単に捨てていいのでしょうか。当ブログ『マリンブルーの風』は千葉マリンの「ロッテ26スタジアム」への名称変更に反対します。