「これからは、パリーグです」

かつての新庄の発言が、ビジネスの世界でも実現しそうです。

公式HPなど一括管理 パ・リーグ6球団の共同事業会社 (サンスポ)

パ・リーグ6球団が立ち上げた共同事業会社、パシフィックリーグマーケティング(PLM)が各球団の公式ホームページと携帯用の公式ホームぺージを一括で管理することになりました。マリーンズの場合、携帯用ホームページは既にリニューアルされていますが、公式ホームページは31日のリニューアルになるようです。

要するにメジャーリーグと同じ方式です。メジャー公式と薮田のいるカンサスシティ。ロイヤルズ、コバマサのいるクリーブランド・インディアンスのホームページを見てみましょう。

メジャーリーグ公式 ロイヤルズ公式 インディアンス公式

各球団の独自コンテンツもありますが、基本的なフォーマットは同じです。リーグ一括管理にすることによってかなり効率化することができます。例えば選手の成績や日程等の各種データの管理を一元化できますし、リーグ全体の施策も周知しやすくなりますね。
また、今年から携帯向け有料動画配信サービス「プロ野球24」もオリックスが加わりパ全球団の試合が見られるようになります。帰宅時の強い味方がパワーアップしました。

さらに、パリーグはこれまで安く買い叩かれていた放映権料の改善についても動き出しました。

パ5球団 CS放送独占放映権売却 (スポニチ)
パの6球団をヤフーで動画中継 (スポニチ)
IT時代へ先行投資 共存共栄へ新モデル (日経)
G.T.エンターテインメント社による公式発表

日ハムを除くパリーグ5球団がCS放送の放映権をソフトバンクの子会社であるG.T.エンターテインメント(GTE)社に売却し、GTE社が各放送局の放映権を売却するということです。日ハムはGAORAとの契約が残っており今回は参加していません。GTE社の放映権一括取得によって今季はヤフー動画にてパリーグ全試合を観られるようになります。

パ・リーグのTV放送に暗雲 (日経)

しかし、肝心のCS放送は大手放送局のJSPORTS社が放映権の買取に難色を示しています。おそらく提示された販売額が高いためでしょう。JSPORTS社は昨年ロッテ、西武、オリックスの主催試合を中継しました(楽天はSKY・A、日ハムはGAORA、ソフトバンクはJSPORT・ISPN)。ならば来季のスカパーによるマリーンズ戦の放送は無くなってしまうのでしょうか。
さすがにそれはないと思います。孫正義氏もJSPORTS社が言い値で買い取ってくれるとは思っていないはずです。まだヤフー動画は万人の視聴に耐えうる品質ではありませんし、テレビ放送が無くなるデメリットはパリーグ側にとって計り知れません。またJSPORTS社にとっても、プロ野球は海外サッカーに並ぶ優良コンテンツです。これから交渉を重ね、落し所を見つけていくのでしょう。

1/20(日)に千葉市内で行われた講演会、「千葉ロッテマリーンズ 地域融合で進める経営改革」でも、マリーンズの荒木執行役員がパリーグが一体となったビジネスの必要性、メディア戦略について話をしていました。
讀賣を頂点とした収益モデルに頼れないパリーグは自立したビジネスモデルを確立し、新たな収益源を探す必要があります。。IT時代を見据えた先行投資を行いつつ、放映権ビジネスを収益の柱に育てたい、これがパリーグ側の思惑です。今回の放映権の一括取得、売却もその一つでしょう。つまり今回の件はソフトバンクの独断専行ではなく、パリーグの戦略の一環として見るべきです。
なにせ2004年当時の千葉テレビによるマリーンズ戦の放映権料が1試合15万円です。安すぎます。それが今年は1球団あたり3、4億円程度の放映権料が入るわけですから大きな前進ですよ。今後の動きを見守りたいと思います。

なお、地上波については今までどおり球団側が個別にテレビ局と交渉するようです。今年チバテレビの放送が減ってしまうということはありませんので倉さんファンも初芝教信者も安心ですね。さらに今年は千葉・・・。
おっといけません。これ以上は荒木執行役員に口止めされていたのです。
「正式発表前なのでブログにも書かないでください」と荒木執行役員が言ってましたので、もう少し待ちましょう。

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