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フロント、バレンタイン監督、ファンを巡るゴタゴタは未だ解決の糸口が見えない状態です。
とは言え、GWのマリンでは4月下旬に出たフロント球団横断幕が出ませんでしたし、球団側も全面封鎖していた1塁側球場外周通路を再び開放するなど、ファンサービスの改善が見られます。
このまま双方歩み寄ってくれればいいのですが、どうもメディアを通じてファン心理を逆なでするネタの投下が止まりません。

ロッテ「東京移転」は交渉カードか…千葉と関係悪化  (夕刊フジ)


ロッテ球団が東京ドームへの移転を検討していると言う内容です。
マリンに隣接する形で開幕前には完成させるはずだった室内練習場が、土地を所有する千葉県との交渉が難航して構想自体が頓挫しかけている現状を打破するため、東京ドーム移転を交渉カードとして使う可能性があると記事は述べています。
東京ドーム側にとっても悪い話ではなく、梅雨時等を中心に年間20試合程度東京ドームでロッテ主催試合を行う検討されているのだとか。

どうなんですかねこれは。
ロッテ側が交渉カードとして使っている可能性はありますが、マリンスタジアムはすでに球団による多額の投資が行われていますし、日本ハムが東京ドームから札幌に移った経緯を考えれば移転は現実的ではありません。
そもそも球場使用料が高すぎますし、物販収入もロッテが総取りにはできないでしょう。
またファンに喧嘩を売っての移転であればコアファンがごっそり抜け落ちますから、動員は確実に減ります。
赤字削減が至上命題であれば、東京ドーム移転は逆に赤字を増やすだけであり、東京ドームへの移転は賢い選択肢ではないと思います。

そもそも、このネタは東スポが取り上げてません。だからガセですよきっと。
東スポはスポーツジャーナリズムの良心。ロッテネタでは唯一信用できるメディアソースです。
そんなわけで最近の私は東スポを欠かさず買っています。ジョニーのコラムも読めてお得ですよ。
今日の東スポには、昨日のライトスタンドでファンが自作したバレンタイン神社が持ち込まれた話が記事になっていました。

ロッテがらみで特に秀逸だった記事は次の二つ。
雷庵博人の「遺書いで口で吸え!」さんのところでも紹介されています。

まず一つ目は4/30付の記事です。

ロッテ内部分裂 選手にも飛び火 ファンを扇動しているのは監督?疑心暗鬼に・・・

大まかな内容は以下の通りです。

・バレンタイン監督の求心力が低下している。
・石川副代表から試合に集中するよう訓示があったが、集中力を乱している当事者の発言では効果なし。
・チーム内に「暴走する一部ファンを扇動し情報提供しているのはボビー自身」という共通認識がある。
・選手やチーム関係者からは、「ボビーはよく選手とともに、選手のために戦うとか言っているけど、だったらあの応援を何とかして欲しい。
選手の事を考えているんだったら、一部ファンに頭を下げてでも『試合に集中させてほしい』と言うべきじゃないか。もし、それができないなら、自身の延命しか考えていないことになる」、今はとにかくみんな耐えている。誰かが(監督について)不満を言い出したらそれこそ空中分解しかねない」との声が上がっている。

暴走する一部ファンとはMVPのことでしょう。以前MVPが主導してバレンタイン監督の成田到着を出迎えるイベントがありましたが、その時は「なぜバレンタイン監督が搭乗する便名とその到着時刻が分かったのか」という疑問の声があがりました。MVPとバレンタイン監督がつながっていると見られても仕方が無いですね。

この日の最終面は「祝1500勝、野村監督に植毛1500本」というステキな見出しでしたが、この記事自体は「一番の被害者は選手たち」というもので、私を含めフロントに声を上げているファンにとっても重い内容となっています。全文は、「東スポ関根記者のロッテ関連記事は大変信頼できるでござるの巻」を参照してください。


もう一つは5月5日付の記事です。

ロッテフロント心が狭い「バレンタイン神社」なかったことに・・・

記事の内容は、今チーム内で「今季の低迷はバレンタイン神社の呪い」という噂が浮上している。バレンタイン神社は今まで球団のシンボルとして親しまれていたが、今季限りでチームを去るバレンタイン監督の影響力を恐れて、フロントが封印したらしい。西武のカブレラ地蔵はファンに説明した上できちんと御祓いをしてから倉庫にしまったというのに、ロッテは何をやっているのかというものです。全文は雷庵さんの「東スポ・関根記者がバレンタイン神社問題を鋭く追及!」をお読みください。

それにしてもこの記事の後半はすばらしい!ファンの気持ちを代弁してくれています。

フロントは表向き「監督の最終年をバックアップする」と公言するが、実情はまるで違う。バレンタイン神社もかつては球団グッズの初売りに登場させたり、バレンタインの名にちなんで「恋愛に効く」など縁起物として球団も商売に利用してきた。それを今さらなかったもののような扱いをすればファンの反発を買うのも当然だ。
 「要するにやり方が下手なんだよ。バレンタイン監督が嫌いでも功労者には違いないんだから、きれいに花道を飾らせてあげればいいのに」。今回のフロントの措置には球団の中立派からも批判の声が上がり、関根も「本当に心が狭いわね・・・」とあきれるしかなかった。



そうなんですよ。バレンタインいじめや、露骨なサービスダウンなど、フロントのやり方があまりにもまずいからファンは反発しているんです。それをきちんと取り上げてくれるのは東スポだけです。

そこへ行くと今週の「週刊ベースボール」の記事はひどい。完全に球団の提灯記事です。

記事は「検証リポート 一体何がおきているのか、千葉ロッテのお家騒動」という表題で見開き2ページにわたって書かれています。
前半は現状の説明ですが、問題は後半。バレンタイン監督の功績を讃えた上で、このように書かれています。

 球団は28億円の巨額の赤字を抱える。その一員がバレンタイン体制の維持で、推定5億円の同監督の年俸に加えて子飼いのスタッフの雇用などに毎年8億円の巨費を要すると言われている。費用対効果の見直しは急務で、成績面でもやや陰りが見える昨今、九回に新風を吹き込んだ指揮官の一定の役割は一区切りついた感もあった。

 コストを抑え、人気と実力をさらにアップさせる−。折からの世界的な景気悪化も重なり、経営者サイドが次のステップを踏み出す過渡期と捉えるのも当然の判断と言えた。「改革」に痛みや摩擦は付き物である。それに反発するものとの間で火花が散るのは、九階では日常茶飯事のこと。そもそも、この世界での球団の意思決定とはチームへの社会的な注目度とは反比例するように閉鎖的で、きわめて少数で行われてきた。どの組織にも権力闘争は存在するが、球団経営には有形無形の”利権”もあるため、その争奪を巡ってエスカレートしやすい側面が常にある。
 しかも、ロッテ球団にはバレンタイン監督のシンパが少なくなかった。「改革」で外れるまで要職についていた球団職員が多く、バレンタイン監督の影響力の大きさ、そしてそれが中枢まで浸透していたことも、ここまで騒ぎを大きくした要員であることは間違いない。

 お家騒動の類いは過去、確かに他球団にもあった話ではある。選手会長の清水直行投手が「こういう騒動は必ず来ること。それが今起きているだけ。振り回されずフロントと選手が一体となりたい」と言うように、選手たちは基本的には冷静に受け止めている。しかし「改革」の副産物がこのような形で出てくるのは珍しいことだ。
 チームは開幕から低迷し、5月5日現在借金7で最下位に沈む。戦力が拮抗している今季のパリーグにあって、グラウンド外の雑音がグラウンド内に悪影響を与えている一面も否定できないだろう。
 今後この騒動が終息していくかどうかは、まだ不透明だ。チームの勝敗とは無関係なところに、バレンタイン監督の続投や球団の現執行部の退陣を求める意志があるからだ。
 すべてのファンが、グラウンド上の出来事のみに集中し、一喜一憂できる日。その一刻も早い訪れが求められている。


バレンタイン監督の署名活動の模様を写した写真には、ご丁寧にも「球場外には監督続投を求めて署名活動が展開されているが、素通りする人も少なくない」とのキャプションが添えられています。これではバレンタイン監督の残留を求めるファンが一方的な悪者です。あまりにもフロントの主張に沿いすぎていませんか?私はバレンタイン監督の残留には賛成しないものの、さすがにこの記事はひどいと思います。

そもそも、バレンタイン監督残留を求めるファン側へは取材したのでしょうか?
双方の言い分を聞いたうえで記事にするべきで、それをしないのはフェアじゃありませんよ。
彼らファン側、要するにMVP側の主張は以下のMVP公式サイトでその一端を知ることが出来ます。
このブログをお読みの方の中には、今ライトスタンドで何が起きているかご存じない方もいらっしゃるでしょうから、一度は目を通していただくことをお薦めします。その上で、彼らの主張に乗るか乗らないかを決めればいいでしょう。


MARINES VICTORY PRODUCTIONS公式

バレンタイン残留とフロント退陣を求める理由

騒ぎが大きくなった原因はフロントの「やり方」の問題であって、フロントに反発するファンがすべてバレンタイン監督の残留を求めているわけではないのです。しかし、どうもマスコミが伝える内容は「反フロント=バレンタイン一派」となっているものばかり。これでは今の球団が抱える問題が監督の去就問題のみに矮小化されてしまいます。
今となってみれば、監督擁護を強調するやり方は本当に妥当だったのかという疑問もあります。今更引っ込みはつかないでしょうけど。
ただ、純粋にバレンタイン監督を支持する方のファンとしての心情を否定することはできません。だから私自身署名はしないものの、署名活動自体をとやかく言うつもりはありません。

自分としては、とにかく球団とファンが歩み寄り、説明と質疑応答の場を設けて欲しいです。
今のすばらしいマリンスタジアムはMVPや一般ファン、現場職員、バレンタイン監督、フロントが一体となって作り上げてきたもの。しかも今まで球団はファンの応援を商売のダシに散々使ってきました。にもかかわらず監督の去就で揉めたという理由だけでファンの切捨てに掛かるのは義理を欠きます。まずは、話し合いの場を設けること。解決の糸口を探るとすればそれしかないと思います。


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