
ニュージーランド旅行記の第11回です。
今日は鉄道の旅。北島を南北に縦断する長距離列車、ノーザンエクスプローラー号に乗車します。
車窓に広がる緑豊かな大自然。列車は北島の南部へと入りました。
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■5日目 2018年12月24日 月曜日
ニュージーランド北島中部のオークランドから北島最南端のウェリントンまで約11時間かけて南下する長距離列車ノーザンエクスプローラー号に乗車しています。
かつてオーバーランダー号と名乗っていた時は毎日1往復運行され、停車駅も今より多かったそうです。
2012年にノーザンエクスプローラー号に置き換わってからは週3便に削減され、停車駅も大幅に減りました。
オークランドやウェリントンの都市圏を外れると沿線には人口数千人から2万人程度の小さな町しかなく、高速バスで十分賄える程度の旅客需要しかなかったのです。

トンガリロ国立公園のある山岳地帯を経由し、ノーザンエクスプローラー号は南へと進んでいます。

時刻は午後1時半。お腹が空いたのでカフェカーに行ってサンドイッチを買いました。
商品を手に取って注文できるので英語ができなくても問題ないのですが、非常にまずいサンドイッチでした。
イギリス連邦なだけに、こんなところもイギリス流です。

13:57にオハクネ駅に到着。

トンガリロ山岳国立公園の南側にある小さな駅です。

木造のかわいらしい駅舎ですね。4分ほど停車し、13:57に発車しました。

ステーションミュージアムと書いてあります。
何が展示されているか興味がありますが、ノーザンエクスプローラー号は週3便なので一度降りると次の列車は2日後です。

一面の牧草地帯に羊が点在しています。

広大な畑。曇っているのが残念です。

12月は南半球のニュージーランドなら初夏なのですが、肌寒くなってきました。
真冬の日本から持ってきたフリースを着込みます。

列車から逃げていく羊たち。

貨物列車とすれ違います。ニュージーランドの鉄道は貨物が主役です。

斜めに横切る踏切を通過します。

白い雪を頂いた高い山が見えてきました。日本人からは「ニュージーランド富士」と呼ばれる山ですが、雲に隠れていて全容がわかりません、。

ワイオウル駅を通過。
標高814メートルで、ニュージーランドの鉄道駅としては最も高い位置にある駅でした。
ただ、乗客がいなかったこともあり2005年に廃駅となりました。

小高い丘と小川のせせらぎ。

列車は山岳地帯をゆっくりカーブしながら進みます。

ヒヒタヒという不思議な名前の信号場。西武の奈良原コーチのユニフォームを思い出しました。

標高が高いせいか高い木がありません。

カーブにさしかかったので列車の後方を撮影します。

先ほど通った橋が見えました。

本当に何もないですね。ときたま小さな集落がある以外はまったく人家を見かけません。

時刻は3時を過ぎました。終点のウェリントンまでは約3時間です。
北島中部の山岳地帯を抜けるとやや大きな町に差し掛かりました。

住宅やお店が集まっています。

タイハペを通過。
2012年まではノーザンエクスプローラー号の前身であるオーバーランダー号が停車していました。現在は廃駅となりました。
タイハペは今でこそ人口1700人程度の小さな町ですが、1960年代までは栄えていたそうです。
かつてにぎわったであろう駅前はさびれ、駅前商店も廃業してしまっています。

立派な駅舎がかつての面影を残しています。

再び山岳地帯を走ります。

川の水が長きにわたって大地を削り続けた結果がこの地形なのですね。
はっきりわかります。

川を渡ります。谷が深い!

川の流れが豪快に山を削ったのでしょう。
何万年かかって今の地形になったのでしょうか。

地学マニアが大喜びしそうな地形です。

白い崖のふもとに小さな町が見えてきました。

マンガウェカというヨーロッパの田舎町のような落ち着いた雰囲気の町です。
かつては駅がありましたが、1971年に廃駅となり、その後取り壊されました。

白い崖と白い家と白い羊。

列車は川に沿って南下していきます。

人家が増えてきました。狭い広場に羊がたくさんいます。

北島西岸の主要都市ワンガヌイからの支線が合流してきました。
貨物のみで旅客列車は走っていません。

立派なホームの大きな駅を通過。
マートン駅です。かつては支線が分岐するターミナル駅だったものの、乗客数の減少により2012年に客扱いを廃止しました。

駅は廃駅となりましたが、広いホームの中ほどに設けられた駅舎はそのまま残っています。
そして広大な駅構内を東西に貫く地下通路は現在も使われています。

ウェルカムトゥマートンの文字が寂しげです。

せっかく鮮やかな絵が描かれているのに駅として使わないなんてもったいないですね。

整然と区画された住宅街。マートン以南は首都ウェリントンの都市圏に入ったようで、人家が増えてきます

久々に町らしい町です。

フィールディング駅を通過。この駅も2012年に廃駅となりました。
フィールディングは人口17000人の町。肥沃な農業地帯です。

フレンドリー・フィールディングと書かれた看板がありました
駅舎はフィールディングの観光案内所として再利用されています。

立派な駅舎ですね。
フィールディングからウェリントンまでは時折観光列車が運行されているようです。
Feilding and District Steam Rail Society Inc

駅構内に停車中の貨物列車。

せっかく立派な駅舎が残っているのにもったいないです。
昨今は鉄道の再評価が進んでいますし、マートン以南からウェリントンまで旅客列車を復活させようという動きはないのでしょうか。
次回も鉄道の旅、終点のウェリントンに到着します。
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ニュージーランド北島中部のオークランドから北島最南端のウェリントンまで約11時間かけて南下する長距離列車ノーザンエクスプローラー号に乗車しています。
かつてオーバーランダー号と名乗っていた時は毎日1往復運行され、停車駅も今より多かったそうです。
2012年にノーザンエクスプローラー号に置き換わってからは週3便に削減され、停車駅も大幅に減りました。
オークランドやウェリントンの都市圏を外れると沿線には人口数千人から2万人程度の小さな町しかなく、高速バスで十分賄える程度の旅客需要しかなかったのです。

トンガリロ国立公園のある山岳地帯を経由し、ノーザンエクスプローラー号は南へと進んでいます。

時刻は午後1時半。お腹が空いたのでカフェカーに行ってサンドイッチを買いました。
商品を手に取って注文できるので英語ができなくても問題ないのですが、非常にまずいサンドイッチでした。
イギリス連邦なだけに、こんなところもイギリス流です。

13:57にオハクネ駅に到着。

トンガリロ山岳国立公園の南側にある小さな駅です。

木造のかわいらしい駅舎ですね。4分ほど停車し、13:57に発車しました。

ステーションミュージアムと書いてあります。
何が展示されているか興味がありますが、ノーザンエクスプローラー号は週3便なので一度降りると次の列車は2日後です。

一面の牧草地帯に羊が点在しています。

広大な畑。曇っているのが残念です。

12月は南半球のニュージーランドなら初夏なのですが、肌寒くなってきました。
真冬の日本から持ってきたフリースを着込みます。

列車から逃げていく羊たち。

貨物列車とすれ違います。ニュージーランドの鉄道は貨物が主役です。

斜めに横切る踏切を通過します。

白い雪を頂いた高い山が見えてきました。日本人からは「ニュージーランド富士」と呼ばれる山ですが、雲に隠れていて全容がわかりません、。

ワイオウル駅を通過。
標高814メートルで、ニュージーランドの鉄道駅としては最も高い位置にある駅でした。
ただ、乗客がいなかったこともあり2005年に廃駅となりました。

小高い丘と小川のせせらぎ。

列車は山岳地帯をゆっくりカーブしながら進みます。

ヒヒタヒという不思議な名前の信号場。西武の奈良原コーチのユニフォームを思い出しました。

標高が高いせいか高い木がありません。

カーブにさしかかったので列車の後方を撮影します。

先ほど通った橋が見えました。

本当に何もないですね。ときたま小さな集落がある以外はまったく人家を見かけません。

時刻は3時を過ぎました。終点のウェリントンまでは約3時間です。
北島中部の山岳地帯を抜けるとやや大きな町に差し掛かりました。

住宅やお店が集まっています。

タイハペを通過。
2012年まではノーザンエクスプローラー号の前身であるオーバーランダー号が停車していました。現在は廃駅となりました。
タイハペは今でこそ人口1700人程度の小さな町ですが、1960年代までは栄えていたそうです。
かつてにぎわったであろう駅前はさびれ、駅前商店も廃業してしまっています。

立派な駅舎がかつての面影を残しています。

再び山岳地帯を走ります。

川の水が長きにわたって大地を削り続けた結果がこの地形なのですね。
はっきりわかります。

川を渡ります。谷が深い!

川の流れが豪快に山を削ったのでしょう。
何万年かかって今の地形になったのでしょうか。

地学マニアが大喜びしそうな地形です。

白い崖のふもとに小さな町が見えてきました。

マンガウェカというヨーロッパの田舎町のような落ち着いた雰囲気の町です。
かつては駅がありましたが、1971年に廃駅となり、その後取り壊されました。

白い崖と白い家と白い羊。

列車は川に沿って南下していきます。

人家が増えてきました。狭い広場に羊がたくさんいます。

北島西岸の主要都市ワンガヌイからの支線が合流してきました。
貨物のみで旅客列車は走っていません。

立派なホームの大きな駅を通過。
マートン駅です。かつては支線が分岐するターミナル駅だったものの、乗客数の減少により2012年に客扱いを廃止しました。

駅は廃駅となりましたが、広いホームの中ほどに設けられた駅舎はそのまま残っています。
そして広大な駅構内を東西に貫く地下通路は現在も使われています。

ウェルカムトゥマートンの文字が寂しげです。

せっかく鮮やかな絵が描かれているのに駅として使わないなんてもったいないですね。

整然と区画された住宅街。マートン以南は首都ウェリントンの都市圏に入ったようで、人家が増えてきます

久々に町らしい町です。

フィールディング駅を通過。この駅も2012年に廃駅となりました。
フィールディングは人口17000人の町。肥沃な農業地帯です。

フレンドリー・フィールディングと書かれた看板がありました
駅舎はフィールディングの観光案内所として再利用されています。

立派な駅舎ですね。
フィールディングからウェリントンまでは時折観光列車が運行されているようです。
Feilding and District Steam Rail Society Inc

駅構内に停車中の貨物列車。

せっかく立派な駅舎が残っているのにもったいないです。
昨今は鉄道の再評価が進んでいますし、マートン以南からウェリントンまで旅客列車を復活させようという動きはないのでしょうか。
次回も鉄道の旅、終点のウェリントンに到着します。
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