9月の初めは「講演会」続き

地元の四天王寺大学創立50周年、四天王寺短期大学創立60周年記念行事として、ノーベル医学生理学賞を受賞された「山中伸弥先生」の、セミナーを聞きに行きました。9月2日(土)のことでした。

山中先生は神戸大学医学部を卒業され、一時、臨床医として勤めておられましたが、「臨床医」は向いていないとご自分で思われ、大阪市立大学大学院に再入学。そこから研究者の道を歩みだしたとのこと。お話は、C型肝炎で亡くなられたお父様のこと、また、それを助けることができなかった悔恨の思い、そしてそれゆえに選んだ研究者の道……、それがips細胞発見(組成)につながっていったことなど、物語のような実話でした。

ウィットに富んだ話っぷりは、生来の明るさと、センスの良さを感じさせるものでした。また、研究開発のための素材(臓器)などが足りないこと、あまりに高額な医療費になっている現代医学のことなど、課題も提起されていました。そしてips細胞が、それらを解決する要素になりつつあることに言及されていました。多くの医学者が、それらに貢献されていることを、個人ごとの写真やお名前で紹介しているところも、山中先生の誠実なお人柄を表すものになっていたと思います。
山中伸弥先生

















翌9月3日(日)には、人気タレントで、明治天皇の玄孫でもいらっしゃる「竹田恒泰先生」の、古事記の物語の話を聞きに行きました。

藤井寺と同様、八尾市も日本の古代から続く町です。竹田先生によりますと、地元の古い神社は、古代からずっと現在までそこにあり続けているのだそうです。

竹田先生の、三種の神器の話はとても興味深いものでした。三種の神器とは、「鏡」「剣」「勾玉」だそうです。これがものすごく重要なもので、これがないと天皇制は継承できないのだそうです。現代でもそうで、昭和天皇が崩御なされた時、その五〜六時間後には、皇居において、今上天皇が、それを引き継がれる祭祀が執り行われたのだそうです。

竹田先生によりますと、日本は世界一古い国だそうです。天皇陛下は万世一系であり、わかっているだけでも2000年以上前から続いているということです。中国も、ヨーロッパの国々も、古い感じがしますが、幾つも幾つも王朝が入れ替わり、その度に、違う国になってきたということです。そういえば、中国など、易姓革命と言って、王さんが信頼を失くすと、次の覇者が出てきて、新たな王になってきたわけですね。新たな王朝は、前時代のことを、「ぼろくそ」に言い、歴史もすべて自分たちに都合の良いように書き換えるらしいです。そういえば、今の中国も、まったくの嘘の塊だと思います。中国共産党の歴史など、嘘っぱちです。

私は以前から、竹田恒泰先生のファンでしたが、今回の熱のこもった話で、一層のファンになりました。
竹田恒泰先生
















9月2日(土)、9月3日(日)は、楽しく有意義な日でした。