就職して3年ぐらいは日経を購読していましたが、やめました。

日経の記者と企業の広報部の持ちつ持たれつの関係が生み出すアドバルーンまがいの観測記事

たとえば今日の「サーバー型放送、2007年度開始へ」なんかは、観測記事の好例です。このレベルの観測記事は2000年頃から何回も掲載されています。

大学で就職活動をしていたころは、素直にすべての記事を真実と思って読んでいましたが、会社に入って記事の作られ方の実態を知るにつれ、年に5万の料金を払うのが馬鹿馬鹿しくなりました。

この本の攻撃の対象は、そういった部分よりも、特にその時々のアメリカ型を絶対「正」とする日経の論調がいかに首尾一貫していないか、日本をミスリードしてきたかという部分に集中しています。

さらに「それでも日経新聞しかまとまった情報源がないから読むしかない」という人向けに、日経新聞の読む際の注意点をもまとめてくれています。

日経の記者もサラリーマンなわけで、書く記事がなければ紙面を埋めるべく観測記事でもアメリカの受け売りでもなんでもしちゃうんだろうなと、個人的には記者に同情できなくもないですが。

よろしくないのは、本来は読みたくなければ読まなければいいだけのはずが、上司の世代とコミュニケーションするには、どうしても日経を読まなければ会話が成立しない、それだけの理由つまり上司からの強制や惰性で今の読者数が支えられているという点です

オリジナルの情報源をもっていることは優秀なリーダーの一条件であり、日経新聞の大見出しを部下との話題にするようなベタな上司に優秀な人はいません。

日経新聞を読まない若い人はどんどん増えています。読まないから優秀な上司にならないかと言ったらそんなことはありません。

そしてそのような彼らが上司になっても、部下に「日経も読んでないのか、読め」と強制することはないでしょう。

彼らがベタな上司を追い越す時代になれば、加速度的に日経新聞の読者が減っていくことは間違いありません

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