大前さんの最新刊が出ました。


週刊ポストの連載記事が元ネタということもあり、どこから読んでも面白い雑誌のような本に仕上がっています。


大前研一の仕事術

前半の1章〜3章は、最新版「大前流仕事術」の数々が並ぶパート。

大前さんは昔から常々IT・語学・財務は勉強しろと繰り返しておっしゃっていますが、最近特に入れ込んでいるのは日本のビジネスパーソンの英語力向上のようで。
私は、英語をはじめとする語学の教育は、人間の本能に従って、赤ちゃんが言葉を覚える順番でやるべきだと考えている。つまり、「聞く→話す→書く→読む」という順番である。
このメソッドでのeラーニングコースも開講するほどの入れ込みようです。

私がお奨めする英語学習法は、まず「聞く」こと。具体的には、CNNを流しっぱなしにしておく。
CNNはケーブルTVやスカパーで視聴する手もありますが、テレビだとながら聞きができず映像に気を取られてしまうので、私はiTunesラジオにリストアップされている“CNN650RadioNews”を聞いています。これは結構おすすめです。

s-itunescnn















大前研一の取材力

後半4章〜5章では、大前さんの取材力が光ります。

ちょっとでも「いい」という話を聞けば、とにかく自分自身で海外に出向き、工場や現場をじっくり見て評価しようという行動力がすごい。

ZARAやH&Mあたりの新興アパレルも、ブレイクする相当前から自身の番組で何度も取り上げてらっしゃいましたし、その真贋を見極める目は本物。

そんな大前さんがこの本で紹介している最近の注目株で気になった会社が3つ。

フレッシュディレクト
  牛肉・野菜・果物・コーヒーなどを時間指定で格安で届ける
  食品宅配会社。
鴻海精密工業(フォックスコン)
  DS、Wii、PS3、iPhone等、世界のあらゆるハイテク機器の
  製造を請け負う、電機業界の再編のカギを握る製造請負会社。
エクスペディア
  ネットの旅行コンシェルジュ。日本でもサービス開始済み。

エクセレントカンパニーをいち早く見つけ、訪問して研究し、その良いところを紹介し、日本の産業活性化につなげようとするバイタリティには頭が下がります。


大前研一の啓発力

大前さんのこういった啓発活動を、「あの自慢口調が鼻に付くから」という理由で評価しないのはお門違いだと思います。

大前さんは、自分自身のアグレッシブな言動を通じて日本のビジネスマンを鼓舞・叱咤激励しようとしているだけで、そこに(ご自身の番組・講座の宣伝は混ざってたりしますけどw)害はないはず。

65歳の大先輩がこんなにも情熱的に啓発してくれるなんてありがたい、ともっと感謝してもいいのでは?と思います。

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