ケース

Xが取引しているA社について「営業不振で資金繰りに窮している。メインバンクのY地銀が手を引き、Z信金と取引するようになった。」との噂が聞こえてきている。
平成20年2月7日現在のXとAの取引状況は以下の通り。
1)債権残高
  2,700万円(売掛債権850万円/受取手形債権1,850万円)
2)個別契約
  Aからは2月出荷分として300万円の注文があり受注済み。
3)担保
  。措卍控擇咾修良磴慮朕擁歉據粉間及び限度額の定め無)
  ■舛猟蟯預金500万円に対する質権設定、預金証書
  Aの不動産に、順位4番極度額2,000万円の根抵当権設定
   登記。先順位は取引銀行2行と商社1社の根抵当権で極度
   額3億円
4)その他
  。愍ι覆蓮■舛惱于戮垢訃豺腓硲舛了愎淦茲膨樵する場合
   がある。
  ■舛箸蓮■惱蠶蠅稜簀禊靄楫戚鷭颪砲茲蠏戚鵑靴討り、
   3),慮朕擁歉擇呂修侶戚鷭颪悗力⊇陲砲茲襪發痢
  最近XはAより毎月150万円程度の商品を購入している。


問題

A社長より2月9日付け手形350万円のジャンプ要請が入った。手形ジャンプに応じ取引を継続したところ、Aの仕入先の一部が取引を打ち切り始め、Aの資金繰りが一層悪化、Aの常務でXに行為的なB氏から「一週間後に手形が不渡りになる」との情報がもたらされた。
法的に許される範囲で、どのような債権回収方法があるか。


回答

1)担保の再評価と回収不能債権の見積もり
3種類の担保のうち、Aの不動産の現在価値を試算した上で、質権設定している定期預金債権とあわせXのAに対する債権のうち回収不能となる見込み額を見積もる。
AおよびAの父の個人保証については、金融機関等にも同様の保証を差し入れていることは間違いなく、回収見込み額の試算に組み入れるべきでない。
2)売買契約の解除
個別売買契約及び売買基本契約の合意解除を行う。
3)商品回収の交渉
Xの商品がA及びAの指図先にあれば、Aの承諾および指図先の承諾を得た上でいち早く回収する。
4)代物弁済の交渉
現金はないことが予想されるので、他の在庫商品等による代物弁済に応じられないかを交渉する。
5)相殺
XはAより毎月150万円の商品を購入していることから、相殺適状にある債権債務を相殺すべく、Aに対し配達証明付き内容証明郵便で相殺通知を送付する。
商品の必要性にもよるが、Aからの商品購入の代金債務を増やすことで相殺額を増やすことも検討する。
6)仮差押・仮処分の申立
状況によりAの財産散逸を防止すべく、Aの財産および在庫商品に対し仮差押及び仮処分を申し立てる。



要復習ポイント(自分用メモ)

・特になし。ケース設定細かい割に論点が少ないですね・・・


(ビジネス実務法務検定試験1級公式テキスト Case34を基に検討)


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