Googleのエリック・シュミットCEOが大統領選でオバマを支援していたのは有名な話ですし、最近ではこんなネタもあって、Googleと米政府の仲良しぶりが目につくなあと思っていたんですが、

Google、米政府機関専用クラウドサービスを発表(ITmedia)
米Googleは7月26日(現地時間)、オンラインオフィススイート「Google Apps」の米政府機関専用版「Google Apps for Government」を発表した。連邦情報セキュリティマネジメント法(FISMA)の基準を満たす初めてのクラウドアプリケーションスイートであるとしている。

彼がとあるイベントでこんなことを言ったそうです。

Google CEO Says Anonymity Online Is 'Dangerous'(THE HUFFINGTON POST)
Speaking on a panel at the event, Schmidt argued that anonymity on the Internet is dangerous. "In a world of asynchronous threats, it is too dangerous for there not to be some way to identify you," he said.

Schmidt took the stance that governments may eventually put an end to anonymity. "We need a [verified] name service for people," he said. "Governments will demand it."

ちなみにこのイベントと前後して撮影されたインタビューでもこのテーマに関する質疑応答がなされています。5:12あたりからどうぞ。


どうやら、Google先生はweb上でのverified name service(本人証明サービス)でもおっぱじめる勢いです。例えばTwitterではVerified Account バッジがありますが、あれのweb全体版みたいなものでしょうか。いずれにせよ、政府向けのハイセキュリティなクラウドサービスを簡単に作っちゃうような会社にかかれば、 本人証明サービスなんてお茶の子さいさいでしょうね。

問題はその先。ネット上であえて匿名で活動しているユーザーが誰であるかを、Googleが追跡・特定できるようにしてしまう日が来やしないかということ。すべての情報を収集し尽くすGoogleが、ウェブ上の断片的な情報をつなぎあわせて、政府の求めに応じて匿名ネットユーザーの本性を暴くような日が来たら・・・と想像すると、(匿名には功罪あるとは言え)ネット上での表現の自由が脅かされるようで、ちょっと怖くなります。