ちょうどこのアプリをおすすめしようと思っていたところに、ビッグニュースが飛び込んできました。

Evernote Acquires Penultimate
Cocoa Box’s Penultimate, the beautifully simple handwriting app for iPad, has been one of our favorites pretty much since it came out two years ago, so we’re very thrilled to announce that we’ve acquired the company and that Penultimate is now part of the Evernote family!



webページ・画像・テキストデータをタグ付けしながらクラウド上に保存し、整理と検索を助けてくれる、iPhone/iPadユーザーであれば知らない人はいないであろうEvernote。

一方のPenultimateは、日本ではご存じない方も多いかと思いますが、実はアメリカのビジネスパーソン、そして法律実務家も必須アプリとして挙げる人の多いiPad用手書き入力アプリ。本当に紙に万年筆やゲルインキのボールペンですらすら書いているかのような書き味(指先/iPad用静電ペン先の動きに対する追尾性の良さ)が特徴。アメリカの弁護士のブログを読んでいると、GoodReaderに大量の訴訟資料を詰め込んで、Penultimateをメモやホワイトボード代わりに使っているという記事を良く見かけますし、私もメインのメモアプリとして重宝しています。
つい1週間前には第三世代iPadに対応するアップデートも行われて、さらにその書き味の良さに磨きがかかったばかりのところでした。

penul1Penultimate - Cocoa Box Design LLC

penul2




Evernoteは、メモアプリでありながらスムーズな手書き入力への対応に弱点がありました。かたやPenulitimateは、手書きで入力をスムーズにしてくれるもののその後にデータを活かす手段を持ちあわせていないという弱点がありました。先日「Evernoteが(カネがあるのに)増資した」と聞いて、もしかしたらとは思っていたものの、まさか本当にこの2つのアプリが会社ごと合体して、その両者の弱点を補い合ってくれるとは!
合体後は、Penultimateのアプリとしての販売は終了して、Evernoteの有料課金オプションになったりするんでしょうかねー。このあたりはまだ言及がないようです。

しかしこうなってくるとそろそろ本気で気になるのは、ビジネスパーソン、とりわけ法務パーソンのメモのセキュリティはどう担保するのがベストなのかということです。カギをかけようがない手帳に書いて持ち歩いて無くしてしまうリスクと、クラウドに上げたデータがハッキングされるリスクとでは現実問題どちらが高いのか?最終的にはどちらも盗まれても情報の秘匿性は守れるように書き方で工夫するしかないとは思うものの、デジタルデータは容量の制限をあまり気にせずどんどん放り込んでしまいがちなだけに、悩ましいところです。