レクシスネクシス・ジャパンのO様よりご恵贈頂きました。ありがとうございます。





見開き2ページ、左側に論点/結論/事実関係/判旨を、右側に事実関係図/意義・射程/レファレンス(参考判例/関連法令の改正動向)をコンパクトにまとめた本。

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類書に『企業法務判例ケーススタディ300』があり、300という件数のみならずコンセプトは非常に似ていて、かなり対抗意識をもって編集されたであろうことが伺えます。かの本が一件あたり6〜8ページ前後を割いて解説しているところを、こちらは「クイックサーチ」の名のもとに、コンパクトさ・読みやすさを優先して全て2ページに割り切ったまとめ方をしているのが一番大きな違いでしょう。そういう意味で、まずは「企業活動において知っておくべきこういう判例があるんだ」というのを認識する初学者向けの本、と言って良さそうです。サーチというよりは「クイックオーバービュー」って感じでしょうか。

しかし、特徴がそれだけだったらちょっとこのブログでは紹介しなかったかも。私が地味にこれはありがたいなと思ったのは、右ページ下のレファレンス欄に、紹介判例と民法改正中間試案とのヒモ付をコメントしてくださっている点です。いや、ほんと1〜2行だけなんですが、時間を掛けて民法改正をフォローすることまでできていない不勉強な私にとっては、こういう整理は大変ありがたいです。

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基本的には民法改正に否定的な私にも、こういった判例の流れを受けて議論がなされていると聞けば、血が通ったもののように見えてくるから不思議です。