2014年11月にレポートした「Facebookのデータポリシー改定案に見るプライバシーポリシーの新潮流」から約半年が経過したところで、今度はMicrosoftが、Facebook同様のインタラクティブな利用規約&プラポリへと変更します(規約の発効日は2015年8月1日)。

Microsoft サービス規約
Microsoftのプライバシーに関する声明

あたらしいプラポリのほうで、全体像と動きを確認してみました。



2カラム & 概要/詳細を折りたたみ式のスタイルにするという基本的なアイデアは、Facebookのものとまったく同じ。ITサービスの最大プレイヤーにして重鎮の一社であるMicrosoftまでもがこの2カラム & 折りたたみ式に追随してきたということで、ネットサービスの利用規約&プラポリは、このスタイルが標準となっていきそうです。

違いとしては、全体共通ポリシーの後にBing・MSN・Skype・Xboxといったサービスごとの個別詳細項目がぶら下がっているところ(プラポリのみ)。Microsoftの場合、どうしてもサービスが多岐に渡っていること、プライバシー管理もそのサービス特性ごとに異なることから、こうせざるを得なかったのでしょう。

また、違う側面で私が気になっているのが、こうしてユーザーへの分かりやすさ・透明性を追求しているはずのFacebook・Microsoftの両社が、いずれもアプリごとの個別プラポリ(いわゆるアプリケーションプライバシーポリシー)については設置しないスタンスを採っている、という点です。日本では総務省が、米国ではプライバシー問題に敏感なカリフォルニア州や米国商務省電気通信情報局(NTIA)が、それぞれショートフォーム形式のアプリプラポリを作成・設置することを推奨していた時期が2012〜2014年にかけてありましたが、サービスごとのプライバシー管理に加えてアプリごとにも分けていくとなると掛け算式に文書量が激増し負荷が高すぎて・・・ということなのかもしれません。
 
今後、アプリサービスにおける法律文書のスタイルがどう固まっていくのかにも、注目していきたいと思います。