4月が始まり、新しい年度・学期を迎えて、手帳を新調した方もいらっしゃるかと思います。

私はと言えば、2016年にApple Pencilが使えるiPad Proを購入して以来、アナログな紙の手帳から完全に卒業し、Google Calendar+メモアプリに移行し、便利に活用してきました。カレンダー共有などのチームコラボレーションにはやはりクラウドサービスのほうが便利ですし、URL貼り付けや他のデータベースとの連携、検索などができるのもデジタルのメリットです。

が、それでも紙の手帳が恋しくなることはあります。一覧性、ペラペラめくるUI、現在地のわかりやすさ、書き込みスタイルの自由度といったあたりは、デジタルカレンダーとメモアプリの併用ではどうしても紙の手帳のようにはいかない部分があります。同じ文字情報であるはずなのですが、「この本はKindleよりも紙の本で読みたい」という感覚にも似ています。

紙の手帳の扱いやすさとデジタルの利便性のいいところどりはできないだろうか?ずっと考え探し続けて答えの出ないまま今年を迎えていましたが、先日、ネット上でこんな超お役立ちファイルを見つけました。このファイルを、Apple Pencilが使えるiPad/iPad Proに入れたPDF書き込みができるアプリ(私はDocumentsを利用していますが、GoodNotes4などでもOK)で開くと、そのいいところどりが実現した理想の「手書きデジタルシステム手帳」になるのです。

SONY デジタルペーパー テンプレート 統合版(デイリードット)
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このPDFファイルの何がすごいのか、言葉で説明してもいまいち伝わりにくいと思うので、こちらのYoutube動画をご覧ください。



お判りいただけるでしょうか?ただの手帳リフィルが印刷されたPDFかと思いきや、所定の日付やエリアをタッチすると、まるで手帳アプリのように、マンスリー/ウィークリー/デイリーページの間を瞬時に行き来できるのです。すごい。

種明かしをすると、このPDFにはページ間を飛ぶためのリンクが埋め込まれているんですね。以下の画像が、そのリンク構造を表示した状態。全535ページのPDFファイルに、こうしたリンクが緻密に張り巡らされているわけです。シンプルなアイデアですが、実際使ってみると感動します。高級複雑な手帳アプリはもはや不要です。

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動画では、iOS11のマルチウィンドウ機能を活用し、ブラウザから「いらすとや」さんの画像をドラッグ&ドロップでさっと貼り付けたり、具体的なスケジュールをデイリーメモに手書きメモしてマンスリーに戻る、といったところも収録してみました。こうした使い方ができるのは、iPad(iOS)+PDFならではだと思います。クラウドサービスのようにチームコラボレーションとまではいきませんが、URLをはじめとするデジタルな情報は紙の手帳よりも簡単に保存できます。

ちなみに、テンプレートページにはリーガルパッドも用意されているので、法律関係のお仕事をしている方にはこちらもお勧めです。

SONYさんがこのテンプレートを作った意図は、あくまでデジタルペーパーDPT-RP1を売るためだと思いますが、本当に感謝申し上げます。来年以降もぜひ配布いただきたいですし、もし問題があるようであれば、有料でもお分けいただきたいぐらいです。
 

2018.11.24追記:

2019年版手帳(2019年1月-2020年3月)が、上記リンク先から配布開始されたのを確認しました。なお年内利用に、2018年版も引き続き配布されています。

ちなみに私が利用しているのは
「統合版(デイリードット) ダウンロード 月曜はじまり」
です。

なお、GoodNote4やNotability等のメモアプリですと、意図しないリンククリックが発生してしまうことがあったので、このPDFの運用に関してはDocumentsがオススメです。さらに、DocumentsはiCloudとも連携できるので、iPad Proを使って手書きで書きこんだ自分のメモを、iPhone上のDocumentsで閲覧することもでき、iPadを取り出しにくいシチュエーションなどにも便利に使えます。ご参考までに。