Oculus Goを購入しました。

個人的なVR歴としては、前職のお仕事の関係でOculus DK2から触れ、GEAR VRもHTC VIVEもPSVRもそれぞれ数時間ずつ使用、投資先のデモを見せて頂いたり、仕事の視察兼ねてVR ZONEなどの施設にもお邪魔しました。プライベート用にも2016年に自宅VR用にひざ上ほどの高さのあるタワーPCを購入した(ただしOculusはすぐに手放した)ぐらいなので、年相応以上にはあったほうだと思います。コンテンツを消費しすぎて、飽きていた部分もあります。

年相応といえば、いろいろな意味で伝説化した任天堂バーチャルボーイ世代でもあります(笑)。


そんな背景もありVRのこの先を勝手に案じていましたが、自宅に届いていたのを先週末の夜中にようやく開封して試すこと数時間。iPad Proがスマートフォンの持つビジネスツールとしてのパワーを30%ぐらい拡張するツールだとすれば、Oculus Goは、それを300%ぐらい拡張できるツールに仕上がっているなと感じました。Oculus創業者であるパルマー・ラッキーが買収直後に突如退職という事件もあり、FacebookにおけるVR事業は失敗するのかな?と思っていたので、この完成度はかなり意外でした。


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すでにたくさんのレビュー記事があります(末尾にリンク貼っておきます)が、これまでのVR機器との比較で言えば、ルームスケールというハイエンドVRの特色を諦めたことが功を奏し、

1)スタンドアローン(PC設定やスマホのハメ殺し不要、配線も無し)がやっぱりラク
2)値段が破格に安く、口コミとネットワーク効果がすでに発生し始めている
3)2時間ぶっ続けでかぶり続けられるモノとしての安定感・ストレスの無さがある

この3点が、これまでのVR体験にないブレイクスルーをもたらしているように思います。このOculus Go登場を境に、PCやスマホを使ったプレゼンやコミュニケーションをVRが代替し始める可能性を感じます。豊富な情報量と表現力がこの手軽さで伝達できるということであれば、特に遠隔地間で発生していたプレゼンやコミュニケーションのコストやストレスを解消しようと、企業や個人が重い腰を上げて使い始めるのではないかと。

もちろん、それらに必要となるコンテンツやまわりの環境がVR向きに作り変えられていく時間、そして端末が行き渡る時間は必要で、明日急にガラッと変わるわけではありません。しかし、コンテンツを作ろう、作ったら誰かに見て・買ってもらえるだろうという気にさせる「アウトプット先」ができたというのが大きな違いです。しかもビジネスでも使われてきたFacebookプラットフォーム上にそのアウトプット先が作られたとなれば、垂直に市場が立ち上がる可能性もあるのではないでしょうか。


これもすでにいろいろなところで言われていることではありますが、とりあえず本体を購入したら、

NetflixかOculus Galleryで動画をHMD内の大画面で見てみる
標準ブラウザのYoutubeかDMMアプリで360度3D動画を見てみる
「Virtual Virtual Reality」を買ってプレイしてみる
Oculus Rooms・Bigscreen VR・Altspace VR等で他人とVRチャットしてみる

この4つをこの順序で試してみるのをおすすめします。VR未体験、もしくは数十分触ったぐらいの経験しか無かった方であれば、自分の脳みその刺激されていなかった部分が活性化されるのを感じるはずです。
 
かつてゲームボーイは、「白黒画面」という妥協案と引き換えに、手軽な価格でファミコンが持ち運べかつ通信対戦もできるようにし、そこにテトリスというキラーコンテンツが重なって、世界中に・爆発的に普及しました。ルームスケールと引き換えに低価格かつ無線という身軽さを手に入れたOculus Goと、段々と揃い始めたキラーコンテンツによって、VRはついに普及期に入るのではないでしょうか。


参考リンク:
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