先月予告していたIP Lightning Talk。おかげさまで一昨日無事に開催することができました。

本来は私の方で準備等々いろいろやるべきところ、場所をご提供くださったmerpayさんのご厚意でお酒からお食事までご提供いただき、司会もmerpay知財担当の有定さんにおまかせしっぱなし。私は冒頭ご挨拶とせいぜいLTに合いの手を入れるぐらいのことしかできませんでしたが。

おかげさまで、いつもよりもとても快適な環境の中でLT大会ができました。merpay有定さん&メルカリIPリーガルグループの皆様、ありがとうございました。

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発明者とのコミュニケーションをテーマとした今回。30名強のご参加者、うち10名のLTをご披露いただきました。いつもよりも大企業中心、さらには大手法律特許事務所からのご参加者をはじめてお迎えいたしました。

終わってからはたと気づいたのですが、そうなるのもそのはず。中小企業は発明者と組織的にも物理的にも近いので、コミュニケーションに課題を感じることはほとんどありません。大企業だからこその切実なお悩みなわけですね。

  • Slackなどを使ったオンラインコミュニケーションの工夫
  • 飲み会やランチ会などのベタなオフライン施策の重要性
  • 知財部門を目立たせるアイテム(制服・ノベルティ・キャラクター)の開発
  • 発明発掘だけを担当する組織による取り組み

など、参考になるお話がたくさんある中で、特に会場の反応もビビッドだったのが「MI」すなわちモンスターインベンターとのコミュニケーションの注意点についてだったのではないでしょうか。

発明者を鼓舞するためにちょっと褒めたメールの一言がとか、表彰制度の存在が後に仇になったとか、報奨金を与えるタイミングが債務承認とみなされたとか、規程をディフェンシブに作っても訴訟でそれが裏目に出ることもある等等。。。知財部門がイケイケで発明数を稼ごうと安易な行動・施策を取ると、あとで足元すくわれることもないではないよという先輩方からの忠告は、大企業ならずともハッとさせられるお話でした。


ご参加者の方からもいつもより多めに感想のコメントをいただけた気がします。お名前は伏せますが、こんなコメントもいただきました。

いわゆる「判例研究会」や「勉強会」ではなかなか昨日のような、皆が本当に知りたいところについてワイワイ議論するという機会がなく、昨日の会は砂漠に水を得た気分

勉強会とはぜんぜん違う雰囲気で、大量の情報をまとめて浴びることができる、そして気軽に発信できるのは、LTのよいところです。

またある方からは、「LTほど専門性が高くなく恥ずかしいですが・・・」とご謙遜気味ではありましたが、すでに10回を数えるトークセッションイベントを開かれているというお話もお伺いしました。「TAYL(Talk As You Like)」という名前で、サイトもしっかりとしたものを立ち上げられていて、いままでなんで発見できなかったんだろうと。商売抜きに法務パーソン自身がこういう活動を地道に続けられているとはすばらしいことです。なお、次回TAYLは12/7に開催されるとのこと。


そしてそして、すでに御本人がブログに書いてくださっているのでここでもオープンにしてよいのだと思いますが、初めて、知財をやる法務の方なら必ずチェックしているはずのブログ「理系弁護士の何でもノート」そして特許実務の名著『知財法務のセオリー』『特許の取り方・守り方・活かし方』の著者、岩永 利彦先生にもご参加いただき、お目にかかれたのは大変光栄でした。それだけで開催してよかったなあと、終わった後感慨に浸っておりました。

過去先生に案件をご依頼しようとして、「こんなこと相談しに行ったら、忙しい先生にはご迷惑だろうなあ」と躊躇してしまい、あとで激しく後悔したことがあります。しかも今回のLTだけでなく、私についての感想までコメントしてくださいまして・・・。どんなふうに取り上げられているかは是非先生のブログでご確認ください(笑)。


次は4月を予定したいと思います。IT・ウェブ・エンタメ系のご参加者中心でしたが、メーカー系や医薬系の方々のご参加も増えてきました。ぜひぜひお待ちしております。