企業法務マンサバイバル

企業法務を中心とした法律に関する本・トピックのご紹介を通して、サバイバルな時代を生きるすべてのビジネスパーソンに貢献するブログ。

ビジネス英語

【本】『英語論文によく使う表現 基本編』− アフターオリンピック時代に必要なのは英会話力よりも英語論文力


一見すると非常にシンプルな、タイトルそのままの英語論文表現集のようでいて、論文を英語で書くとはどういうことかを背中で語る本。25年ぶりの改訂だそうです。





英語論文はかくあらねばならないといった小難しい講釈は抜きに、ひたすら「型」としての英語論文表現と応用例が集められています。

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表題(タイトル)の付け方、コンマやセミコロンなどの句読法、グラフの必要箇所を指し示す際の英語なども紹介されています。こういった表現を辞書から探すのは至難の業。英語論文を書く時間をぐっと効率化し質を向上させてくれる、行き届いた本だと思います。

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淡々とした解説の中にも、本書全体を通して、「明晰な論理の積み重ねを旨とする英語論文が書けるようになるには、日本語論文を書く段階から意識して訓練していないと到底無理ですよ」という筆者のメッセージを感じます。法務の世界における似たような話で、文章の論理構成にあいまいさが残る日本語版利用規約を英訳しようとして、訳しきれずに端折ったりごまかした経験は、法務の方ならあるのではないでしょうか。


いまどきの優秀な若手研究者にお会いすると普通に英語で論文を書いていて、日本語論文のabstractを英訳するだけでも冷や汗モノな私とは、彼我の差を感じます。彼らが誰から言われるでもなくそういうスキルを身に着けているのは、日本という市場に魅力や優位性がなくなり、英文で発信しなければ検索されない・発見すらしてもらえなくなっていることを、私たちの世代以上に切実に感じているからです。

あと2年後に迎えることになるアフターオリンピック。主婦層までがこぞってフィリピン留学・Skype英会話にいそしんでいた英語学習ブームも一巡し、最近は落ち着いてきた感じがありますが、インバウンド需要が消えた後の日本を想像すると、「2020年に世界からくるお客様をおもてなしするための英会話力」より、むしろ「2020年以降に日本の中から私を発見してもらうための英語論文力」こそ、身に着けておく必要があるかもしれません。

しかもそれは、英会話力よりもはるかに身につけることが難しいスキルです。

予想外過ぎる「TIME」再売却で今後の英文雑誌購読に悩む

 
突然の「TIME」再売却に、驚いています。
 
タイム誌など売却へ、米メレディスが1200人削減を発表(ロイター)

メレディスは、タイムの雑誌のうち「タイム」、「スポーツ・イラストレーテッド」、「フォーチュン」、「マネー・マガジンズ」などの売却を目指すことを決めたと明らかにした。こうした雑誌は主に男性読書向けで、メレディスの主力を成す「ベター・ホームズ&ガーデンズ」や「ファミリー・サークル」など女性向け雑誌の強化に貢献しないと判断したとみられる。

そもそもメレディスがTIMEを買収したのは今年1月。いったい何がしたかったのか?という感じです。リストラ対象には当然記者も含まれるはずで、質の低下が懸念されます。

私がTIMEを読み始めたのは、東レの法務マンとして活躍された平田政和さんの『オーラルヒストリー企業法務』の、「英文雑誌を読もう」と題するコラムに触れてからでした。


オーラルヒストリー企業法務
平田 政和
商事法務
2017-03-02



英語学者である渡部昇一氏の著作に『クオリティ・ライフの発想』という書物がある。
同氏はこの著書で「喫茶店で外国の雑誌類を読む」ことを勧めているが、その前提として、英文雑誌を読むための有効なヒントを書いている(略)。
それは、英語の週刊誌(私はタイムを選んだが、もちろんニューズウィークであっても差し支えない)を一つ選び、その中の一つのコラムだけを、知らない単語については語源まで調べて単語帳を作りきっちりと読む。選んだコラムが掲載されていない週があれば、読まなくてよい。これを5年続ける。
私自身は単語帳を作ることはせず、どうしても推測がつかないキーとなっている単語やフレーズだけを辞書で調べるという怠け者の読み方だった。このような方法で20年ほどの期間、タイムを定期購読し、Legal欄(Legal欄がない週は見出しで興味を覚えた欄)一つだけを読んだ。
英語の勉強が主たる目的であるが、これを続けていくと新しい情報に早く接することができたり、多面的な物の見方に気付かされたりと副次的な効果も大きいことが分かる。
若い友人や部下にこれらのことを何度も言ったが、実行しようと言ってくれた人物は、残念ながら、いなかった。

上記文末の平田さんの「煽り」に当てられたのと、昨今不安定な世界の動向をできるだけ直接感じるため、そして法律系文献に偏りがちな自分を矯正するために教えのとおり実行していた、そんな矢先でした。

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TIMEの万が一にも備えた乗り換え先候補として、Economistを久しぶりに購入。定評もある雑誌ですし、10年ほど前に読んでいた時期もあるのですが、やはり硬派で文字量も内容も重たい。「英語学習」ばかりをしているわけにはいかない今となっては、5年続くイメージが持てません。

ダークホースとしてBusinessweekも検討。以前と比べるとビジネス・経済以外の、政治・カルチャーといった分野も満遍なく取り上げようという意気込みは感じられます。しかし、記事広告が多かったり、写真ではなくイラストが多かったり、文字の大きさが他誌より大きかったりと、日本における日経ビジネス的な匂いが強い。

記事分野が幅広く、一記事の長さが手ごろ、レイアウト・写真も圧倒的に美しい、それでいて1号あたりのボリュームの少なさから一般的な英文雑誌と比べて低価格に抑えられているTIMEのバランスの良さを再認識した次第。すぐに廃刊とはならないとは思いますが、気に入りはじめていただけに、さて今後はどうしたものかと悩んでいます。しばらくは、いろんな英文雑誌をさまようことになるのかなと。

英単語の学習法

 
最近、海外のウェブサイトを巡回しての情報収集の頻度を落としたからか、契約書に出てこないボキャブラリーに衰えを感じるようになりました。そこで、久しぶりに学生に戻ったような気分で、神部孝著『TOEFLテスト英単語3800』を使った英単語学習に取り組んでいます。

この英単語帳は過去2度チャレンジしながら途中で挫折した経験があり、その時の本書旧判が2冊とも残っていて、今回で通算3度(冊)目の購入となります…。





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英単語帳と言えば、社会人なりたてのころに取り組んだのが『Duo3.0』。こちらはご存知の方も多いはずで説明は不要かもしれません。淡々と頻度・ランク別に英単語が並べられた『英単語3800』と対照的に、短文の中に覚えるべき単語・熟語が効率よく詰めこまれているのが特徴です。今回、『英単語3800』を使った学習を再開するにあたって自炊(PDF化)してあった同書をペラペラめくって確認してみると、当時の私が何度かつまづいた跡も残っていて、懐かしかったです。


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さて、今回、英単語学習を再開するにあたって少しでも効率的・効果的な方法論がないかと探し、参考にさせていただいていたのが、AtsueigoさんのYoutube動画です。Atsuさんは、純ドメ・留学経験なしというところからオーストラリアの会計ファームに勤務し、日本人に向けて英語学習法をブログやYoutubeで発信し続けている方。この2つの動画は2014年と2016年のものですが、今年に入っても継続して発信を続けながら英語学習を継続され、自信の英語力を向上していらっしゃる様子がうかがえます。






Atsuさんが提唱する基本的な英単語学習戦略とは、まずは英単語帳全部をざっと通して全体をつかむことを優先し、そのあとは忘れてもいいから素早く何度も全体を回せというもの。それでも覚えにくい英単語を覚えるための具体的な3つの戦術として
(1)Google画像検索を参考にイメージで覚える
(2)同義語・派生語のメモリーツリーを作る
(3)マーカーとラインで復習を効率化
ことをお勧めされていて、これが私にとっては大きなヒントになりました。

特に(2)に関して、シソーラスで同義語を探して横にメモりながら覚えると、日本語がパッと出てこなくても英語の同義語は出てくるようになるのは、地味ながらも強力な学習法だと思いました。ちょっと感覚的なもの言いになりますが、たとえば、『英単語3800』のRANK3 No.1895にある

 prescribe  [動]処方する, 指図する

こういった、「単語自体は一見簡単そうでありながら微妙に覚えにくい」ものほど、英単語帳に書かれている日本語訳がそもそも日本語として日常使わないカタい語句だったりすることが多く、これを無理やり覚えても定着しにくいのです。ここで、シソーラスで"prescribe"の同義語を探してみると、"specify"と出てきます。このほうがシンプルですっきりと脳に入ってきます。英語を英語として理解することにもつながりますし、一度に複数の英単語をセットで覚えていることにもなるので、まさに一石二鳥・三鳥です。

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最近になって、英英辞典のCollins English Dictionary第12版とCollins Thesaurus第3版の二冊がセットで引けるアプリを見つけまして、この組み合わせがかなり便利ということに気づきました。というのも、同義語がほぼ確実にある形容詞とは違い、名詞などシソーラスで引いても同義語が出てこない語句も、このアプリで引けば英英辞典として英語でその語句の意味が簡潔に説明されているので、英語で理解することができるからです。例として再び『英単語3800』から、RANK3 No.1944にある

 archipelago [名]群島,諸島

をこの辞書で引くと、(上述のprescribeと違って名詞なので)シソーラスは表示されないものの、その代わりに英英パートで"a group of islands"というこれ以上にないシンプルな説明がなされていますので、これをこのまま覚えてしまえばよいというわけです。

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というわけで、最近取り組んでいる英単語学習法について書いてみました。残念ながら私は英語だけでゴハンが食べられるほど長けているわけではありませんし、そうなれるとも思っていませんが、サバイバルできる程度にはこれからも勉強を続けたいと思います。
 

【本】『シリコンバレーの英語 スタートアップ天国のしくみ』― 画一的な雇用契約の終焉、そして投資契約によるAcqui-hire(アクハイヤ)時代の到来に備えて

 
私は最近、ベンチャーキャピタル等に限らず一般企業に所属する法務パーソンであっても、投資契約をレビューする機会が増えていくのではないかと感じているのですが、そんな中にあって、投資契約を理解するための前提知識を学ぶ読み物として紹介したいのがこちら。





本書は、「シリコンバレーのビジネスパーソンは当たり前のように使っているけれども、一般のビジネスパーソンにとっては特殊な用語」を100ワードピックアップし、見開きで1ワードずつ解説するもの。特に法務パーソン向けにアレンジしているわけではないのですが、起業と投資が盛んなシリコンバレーだけに、そうした契約交渉の場面で使われる専門用語がたくさん掲載されています。たとえばこんなもの。

・Bootstrapping
・Vesting cliffs
・Single Trigger Acceleration
・Down Round
・Cap Table
・Burn Rate
・Unicorn
・Pivot
・Iteration
・Vertical
・Acqui-hire
・Perks

こういった用語を日本語でかなり丁寧に、かつ実際の英文記事やスピーチでの使用例とともに紹介してくれます。雑誌のコラムのような筆致で、読み物としても気軽に読める内容になっています。

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知っているほうとしては「これくらいの業界用語は当然に君たちも分かるよね?」という態度で(これみよがしに)使ってくるため、こちらから意味を問い質しにくいところがタチが悪いのです。起業文化や投資契約の実務という意味では数歩遅れている日本ですから、こういった言葉もそのままカタカナ英語として輸入されることになりそうですし、今から備えておいても損はないでしょう。そういった機会がすぐには来なくても、この本を読んだ後にTech CrunchやWIREDなどの記事を読むと、視界がクリアになった自分を認識できると思います。


さて、冒頭で私は、「一般企業に所属する法務パーソンであっても、投資契約をレビューする機会が増えていくのではないか」と述べました。その理由として、単純にスタートアップ企業に対する投資意欲が高まっているという点も一つに挙げられるのですが、加えて、企業の人材囲い込みのあり様が変わりつつある点を挙げておきたいと思います。

企業がリスクマネーをスタートアップに投資するのが珍しくなくなったのと同時に、会社をやめて起業する若者や、そもそも就職を一度もせずに学生起業する若者は、この日本でもすでに珍しい人種ではなくなっています。むしろ、優秀で目的意識が明確な人材ほど、企業に属さない=雇用契約的な束縛・隷属を嫌う傾向が強くなっているといっても過言ではありません。実際、企業の人事部の悩みは、(少子化に加えて)そういったイキのいい独立志向の強い若者が、これまでの画一的な「新卒採用=雇用」の枠組みでは確保できない流れが加速しているところにあると聞きます。こうなると、企業が優秀な人材の力を借りようとするときに、その優秀な人材を従業員として「雇用」するのではなく、その人材が起業した会社やチームに対して「出資」をすることで、緩やかに連帯していくことになるのではないかと。

まさにこの本でも紹介されているキーワード"Acqui-hire(アクハイヤ)”に象徴されるように、特に優秀な人材層を中心に、就業規則に基づく雇用契約により画一的な労働力化を図る時代から、その人材・チームと投資契約を結び資本関係に基づく連帯・協働をする時代へと、変わっていく予感がします。
 

【本】『法務で使う英文メール』― ありそうで無かったニッチなメールサンプル集


法務パーソンに読者を絞った英文メールサンプル集。相当ニッチなターゲットですが、このような本はありそうで無かっただけに、飛びつく方も多そうです。


法務で使う英文メール
小西かおり
中央経済社
2015-06-20



まずは英文eメール全体の基本的な「型」から。法務パーソン向けらしく、[priviledged]を件名につけるべき場合についてや、末尾につけるdisclaimerを長短紹介、

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外国の法律事務所に対して契約書ひな形の提供や契約書レビューをお願いするといった、普通の英文メールサンプル集には無いであろうシチュエーションも収録、

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海外子会社の担当者に宛てた契約内容確認メールや、契約相手方との交渉メールのサンプルも、多数掲載されています。

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著者は、西村あさひ→双日→日本工営と、さまざまな業界・立場から海外法務に携わられている小西かおり先生。外国人が書いたようなこじゃれた英文レター調のメール文例とは違い、いい意味で、日本人的なメール文をプレーンで気取らない英語に置き換えてくださっています。

「普段から英語を勉強しているものの、なかなか実戦で英語を使う機会に恵まれない」なんていう方は、この本の日本語訳部分をひたすら英文に訳し上げる練習をしてみるのも、来るべき本番に向けてのよいトレーニングになるかも。
 

【本】ビギナーのための法律英語 第2版 ― 英文契約担当者向け筆記試験の必要性

 
3ヶ月前ぐらいに第一版に出会って購入し、これは面白いからいつかブログで紹介しようと温存していたら、早くも第二版が出てしまい、2冊買うはめになりましたorz。


ビギナーのための法律英語【第2版】ビギナーのための法律英語【第2版】
著者:日向 清人
販売元:慶應義塾大学出版会
(2012-09-23)
販売元:Amazon.co.jp


ビジネス英語本の著者である日向清人氏と、神谷町セントラル法律事務所パートナーの黒柳先生による共著。契約英語に限らず、法律用語の意味を英語で解説するシチュエーションでの例文が盛りだくさん。豊富なコラムとあわせて法律英語全般の知識を身につける読み物として読んでも面白いです。

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巻末には、本文と対応した穴埋め式の練習問題が追加されました。これを見て思ったのが、この練習問題を英文契約担当者向けの筆記試験に使っても面白いんじゃないかと。

「TOEICスコア900」「英文契約作成業務経験3年あり」「月あたり10〜20通ドラフティングしてました」などという職務経歴書だけを信用して採用した挙句、例文集と首っ引きにならないと英文契約書を書けなかったというオチもありがちなのが法務の採用。語学力×法務経験がかけ合わさっての能力だけに、いろいろな面でばらつきが出るのは致し方ありませんが、英文契約作成経験・能力を求人要件にするのであれば、何らかの筆記試験を課して確認はしておきたいところ。

しかし、限られた試験時間で能力をある程度確認するテストを作るのは結構面倒だったりします。私も過去英文契約書の不備を見つけさせてから適切な英文契約にリライトまでさせるまでの「英文契約レビュー業務型筆記試験」を何パターンか作成し、受験してもらったことが何度かありますが、この方式だと作題も面倒ですし、試験時間もいくらあっても足りません。特にジュニアレベルの採用ではそもそもビジネスリスクに気づけずリライトまでにいたらないために、英語力を測定するまでに到達しなかったりしますし。。短い時間に契約実務英語力のスクリーニングをする手段として、この巻末にあるような穴埋め問題を大量にだし、その処理速度(回答数)と正答率で図るというのが、結構いいかもしれないと思っています。

サンプルとして、この練習問題から英文契約によく使われる言い回し10題を選んで作ってみました。本当に英文契約3年×20通/月の経験があれば、何も見ずに10分とかからず10問完全正答できるでしょう。一方、実は中途半端に5通/月ぐらいの経験しかないという人だと、10分以上かかった挙句2〜3問間違うかも。問題数は多ければ多いほどテストとしての精度は増すはずです。シニアクラスを採用するなら、穴埋めではなく日本語から英文を丸ごと書き起こさせるテストにしてもいいでしょう。

  1. Delivery of Products shall be made at Kobe Port, Japan, o________ or b________ November 30, 2012, on a CIF Portland basis.
  2. Seller may a________ its o________ , repair or replace any defective Product.
  3. All products delivered p________ t________ this agreement are delivered on an “as-is” basis.
  4. Seller shall i________ and h________ Buyer h________ against any claim or dispute that may arise in connection with infringement of patents, trademarks, copyrights and other intellectual property rights with respect to Products.
  5. Licensee may install the Product on [not more than; no less than] five(5) computers on this internal network.
  6. Licensee shall b________ all [expenses; expense] of the annual audit of its accounts as required by this section.
  7. E________ as o_______ provided herein, all principal and interest accrued and unpaid hereunder shall become due on July 1 2013.
  8. Neither party shall assign, transfer or otherwise dispose of this Agreement in w________ or in p________ to any third party without written consent of the other party.
  9. If either party breaches any of the provisions of this Agreement and fails to c________ or r________ the same within (30) days after a written notice requesting to remedy such breach is given, the other party may elect to terminate this Agreement by giving a written notice of termination.
  10. This Agreement shall be g________ by and c________ in accordance with the laws of the State of New York, except its choice of law rules.

採用の場面だけでなく、定期的に部員をテストして、査定に反映するっていうのもありかもしれませんね。・・・と、自分で自分の首を締めるような余計なことを今言いました(苦笑)。
 

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英語学習における発音の重要性を身を持って実感した話

最近、英語学習において発音の重要性を見直すべきでは?という主旨の言説をよく目にします。
その主な発信源は、『残念な人の英語勉強法』の著者、山崎将志さんでしょうか。

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間違いだらけの日本の英語学習 「グロービッシュ」は間違い。発音を大切にすべし(JBpress)
山崎 (略)ただそれでも、万が一のために勉強しておかなければいけないというのであれば、やめた方がいいと思うのはボキャブラリーです。忘れてしまいますから。逆にやっておいた方がいいのは、発音です。発音は筋肉ですから、1回やっておけば、自転車に乗るのと同じで忘れません。
菊池 賛成です。僕も山崎さんの本を読んで、発音を大事にしましょうと書かれている点に勇気づけられました。
去年の秋ぐらいから「グロービッシュ」(1500単語で話す英語)という言葉が流行り始めましたよね。雑誌の特集などでも、日本が主に市場として狙うのはアジアやアフリカだから、「L」と「R」の発音など気にしてもしょうがない、日本の英語教育が発音にこだわっているのは大間違いだ、と業界の大ボス的な人が言ったりしていた。
それで実際、「L」と「R」はどうでもいいと思ってしまった人が結構いるのではないかと思います。しかし、それは違います。ビジネスであろうがなかろうが、人と文化を超えてコミュニケーションしようという時には、正しく発音しようと努力することは最低限の礼儀だと思うんです。
山崎 まったく同感です。あるルールに従って自分の言いたいことを相手に説明するのが言葉の役割だとするならば、正しく伝えるためには正しい発音が必要なのは議論の余地がありません。

実は、この1ヶ月弱『単語耳』という本に従って毎朝1時間発音のトレーニングをしていました。


単語耳 英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」 理論編+実践編Lv.1単語耳 英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」 理論編+実践編Lv.1
著者:松澤 喜好
販売元:アスキー
(2007-03-23)
販売元:Amazon.co.jp



先の記事で山崎さんは、「正しく『伝える』ため」の発音練習の重要性を強調されていますが、私が発音のトレーニングを実際にやってみてそれ以上に効果を実感しているのが、正しい発音が分かる/できるようになると、リスニング力が格段に上がるということです。まだこのトレーニングを始めて1ヶ月弱ですが、耳の“解像度”がくっきりと上がり、英語のドラマを見ても洋楽を聞いてもまるで音がスペルになって見えてくるような。英語学習で手応えを感じたのは久しぶりのことで、自分でも相当びっくりしています。

そのポイントは、発音のトレーニングを通じて、英語における“子音”と“母音”、そしてそれらの“強弱”と“緩急”を意識・区別できるようになった点にあります。以下、その理屈を『単語耳』から。

日本人は、英語のリスニングが苦手です。とくに、ネイティブ・スピーカーが普通のスピードで話すと、途端にお手上げになってしまう人が多いです。
その第一の理由は、英語のほんとうの発音を知らないからです。
英語の子音・母音は43個ほどありますが、どれも日本語には無い音です。
知らない発音を聞くと、脳はよく知っている「カタカナ」に置き換えて理解しようとします。たとえば、カタカナの「ハット」1語が、hat(帽子)、hut(小屋)、hot(熱い)の発音に割り当てられ、暗記されます。これでは、発音とスペルと意味がすべて1対1で結びついていないので、英単語が
脳からすぐには引っ張り出せません。つまり、カタカナ音で英会話を聴いている限り、ネイティブが話すスピードに頭が追いつかないのです。
リスニングを完璧にするためには、まず英語の子音・母音のすべての「発音」をマスターしている必要があります。
しかしその際、あなたは、「話される単語の子音、母音をすべて聞き取らなければならない」と誤解していませんか?
実際には、子音・母音の2割〜3割はかなり手を抜いて話されています。(略)したがって、全部聞き取ろうとしても、音が消えていたり、いい加減な発音になっているために、聞き取れないのです。
単語や文章は、自分で発音できるようになると、がぜん聞き取れるようになります。All right. やGood morning. の、どの音が発音されなくなるのかを自分で再現できると、完璧に聞き取れるようになります。
日本では概して、「英単語は意味を覚えるのが先、発音は後回し」とされてきましたが、私はまず「発音」から入るべし、と提唱します。
発音の習得がすべての出発点なのです。すると、次の段階の「意味やスペルの習得」「洋書の多読」の効率や効果は、数倍に跳ね上がるでしょう。

もともとこの『単語耳』は、iPhoneアプリのPerfect Wordで鍛えていたボキャブラリーの伸びが頭打ちになり、新しいボキャブラリービルディングのアプローチは何かないかと探していて出会った本だったわけですが、期せずして英語学習における発音の重要性を実感した次第。必ずしもこの本を使う必要はないと思いますが、私のように英語学習で何らかの行き詰まりを感じている方は、この発音トレーニングというアプローチも一考の価値有りと思います。

ただし、下記参考サイトでも言及されているとおり、毎日1時間超にわたり単語を発音し続けるというのはかなりの精神的苦行です。肉体的にも、毎回下唇がジンジンと軽くマヒするほど。しかも、声を出さないと練習にならないので、通勤の電車などの合間でできるようなトレーニングでもなく、朝早起きするなどまとまった時間の確保が必須になりますので覚悟のほどを。社内外を問わず身の回りに増え続けるネイティブスピーカーとの立ち話のスピードについていけず愕然としていた私には、丁度良いムチになってます(笑)。


参考:
英語を聞き分ける脳(『単語耳』著者松澤喜好氏webサイト)
PRONUNCIATION(同)
英語教材レビュー 単語耳シリーズ(目指せ英会話マスター)
『単語耳』と運命の出合い
 

ビジネス英語ができない人が生き残るための「型」と「標識語」

 
英語ができない人が、グローバル化するビジネスの世界でできないなりに生き残るためには、どうしたらいいでしょうか?

→答え:できるようになる。

そうなんですけど、できるようになるまでには時間が必要です。その間に英語が必要なシーンに出くわせば、なんとかしなければなりません。

特に困るのが対面の会議や電話会議のシーン。メールは文例集や辞書を引きながら時間を掛ければ作れても、英語ができる人同士が丁々発止やりあう中でのんびり辞書を引いているわけにもいかず、また、会議が開かれているということは(法務パーソンが駆りだされる会議であれば特に)相手と何らかの利害が対立していることがほとんどでしょうから、ここぞというところで言うべきことは言わなければならないときもあるでしょう。ヘタはヘタなりに。

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この点、“会議でのビジネス英語術”に関する本をいくつか読んでいると、こんなことが共通して述べられているなあと思っています。

グローバルなビジネスシーン、特に英語を中間言語として用いる会議のシーンでは、日本語の世界以上にロジカルなコミュニケーションが求められる
ロジカルなコミュニケーションとは、
1)確認や質問をすることで、相手の意見を理解したうえで
2)自分の意見をはっきりと述べ
3)理由や証拠を示し、自分の意見の合理性を理解してもらい
4)提案や要求により、双方のギャップを埋めて統合をしていく
という「型」に従い、それを相手と交互に繰り返す共同行為
自分が今「型」のどの位置にいて何を伝えようとしているかを示す「標識語」を意識して使うと、聞き手が流れを理解しやすくなり、(あとに続く英語が文法的にデタラメでも)言いたいことが通じやすくなる

なるほど。
ということで、以下「型」ごとに使いやすい「標識語」を集めてみました。

1)確認や質問により、相手の意見を理解する


相手の意見を尋ねる
What do you think about ... ?

相手の意見の詳細を求める
Could you please explain that in further detail?
Could you give me more background information?

相手の意見が認識通りか確認する
So, your opinion is ... Am I right?

相手の意見の理由を尋ねる
Could you tell me why ... ?
May I ask the reason why you see it that way?

2)自分の意見をはっきりと述べる


全面的に同意する
I agree with you.
That's exactly how I feel.

部分的に同意する
I can see your point, however ...
That's true a certain extent, however ...

同意しない
I appreciate your opinion, however ...
I'm afraid I cannot agree on that.

3)理由・証拠を示し、自分の意見の合理性を理解してもらう


理由を述べる
The reason is that ...
In my view, there is a difficulty with ...

理由を支える例を挙げる
For example, ...

理由・証拠を順序で示す
First, ...
And then, ...
Next ...
After that, ...
Finally, ...

対比して合理性を示す
In contrast, ...
Compared to ...
On the other hand ...

因果関係で合理性を示す
... indicates that ...
... gives us reason for ...
 

4)提案や要求により、双方のギャップを埋めて統合する


提案する
I'd like to suggest that ...
If you are prepared to ... , then I think we can rethink ...
One possible solution to the problem could be ... What do you think?

意見を求める
May I ask how you would improve my suggestion to match your goals?
If you were in my position, what would you do?

要求する
So I would like to ask you to ...
Is there any way you could ...?
I must repeat my request for ...


このように、「型」と「標識語」を意識することで、聞き手が理解しやすくなることもさることながら、喋ろうとする自分も喋りだしがかなりラクになると思います。

最後に、“会議でのビジネス英語術”に関する本が山のように出版されている中で、特に上で述べたような“コミュニケーションを「型」と「標識語」で捉える”という考え方をとっている参考書籍として、以下3冊をおすすめしておきます。


ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法
著者:ウィリアム A. ヴァンス
販売元:ダイヤモンド社
(2009-02-16)
販売元:Amazon.co.jp



英語で意見を通すための論理トレーニング英語で意見を通すための論理トレーニング
著者:有元 美津世
販売元:ジャパンタイムズ
(2009-01-25)
販売元:Amazon.co.jp



英語ネゴシエーションの基本スキル英語ネゴシエーションの基本スキル
著者:フィリップ・ディーン
販売元:朝日出版社
(2004-04-16)
販売元:Amazon.co.jp



英語の読み書きは国語の能力で、話すのは体育の能力

 
miscellaneous : blogさんで紹介されていたこの記事を読んで、すごく腑に落ちる表現に出会いました。

ひとりで学べる!ハーバードでも通用した研究者のための英語コミュニケーション(実験医学online)

英語の論文はある程度読めるのに、口頭での英語コミュニケーション力があまり向上しないのはどうしてでしょう。それは英語の論文を読む力と、英語を使って口頭でコミュニケーションできる能力とは全くべつの種類の能力であるからです。ざっくり言えば英語の論文を読む能力は現代国語の授業でよい成績を取る能力、口頭で英語のコミュニケーションをする能力は体育の授業で良い成績を取る能力のようなものです。国語の成績のよいひとが、体育の成績がわるいことなんてよくあることでしょう。また、体育の成績を上げるために、いくら国語の勉強時間を増やしても全く効果はありません。

国語と体育の能力の違いかぁ。なるほど。

理屈を聞いても教科書をいくら読んでも逆上がりができるようになるわけではなく、何回もやっているうちにできるようになる、あの感覚ですね。


日本を拠点にするなら断然ライティング

問題は、じゃあ国語と体育はどっちが大事で、どちらの成績を上げるのが得策なのかということ。この記事の著者である島岡要先生は、こうおっしゃっています。
口頭で英語のコミュニケーションが重要なことに変わりはありませんが、時間やリソースの制約上、本を読んで一人で英語を勉強するというスタイルが主流となる大部分の日本で暮らす研究者や研究者をめざす学生や大学院生の方々は、独学で本を読んで向上を指すことができる英語コミュニケーション能力、すなわちライティング(文章でのコミュニケーション)の向上に力を注いでみてはいかがでしょうか
「グローバル化」がもたらすものは、インターネットや電子メールをとおした英語の書き言葉でのコミュニケーションの機会の著しい増加なのです。日本国内で「グローバル化」の恩恵を受けているかぎり、最初の「グローバルな」コミュニケーションは、街で英語で話しかけられたり、突然英語の電話がかかってきたりかけたりすることよりも、電子メールで英語のやりとりすることである可能性のほうがはるかに高いのです。「グローバル」なジョブサーチやグラント申請にしても、最初の一歩はまず文書での英語のコミュニケーションなのです。今後は英語で書き、英語で発信するというライティングでのコミュニケーションが非常に重要になってくると考えられます。

日本を拠点にしてのグローバル化を目指すなら、その必要機会・頻度に鑑みれば断然国語の成績を上げるべきだ、と。


ライフログを英語でつけてみる

奇しくも先週から、smart.fm(旧iKnow!)という英語学習SNS上で、ライティング能力強化のために毎朝ほそぼそと英語日記をつけはじめていた私。
当blogでは日記・ライフログ的要素はあえて排除していることもあり、逆にそっちの方では思いっきりライフログしてみようと。

法務パーソンの皆様なら、契約英語やビジネスレター的英語はある程度パターンで書けると思います。私もまあそのぐらいのできる感ではじめてみたのですが、いざライフログを英語でつけ毎日起こる色々なよしなしごとを書くとなると、ビジネスシーンと違ってこんなにも言いたい事が表現できないものなのか、と愕然する日々。

ほとんど英辞郎 on the webのお世話になっている始末で、こんなんでライティング能力が身に付くのだろうか・・・と、一抹の不安を感じながらではありますが。

【本】村上式シンプル英語勉強法―30歳過ぎから英語を使えるようになるために必要な努力の水準とは?


うちの奥さんいわく、「この本は本屋に並んだときに表紙のデザインがいい」と。

確かに、これはリアル書店でこそ売れるタイプの本かもしれません。最近どこの本屋に行っても、この本が店頭の最前面に置いてあるのも頷けます。


ところが、表紙や装丁はライトなふりして、内容はとってもハード♪
こういうの、逆ツンデレとでも言うんでしょうか。はたまたデレツン?


必要な努力の水準=1日5時間

30歳過ぎて英語が使えない人が使えるようになるためには、“これ位の努力”が必要なんだよ、ということを村上さんが身をもって示してくれているところにこそ、この本の価値があると思います。

“これ位の努力”として村上氏自身の実体験から設定しているゴールがこれ。
1)読む
  英語の本を300万語読む…小説30冊、ノンフィクション15冊相当
2)単語を覚える
  毎日1万語を眺める
3)聴く
  トータル1000時間聞く…1日1時間で3年
4)書く
  ブラインドタッチで英語を書く
5)話す
  100の英文を英“借”文し、丸暗記…パーティで2時間自分のこと
  をひたすら喋れるように

おそらく、この中で意外にハードルが高いのが、2の「毎日1万語を眺める」というところ。
1語1秒でも1万語すべてを見ると3時間近くかかります。
最初のうちは知らない単語が圧倒的に多いわけですから、たとえ見るだけでも5、6時間はかかるかもしれません。

2以外の勉強時間と合計すると、1日5時間は英語と向き合う時間を作ることが必要になります。

英語が十分に使いこなせないことに危機感を感じ、毎日この5時間を確保して、勉強を継続できるかどうか。これが英語が使えるようになるかならないかの差。

たしかに題名どおりシンプルですが、言ってることは超ハードです。

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池田信夫さんのススメにしたがって、The Economistを買ってみた


前職が通信・放送事業者だったこともあり、電波行政に詳しい池田信夫さんのblogはいつもチェックしています。

その先日のエントリ「404 Blog Not Foundを読むのをやめた」のエントリについたコメント欄でのやりとりで、池田信夫さんが、相変わらずの激しい週刊ダイヤモンドバッシング(笑)。

一方で、
毎週読むのはEconomist(電子版)だけですが、こっちは newspaperだから、その週に世界で何が起こったかが一覧でき、記事の質も高い。たまに載るSurveyは、本1冊ぐらいの内容のある特集記事で、世界のリーダーに影響を与えます。
とEconomistを激賞されていたので、刺激されて思わず買ってしまいました。

Economist










英語学習用に1年半ぐらいBusinessWeekを買っていた時期がありましたが、今回初めてまともに読んだEconomistの印象は、「文字量がぎっしり多い」ということ。BusinessWeekは写真や絵を多用してたんだなというのが分かります。

それでも読んでて疲れずなんだかここちいいのは、
・1つの記事が2ページ内に収められていること
・色々な国のニュースが偏ることなく取り上げられていること
・固有名詞を除き、それほど難しい単語が使われていないこと
にあるのかなと思いました。

1冊単位で買うと1,150円しますが、定期購読(年間3万円ちょい)を申し込むと、HPでバックナンバーが読めるほか、記事のMP3ファイルまで無料でダウンロードできるようになるということで、定期購読してみようかなと迷っているところです。

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英語口/BusinessWeekによる英語学習 その後

自分がブログでご紹介した英語学習法について、書いた後の結果をご案内しないのではあまりにも無責任です。

ということで、約2ヶ月続けたBusinessWeekのエントリで書いたreadingのトレーニングと、『英語口』のエントリで書いた音読トレーニング1ヶ月実践の経過をご報告します。続きを読む

【雑誌】Business Week

McGraw-Hill Companies,Inc発行
価格:800円(税別)
評価:★★★

a26f2f0b.jpg英語学習法として、英字新聞や雑誌を定期購読するっていう方法がありますよね。

最近英語学習に本腰を入れ始めた私は、通勤時には英語のaudioを聞きながら、このBusinessweekを読むようにしてます。

なぜ新聞じゃなくて雑誌を選んだか。

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