新年度を迎えての社員総会で、久しぶりに会社から表彰を受けました。最近プレスリリースに漕ぎ着けたとある新サービスを実現するための、とある法改正の仕事が認められてのものでした。
生成AIが私たちの雇用を奪っていく状況がヒタヒタと迫っている中、「準」とはいえ社におけるMost Valuable Playerの1人とお認めいただいたということで、真っ先に駆逐されそうな中年ホワイトカラー職としては、正直「とりあえず、今年の首の皮は繋がったかな…」と、胸をなで下ろしているところです。
今回受賞対象となった仕事は、「本当は変えられたがっている古いルール(条文)を発見し、書き換えていただくよう政治・行政に提案し、実際に変えていただく」もの。そのプロセスをもう少し丁寧に分解すると、以下の通りです。
2025年4月段階の生成AIは、すでに2や3は人間よりも正確にこなしてしまうレベルになっているものの、その発端となる1を着想したり、実行・仕上げに至る4・5まではやってくれません。
しかし、近い将来現れるというAGIを超えたASIとは、
ところまで、やりきってしまう存在なのでしょう。
「現行ルールを前提に考えれば、はっしーさんよりご相談いただいたビジネスプランはリスクが高すぎます。しかし取り組まれている社会課題は、解決すべきものだと私も強く共感します。その実現のためにも、障害となっているその現行ルールこそ変えた方がいいんじゃないでしょうか?
勝手ながら、私の方で当業界のキーパーソンであるA氏・B氏にすでにアプローチを始めており、彼らも共感を示しています。こちらがその時の彼らと私の会話を収録したVideoです。ご確認ください。」
AIが、人間の質問や指示を超え(無視し)て、こんなふうに勝手に仕事を進めてしまう日も遠くないんでしょうかね。
生成AIが私たちの雇用を奪っていく状況がヒタヒタと迫っている中、「準」とはいえ社におけるMost Valuable Playerの1人とお認めいただいたということで、真っ先に駆逐されそうな中年ホワイトカラー職としては、正直「とりあえず、今年の首の皮は繋がったかな…」と、胸をなで下ろしているところです。
今回受賞対象となった仕事は、「本当は変えられたがっている古いルール(条文)を発見し、書き換えていただくよう政治・行政に提案し、実際に変えていただく」もの。そのプロセスをもう少し丁寧に分解すると、以下の通りです。
- 今あるルールはすべて正しいものという前提を捨て、イノベーションを阻害しているルールを見つける
- 旧ルールができた背景(起草当時の社会・コミュニティの状況)を正確に把握する
- 当時と現在の差分を明確にする
- 差分を解消する必要性をステークホルダーに問題提起し、共感・同意を得る
- 現在だけでなく今後数年の変化にも耐えうる、新しいルール(条文)を具体的に提案する
2025年4月段階の生成AIは、すでに2や3は人間よりも正確にこなしてしまうレベルになっているものの、その発端となる1を着想したり、実行・仕上げに至る4・5まではやってくれません。
しかし、近い将来現れるというAGIを超えたASIとは、
- 人間の意思決定や行動に強く影響を与えている現行ルールに疑問を呈する
- ルールの決定権限を持つステークホルダーに影響を与え、ルール自体を変えさせてしまう
ところまで、やりきってしまう存在なのでしょう。
「現行ルールを前提に考えれば、はっしーさんよりご相談いただいたビジネスプランはリスクが高すぎます。しかし取り組まれている社会課題は、解決すべきものだと私も強く共感します。その実現のためにも、障害となっているその現行ルールこそ変えた方がいいんじゃないでしょうか?
勝手ながら、私の方で当業界のキーパーソンであるA氏・B氏にすでにアプローチを始めており、彼らも共感を示しています。こちらがその時の彼らと私の会話を収録したVideoです。ご確認ください。」
AIが、人間の質問や指示を超え(無視し)て、こんなふうに勝手に仕事を進めてしまう日も遠くないんでしょうかね。