企業法務マンサバイバル

ビジネス法務に関する本・トピックのご紹介を通して、サバイバルな時代を生きる皆様に貢献するブログ。

利用規約の作り方

Kindle版「利用規約の作り方」出ました ― で、結局どれを買うのが正解なのか

書籍版の出版から一年越しではありますが、雨宮美季先生と@kataxさんと私の3人で共著した拙書「良いウェブサービスを支える『利用規約』の作り方」(通称:利用規約本)のKindle版が出ましたので、早速購入して読んでみました。





書籍とはまったく異なる組版となっており、見た目非常に新鮮です。もちろんフォントや文字サイズ等もKindleの設定で自分の好きなように変更できます。本書中でご紹介している参考URLや書籍中の参照ページにクリック一発で飛べるのも便利です。さらに、書籍版よりも安いお値段設定となっています。

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書籍版と比べて欠点もあります。利用規約のひな形を載せた第3章が顕著なのですが、書籍のような「見開き2ページ」を前提としていないレイアウトに変更されているという点です。


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書籍だとこうなっているのが…

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こんな感じに。


こちらのほうが読みやすいという方もいらっしゃるかもしれませんが、書籍のイメージでそのままKindleで読めるというものではありませんので、その点ご留意ください。


「書籍同等のイメージでも読みたいが、デジタルでどこでも閲覧したり、(Kindleではできない)コピペもしながらガンガン使い込みたいよ」というヘビーユーザーの方には、ちょっと渋い選択肢ではありますが、技術評論社さんのGihyo Digital Publishingサービスでお買い求めいただくと、1冊分の料金で、EPUB/PDF版の両方がDLできちゃったりします。EPUB版は機能的にはKindle同等で、さらにコピペもできますし、見開きで読みたければ別途書籍と同じ組版のPDF版もご覧いただけるというわけです。Kindleと違い購入までにちょっと一手間かかりますが、それを補って余りあるメリットがある選択肢かも。

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というわけで、どれを買えばいいかはあなた次第(笑)。でも、スマートデバイスにAmazonアカウントさえあればいつでもどこでも1-Click(TM)で買えるのは、やっぱり正義ですよね。

利用規約で困っている方がお近くにいらっしゃれば、ぜひぜひオススメください。
 

『利用規約の作り方』ご購入者向けひな形DLページを開設

 
発売からはや2ヶ月経ちました拙共著『良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方』、専門書にもかかわらずおかげさまでみなさまにご購入・ご好評をいただいており、版元在庫も切れ、もう少しで重版か?というところまできております。ありがとうございます。


良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 [単行本(ソフトカバー)]
著者:雨宮 美季, 片岡 玄一, 橋詰 卓司
出版:技術評論社
(2013-03-19)


発売からしばらくヒヤヒヤしていたのですが、Amazonの好意的な書評だけでなく、ご購入いただいたみなさまからブログ等で、

インターネットサービスを始めようとする人は必ず読むべきな本
ありそうでなかった「利用規約の教科書」。文章が平易で,気を付けるべき論点が幅広く示されている。
図表やコラムは、実用性が高いオリジナル資料が数多く用いられており、説明も平易です。事例は、単にこれまでネットを賑わせたからというだけでなく、今後も引き続きトラブルになりそうなものが選ばれています。そんなふうに、細部にわたって丁寧に作られているので、利用規約を作る過程で、現在のサービスが抱える問題が何であるかがすっと頭に入ってくるのです。
「何故」利用規約ないしプライバシーポリシーが必要なのかという部分から説明があるので、納得した上で、先に進むことができた
もっと早く読んどけばよかった

と言っていただけており、とてもうれしく思います。

一方で、本書に対して唯一といっていいくらいにいただいている不満、それが

惜しむべきは…利用規約、プライバシーポリシー、特定商取引法に基づく表示のひな形をデータとしてダウンロードできない

という点でした。まあ、利用規約はコピペして出来た気になってると危ないよ!と語る本書ですから、コンセプトどおりといえばそうなのですが、とはいえ、忙しいみなさんが本書を参考に利用規約を本気で作ろうという時に、ゼロから一文字一文字打って頂くのは確かに非効率です。そこで、今ごろかよ?と怒られるかもしれませんが、本書のメインコンテンツの一つである「利用規約3点セットのひな形」を、ワード形式(.doc)でダウンロードできるよう、出版社の技術評論社さまに専用ページを開設していただきました!



書籍版・PDF版、どちらのご購入者さまにもご利用いただけるよう、最新のダウンロード管理セキュリティシステム(!)を備えておりますので(冗談ですが笑、一応仕掛けがございます)、どうぞダウンロードしていただき、ご活用いただければと思います。よろしくお願いいたします。


2013.6.7追記
おかげさまで、増刷が決定しましたー!
お買い上げくださったみなさまに、重ねて御礼申し上げます。
 
 

「シード・アーリースタートアップのためのウェブサービスを支える『利用規約』の基本」に登壇して来ました

 
昨日の予告どおり、標記イベントに登壇して参りました。イベント名とは関係のない法務関係者がたくさん集まったということもあり、かなり実務の人向けの、濃いイベントになったと思います。

雨宮美季先生による、とっても整理された「利用規約」+ウェブサービスの法規制あれこれの講演に、
技術評論社の傳さんをモデレータ、ベンチャーキャピタリストの伊藤健吾さん・「企業法務について」の片岡さん・私の3人がパネルに加わっての、パネルディスカッション的コーナー
を足しての合計2時間半。

雨宮先生のお話はいつも圧倒的な網羅性があり、聞いた後に安心感が得られるのが特徴だと思っているのですが、今回はそれに加えて今法務の人が気になっているテーマ、たとえばCtoC型ウェブサービスの課題や免責条項の限界の具体例などについてくわしめの言及があり、それでいてコンパクトに整理されていていつもに増して洗練された感じがしました。もしかしたら「利用規約の作り方」本よりも分かりやすいのでは?と思うほどの内容。ここだけで10,000円分ぐらいの価値があったと思います。

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パネルは、事前質問と会場との質疑応答をベースに、参加者の半分を占めていたであろう法務担当者からの具体的なご質問や実務上のお悩みポイント、たとえば、
「入れておくべきおすすめの禁止事項の項目は?」
「メッセージ送信機能をつけた場合、監視は義務なのか?ベンチャーでもやらなければならないのか?」
「利用規約・プライバシーポリシーはサービス毎に分けるべきか、一本化するべきか?」
「写真は個人情報としてプライバシーポリシーに列挙すべきか?」
「良く出来ている参考にすべき利用規約のトップ3はどこの会社の利用規約か?」
などなどに対し、日本で一二を争う(笑)利用規約ウォッチャーの片岡さんと私とが、世の中の事例を紹介していくということで、自分たちで言うのもなんですがかなり参考にしていただける部分もあったのでは、と思います。

dtkさんはややさんも早速ブログに書いてくださっているようです(謝)。
ご参加の皆様、夜遅くまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
 

「利用規約の作り方」勉強会 4/10(水)19:30ー 開催します

 
良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 』ご好評につき、こんなイベントの開催が決定しました!


シード・アーリースタートアップのためのウェブサービスを支える「利用規約」の基本

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もともと雨宮先生をはじめ Skyland Ventures関係者のみなさんがスタートアップの経営者向けに開催していたセミナーシリーズの枠をお借りして、共著者3名揃い踏みでのお届け。

内容としては、
前半:雨宮先生による、スタートアップがツマヅキがちな法規制と利用規約のポイント解説
後半:MOVIDA JAPANの伊藤健吾さん+共著者3名による、参加者からの事前質問をベースにしたパネルディスカッション

の二部構成。

私達共著者3名が持っていて、スタートアップ期の経営者・技術者のみなさんが持っていないものがあるとするならば、それは「法的なトラブルによるツマヅキの経験量」だと思います。
もっとも、そんなものの経験量を積んだからといって、スタートアップの成功確率が高まるわけではありません。しかし、そのツマヅキの経験が事前に共有されることによって、構え・受け身がとれるようになり、それによって不安が解消され、安心して本業に集中できるという効果はあるはず。柔道・剣道をはじめとする武道の稽古において、初心者にはまず受け身や構えの練習をひたすら行わせ、怪我や痛みの不安から解放するところからはじめるのにも似ています。


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『利用規約の作り方』も、まさにそんなコンセプトで書いた本ですが、その本のポイントをさらにコンパクトに2時間弱で学べると考えると、投資時間対効果はかなりいいのではないかと思います。

事前質問も受け付ける予定です。私自身も、最新のウェブサービスを立ち上げている(ようとしている)みなさんからのご質問・意見交換を通して、私もまだ気づけていないような利用規約に関するあらたな課題・テーマに出会えるのではないかと、楽しみにしています。

ご参加、お待ちしております。
 

「利用規約の作り方」の作り方 ― その2 Googleを活用した新しい共著スタイル

 
良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 』は、いよいよ本日、正式に発売です。すでにAmazonで予約注文頂いている方々もたくさんいらっしゃると聞きますし、大型書店さんを中心に、PC関連書籍コーナー(本書は“法律書“ではなく、あくまで技術評論社さん発のウェブサービス開発・運営者向け“PC関連書籍”なのです)に平積み・面で先行展開してくださっている書店さんも多数。弁護士の伊藤雅浩先生(@redipsjp)には早くもブログでご紹介いただいたりと、みなさま本当にありがとうございます!



さて、今回の本は、弁護士の雨宮さん・ブログ「企業法務について」の片岡さん・そして私の3人による共著。昨年6月の、技術評論社編集の傳さんを交え初めて4人集まってのキックオフミーティングでは、「一緒に書けるのは心強いけれど、果たしてどれだけ時間をかければ3人の知識・経験・そして主張が1冊の本にまとまるんだろう?」と不安を感じていました。

結論を言えば、「Googleのお陰ですべてがスムーズに解決した」のですが、そこに至るには多少の“回り道”もありました。今日は、これからの新しい共著のスタイル・ウェブ上でのコラボレーションの実践例として、この本ができるまでの取り組みをご紹介したいと思います。

すべての原稿をGoogleドライブ上で執筆


まず、一番肝心な3人の原稿を書いて共有する方法としては、共著にありがちな「章ごと分担⇒章ごとに文章のノリが違って読みにくい」という事態にならないよう、
  • 最初にざっくりとした方向性についてディスカッション・意見交換した上で、
  • 次にコアとなる原稿を代表して一人が(Wordを使わずに)Googleドライブ上で執筆、
  • 修正履歴を残しながら全員でそれを遠慮無く何度も上書きして磨いていく
というスタイルを採用しました。

Wordファイルで書いてDropBox等で共有するという方法も考えたのですが、Googleの方がリアルタイムに変更した箇所が反映されていくだけでなく、いざとなれば前の人が書いた版にも簡単に戻せるので、安心して上書きができる点が大きかったです。自分が書いた原稿にコメントが入った際にリマインドメールを受け取るようにすることもできます。Wordを使った場合、2人ならまだしも3人でWordの原稿を交換しながらどこを反映させるかさせないかを議論していたら、すれ違いばかりが発生してまとまらなかったはずで、これは大正解だったと思います。結局Wordファイルを使ったのは、利用規約のひな形を法務有識者のみなさんにレビュー頂く際だけ。

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Facebookグループ機能はディスカッションには不向き → Google+へ


“回り道”というのは、そのコア原稿の方向性を決めるためのディスカッション・意見交換のツールとして、当初Facebookのグループ機能を利用したのですが、これがよくなかったという点。FBはまず基本的に動作が重く、さらに過去のグループ内の投稿を検索することも(そもそも投稿内検索をするための検索ボックスすらなく、Ctrl+Fのブラウザ内検索以外の方法では)できず、投稿表示も時系列がバラバラになってしまうので(いいね!の数が多いと表示順位が上がるニュースフィードの仕組みの欠陥)、「誰がいつ何を発言したか」を見失いがちで、コラボどころか逆にストレスすら感じる始末。

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そこで、8月下旬ごろに思い切ってディスカッションのツールをGoogle+に乗り換えました。Google+にはサークルという概念があり、投稿ごとに閲覧可能者を限定することができますので、4人だけのサークルを作りクローズドな意見交換を行えるようにしました。Google+であれば動きも軽く、過去の投稿も素早く検索でき、かつ当たり前ですが原稿執筆ツールとして当初から使っていたGoogleドライブとの相性も抜群によいため、これによりコミュニケーションのストレスはなくなりました。さらに、12月からはGoogle+にコミュニティ機能もでき、グループ内でテーマ毎にポストを分けられるようになったので、過去投稿の検索性・一覧性も高まったと思います。

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きわめつけはGoogleハングアウト


そしてなんといっても時代は変わったな・本当に便利になったなという思いを深くしたのは、ビデオチャットとしてのGoogleハングアウトの存在です。

ビデオチャットの王様と言えばSkypeですが、御存知の通り、Skypeでは誰かがプレミアムアカウントを持っていないと2拠点までしか同時通話ができません。一方でGoogleハングアウトでは、上述のGoogle+のアカウントさえあれば、アプリケーションを入れること無く、しかも無料で、10拠点までの多人数ビデオチャットができます。画質・音質もSkypeの比ではありません。共著者3人に加え編集者も加えた4人のビデオチャットともなると情報量もかなりのものとなり、特に音声の品質は会議の質に影響を与えますので、これには大変助けられました。これのおかげで、フェイス・トゥ・フェイスの打合せは初回のキックオフ含め3回ですませることができ、9〜11月の、特に私が転職直後で時間が取りにくかった時期に助けられた記憶があります。

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※私達がハングアウトしてる画像がなく、Googleさんの紹介ページから…


12月に最後の仕切り直しのフェイス・トゥ・フェイスミーティングを開き、これを受けて年末年始休みを使って大幅な書き直し作業に取り組み、年明けからはこの本の目玉となっている利用規約のひな形修正とその英訳に集中、2月いっぱいを3人での校正に当てて、本日、めでたく正式リリースにこぎつけることができました。最初から最後まで、まさに私たちの本のタイトルどおり、Googleが提供する「良いウェブサービス」に全面的に「支え」られた執筆となりました。

それと同時に、この体験を通じ、“共著”というこれまでのやり方では何かと障害の多かった仕事を容易にするツールが生まれたことで、「誰か一人の頭の中の棚卸し」がその工程のほとんどを占めていた本の執筆という行為が、「コラボレーションによる集合知の創発とその文字化」へと変わっていくようにも感じました。私自身、他のテーマでもこういったコラボ共著スタイルで書いてみたいなと、さっそく次の本の企画を練っているところです。
 

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 [単行本(ソフトカバー)]
著者:雨宮 美季・片岡 玄一・橋詰 卓司
出版: 技術評論社
(2013-03-19)

 

「利用規約の作り方」が一部書店で先行販売開始されているようです

 
3/19発売予定、「良いウェブサービスを支える『利用規約』の作り方」の著者用みほんが先ほど手元に届きました!

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自分で読むのが怖くて読めないんですけど、ためしにおそるおそる真ん中のあたりのページを開いてみたら、こんなこと公の刊行物に書いていいんだろうか?と自分もびっくりするようなことが目に飛び込んできて、びっくりしました(笑)。


と思っていたら、一部気の早い書店さんでは、発売予定日前にもかかわらず先行販売を開始していただいているようです。ありがとうございます。


東京駅周辺の大型書店さんなどにも、明日にかけて順次入荷されるとの噂も聞いております。お急ぎの向きがあれば(事前に書店様に問い合わせの上)足をお運びください。よろしくお願いいたします。
 

「利用規約の作り方」の本を出版します

 
校了したばかりの原稿の束を前に、放心状態のはっしーです。


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自分自身がずっと欲しかった「利用規約の作り方」をまとめてくれる本。なぜだかいつまで経っても出ないので、著者の一人として、技術評論社さんから出版させていただくことになりました。
本の制作にご助力いただいた関係者はもちろん、出版に理解をくださった会社の上司・同僚、必要な知恵を惜しみなく授けてくれる友人、そばで支えてくれている妻、みなさんに感謝です。



良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方 [単行本(ソフトカバー)]
著者:雨宮 美季・片岡玄一・橋詰卓司
出版: 技術評論社
(2013-03-19)
販売元:Amazon.co.jp


書いてみて、やはりというべきでしょうか、思っていたほど簡単ではなかったです。そりゃ誰も出さないわけだと思いました(笑)。

ユーザー投稿の著作権処理、免責文言の注意点、プライバシー情報の取り扱い・・・「法務パーソンとして書きたいネタ・興味深いネタ」はたくさんあっても、そんな法務マニアなネタだけでは誰の役にもたたない自己満足な本になってしまいます。「ウェブサービスを作って今まさに世に出そうとしているエンジニアやベンチャー経営者の目線で、本当に必要かつ役に立つ情報」だけに削ぎ落とし、法務と現場実務の間をうまく言葉に紡いで、一冊の本として読みやすくわかりやすくまとめるための我慢と根気の作業。昨年の初夏にお話を頂いてから半年超、編集を務めて下さった技術評論社の傳智之さんを中心に何度となく議論を重ね、本全体の構成を変えるという禁断のちゃぶ台返しをしては全員で書き直すという工程を3回ほど繰り返し、これなら本当にウェブサービスの作り手のみなさんのお役に立てる本だと思えるレベルに、やっとなりました。

技術評論社さんの本書紹介サイトにも掲載されている「はじめに」より。

良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方(技術評論社)
弁護士に依頼したり法務担当者を採用することにあまり積極的でないベンチャー・中小企業などでは,しばしば,先行する類似ウェブサービスの利用規約を,その意味も理解しようとせずに,そのまま文言だけパクってリリースしてしまうという光景をよく目にします。
その結果,せっかくリリースしたサービスが,利用規約の内容が不適切であったり,トラブルをスムーズに解決できなかったために,継続できなくなってしまうことも実際に少なからず起こってしまっています。そのような悲劇は,きっとこれからも繰り返されてしまうことでしょう。これはあまりにもったいないことです。

私たちは,このような状況を打破する第一歩として「この1冊を読めば,利用規約について検討すべきことがひと通りわかる」,そんなエンジニアや経営者のためのガイドブックを作りたいと考え,本書を書きました。
本書を手に取った方が作り上げたウェブサービスやアプリが無事リリースされ,成長し,そして多くの人に愛される。
そんなストーリーを,本書を通じて少しでもお手伝いすることができたとしたら,私たちにとってこれ以上の喜びはありません。

著者3人の思いはこれに尽きます。これから日本発の“良いウェブサービス”を作ろうというエンジニアやベンチャー・中小企業経営者のお役に立ちたい。だからこそ、経産省の「準則」をベースにウェブ上での契約の考え方を法律語をなるべく使わずわかりやすく説明することを追求しながらも、スマートフォンプライバシーイニシアティブも踏まえたちょっと先の課題も(先取りし過ぎない程度に)盛り込み、加えて、日本の利用規約・プライバシーポリシーの“標準化”を目指したひな形を全文公開し逐条解説するという野心的な試みにもチャレンジし、さらには、出版社さんにスケジュール・予算の無理をお願いして急遽その英訳版(日英ネイティブの弁護士が監訳!)までを付録として付けてしまうという企画も実現しました。

弁護士として名だたるITベンチャーの利用規約作りをリアルにサポートし続けている雨宮美季さんと、
IT企業の法務ひとすじで「中の人」としての苦労を重ねてきた片岡玄一さんと、
ウェブサービスと利用規約が大好きで、今日現在もそれにまみれている私。
藤川真一さん猪木俊宏先生主催の利用規約ナイトVol.1&Vol.2をきっかけに融合したこの3人が、現時点でもてるベストを尽くしたこの本。

身近にウェブサービスを立ち上げようとしている、立ち上げたが利用規約を中心とした法務的な面がよくわからなくて不安を感じているご友人・知人がいらっしゃれば、是非この本をご紹介いただければ幸いです。
 
3月19日発売、現在Amazonにて予約受付中です。
 
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