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今日見たテレビ番組の感想2 に参加中!
勝村政信君と宿坊研究家の吉田さらさ氏が今回訪れるのは、埼玉県奥秩父の大陽寺さんです。

今回の副題は「大自然に心を癒やす」。
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秩父の山奥では、どんな宿坊ライフが待っているのでしょうか。

※平成23年7月11日修正


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第1回「高野山・蓮華定院(前)」の感想
第2回「高野山・蓮華定院(後)」の感想
第3回「京都・妙心寺」の感想
第4回「京都・萬福寺」の感想


バス停から大陽寺さんまでは8キロあります。
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ナレーション「2時間かけて山道を登ります
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まあ、正確には「歩けば2時間」ということでしょう。

ご住職が仰るには、「日本のマチュピチュ」だそうです。
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埼玉県の人は怒ってもいいかも知れない。

ヤマツツジの咲く山門をくぐります。
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扁額には「大陽寺」の文字。
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そして到着を告げる木板を叩くと、
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お迎え下さったご住職。
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何と、お一人でお寺を守っておられるそうです。

案内されたお部屋には、大きな太鼓が置かれていました。
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スケジュールに特別な決まりは無く、朝のお勤めなども参加は自由とのこと。
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雄大な自然に囲まれ、時はゆったりと過ぎていきます。

写経したり、
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ご住職とお話したり、
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犬を連れて山菜採りをしたり、
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タラの木にはトゲがあるので要注意です。
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湧き水を味わったり。
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大自然を満喫します。
自然に溶け込んだ生活です。


採れたてのタラの芽を天ぷらにして頂きます。
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山野草づくしのお膳です。
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命を頂くということを実感できるでしょうね。

露天風呂もご住職の手作り。
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禅宗のお坊さんはノリが基本的に体育会系な上、大抵のことは何でもできたりします(これまで衲僧が付き合った範囲では)。
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掃除洗濯はもちろん、食事に裁縫も!
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でも、お風呂まで作れる人は珍しいのではないでしょうか。

そして翌朝。
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6時半の起床は、お寺時間ではかなりゆっくり目の方です。
朝のお勤め。
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撮影用に良いお袈裟を着けて下さっています。

お勤めの後、移動する先は…。
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坐禅堂の「渓山閣」です。
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坐禅の作法はケッコー細かいものだそうですが、
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大陽寺さんでは、あえてうるさいことは言わないようにしているのだそうです。
「自然のままに、自然と一体となる境地をめざすこと」がご住職の方針だそうです。
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良い眺めです。
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気持良く坐れそうな環境ですね。
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寝て…ませんよ?


堅苦しい宗教とか仏教とか、そういうのはとりあえず置いておいて、
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大自然を自分の中に取り込んで、それと一体になって坐禅をする

これこそが大陽寺とそれを取り巻く自然の伝統ではないかと、ご住職は考えておられるそうです。
マチュピチュ的環境をかえって大事にしているワケですね。
なるほど!
衲僧も見習いたいところです。


そして今回、締めの一文字は…
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」。

勝村「孤独がこんなに豊かだとは思いませんでした
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人間が本来独りであることの素晴らしさ、個々人がそのことを気付く大切さを学んだとのこと。
圧倒的な大自然を前にして、初めて実感できる種類の孤独だったかもしれませんね。

ご住職と犬のお見送りを頂き、今回はサヨウナラ。
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何という名前の犬だったのでしょう?
ちょっと気になりました。



さて、来週の第6回は長野県が舞台です。
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霊山・戸隠の宿坊、「極意」でお世話になります。
「宿坊=お寺」のイメージが強い中、こちらは珍しい神社の宿坊です。
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次回もお楽しみに!