金縛りにあったことがあるか?と質問されたら僕は
「逆にないの?」
と小馬鹿にして言いたいぐらい金縛りによくあいます。
この場合「あう」という表現が正しいのかどうかはさておき、金縛りを体験したことがない人に一つだけ言えることは

マジで怖いから!アホか!

ということです。
脳と筋肉の関係だったり色々と原因は解っているみたいなんですが…
そういう知識なんていざ本番になるとなんの意味も持ちません。
ただただ
「霊に襲われる!」
という恐怖でいっぱいになります。
僕が特別ビビりだという可能性もありますがそれはそれで何が悪いんだ!おばけ怖いだろお前らも!

どの様な現象が起きるかというと、まず眠りから覚めて意識がハッキリします。そして部屋の隅から目が離せなくなるんです。
あれ?おかしいな?視線が動かせない…もしかして…と思ったら次に身体の感覚が麻痺しだします。四肢は一ミリも動きません。
怖いから声を出そうとするんですが勿論出ず、目も閉じれなくなります。
すると部屋の隅がですね、徐々にクローズアップされます。
ズンズンと僕の方に向かってくる感覚です。
身体はぐうううと締め付けられたような状態で、何が居るってわけでもないんですが確実に何か居る気配がします。
既にもう何回も味わってる感覚なんですが毎回
「何!何!やめて!今回ばかりは確実に霊だ!霊のあれだ!」
とパニック状態に陥り、抜け出すまで冷静な判断が出来なくなります。
睡眠障害の一種らしいのですが、確実に不穏な空気、霊気のようなモノを感じます。錯覚だろうがなんだろうが、感じてしまえばそれはもう現実に起こっているのとほぼ同等ですから!やめてよ脳と筋肉!

ていうかね、僕らビビりはいくら科学的根拠を説明されても一度怖いと思ってしまったらもう無理ですよ。怖い。
だって霊の存在を百パーセント居ない、あり得ないと説明出来た人間はいないわけでしょ?
それなら
「金縛りってのは睡眠障害なんですよ」
という説明を聞くより
「寝る前にお尻叩きながら、ビックリするほどユートピアって叫べば霊寄って来ないんですよ!」
という、わけのわからない情報に弄ばれていた方がよっぽど心が楽なんです。

ちなみにやりましたよ。
ケツを軽快に叩きながら「ビックリするほどユートピア」って叫びましたよ。景気付けにベッドから飛び降りながらやりましたよ。
これで霊も寄ってきませんよ!

これで寄ってくる霊なんか、アホでしょ絶対!

寝ますね!