ロールパン文庫の伝言板

家庭文庫「ロールパン文庫」のブログです。 ホームページ http://www.rorupanbunko.com/

2015年09月

2015.9.17さくまゆみこさんの読書会

9月の児童文学研究会に行ってまいりました。


9月17日(木)18:00~
テーマ: 子どもと出会う不思議な生き物

今月の課題図書は以下です。







緑の精にまた会う日
リンダ・ニューベリー 作
野の水生 訳
徳間書店
2012-10-10



8月はお休みでしたので、2ヶ月ぶりです。

やっぱり好きだなあ、この雰囲気


今月は欠席の予定が、急遽参加できることになってよかったです。
間際になって三冊読んだので、読み込みが足りなかったかもしれませんが。


遠出から帰ったばかりでまたすぐ遠出、という間の日だったので、残念ながら今回はヒカリエごはんは断念しました




11月の選書係に選ばれた…のではなく、くじ引きで当たったので、来月は図書館通いに精を出します

今月のおまとめ役にもなりました。がんばります









さくまゆみこさんホームページ  
http://members.jcom.home.ne.jp/baobab-star/dokusho/index.html

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『木かげの家の小人たち』英語版

いぬいとみこ先生の代表作『木かげの家の小人たち』英語版が出版されました。

昨年のギリシャ語版に続く快挙です。
この作品が今、世界的に見直されている証だと思います。
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クレジットには、ご遺族の清水さんのお名まえも。
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ギリシャ語版は、ちんぷんかんぷんなものの、アジア的要素のあるギリシャという国を思わせる、独特の挿絵がついていました。
http://blog.livedoor.jp/butter_roll/archives/54315955.html

英語版には挿絵はありません。
ただ、まだ最初の部分しか読んでいないのですが、まるで初めから英語で書かれたかのような、ヨーロッパ的Old Worldの空気が流れているような雰囲気を感じました。

翻訳者の腕もさることながら、やはり原作の物語の力によるものにちがいありません。

発表されたのが1959年ということですので、ロールパンも生まれる前の作品ということになりますが(ぎりぎり)、その時代に日本人作家によって日本と世界を舞台にした高レベルの児童文学が書かれ、50年以上たった今もなお読み継がれ、新たに世界に紹介されていることの偉大さを思います。

いぬい先生は、この『木かげの家の小人たち』で、1961年に第一回国際アンデルセン賞国内賞を受賞されました。


そんなビッグな先生だとも知らずに文庫に通っていたわたしたちですが、1964年国際アンデルセン賞佳作作品『北極のムーシカミーシカ』にちなんだ名前の「ムーシカ文庫」の卒業生であることを、おおいに誇りにしようと思います







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学研『あしながおじさん』出版のおしらせ

このたび学研から「10歳までに読みたい世界名作シリーズ第15巻『あしながおじさん』」が出版されました。



あしながおじさん (10歳までに読みたい世界名作)
ジーン ウェブスター 作
小松原宏子 編訳

学研教育出版
2015-08-18



子どものときから大好きだったおはなしを担当させていただけて幸せです。

しかも、改めて原書をひもとくと、新しい発見がたくさんありました。

①「訪問委員のプリチャードさん」は、女性だった!

ジルーシャ(ジュディー)の作文を見いだし、「あしながおじさん」との出会いのきっかけを作ってくれる「訪問委員のプリチャードさん」。この方は、作品中では名前しかでてきませんが、物語上たいへん重要な役割を果たしています。孤児院の理事の前で『ゆううつな水曜日』の作文を読み上げたのはこの人。そして、ジルーシャが大学に入るまでの準備をすべて整え、大学に入ってからもドレスを見立ててくれたり、なにくれとなく面倒をみてくれるのです。

ロールパンは、子どもの時に読みながら、「あしながおじさん」の正体はこの人ではないかと思ったりしました。ジルーシャのことを本当に大切に思っていますし、完全に男性だと思っていたからです。ところが、このたび原文で読み返してみたら、なんと
Miss Pritchardと書いてあるではありませんか!
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自分はどうして男性だと思いこんでいたのか…?
と、あわてて子どもの時に読んだ本をめくってみたら、そこには、はっきりと、
「プリチャードのおじさん」と。。。
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原書の手に入りにくかった当時、子ども向けに編訳した人は、きっと日本語訳だけ読んでアレンジしたのでしょう。なにしろdressを「着物」と訳している時代ですから。

当時の苦労がしのばれますが、同時に先日のアーサー・ビナードさんのゲストスピーカー講義も思い出しました。
ビナードさんは、日本語を英語に翻訳するときに、性別がわからなくて困る、という話をしていました。
英語だとMrやMrs、あるいはheかsheかを見ればわかるんですけどね。

「鈴木さん」や「佐藤さん」も、それだけでは男か女かわからない…こんなところにも日本語を外国語にするときのむずかしさがあるんですね…。ビナードさんは日本のおはなしに出てくるサンマやネコを英語でheにすべきかsheにすべきかでたいへん困ったそうです。

逆に、英語から日本語にするときは、単数と複数をあらわすのに苦労します。一匹でないことをわからせなければいけない時も「犬たち」とか、っていうのヘンですものね。本や鉛筆ならなおさらです。そういうときは複数形って便利だな、と思うこともあります。(でも、「犬」や「鉛筆」を英語にするときは単数か複数かわからなくて悩むんでしょう、きっと)

ちなみに、Miss Pritchard, who is on our visiting committeeは、今回は「地区委員のプリチャード嬢」と訳しました。万一男性の挿絵がはいったらいけないと思ったからですそれに、めちゃくちゃ文字数がタイトだったので、「さん」より「嬢」のほうが一文字節約できるし(笑)。

結局この人物はイラストには出てきませんでしたが、ゲラに「←女性?」という編集部からのコメントが書きこんでありました。この方もきっとロールパン同様に、「委員のプリチャードさん」は男性、というイメージを持っていたのでしょうね。



②タイトルにもなっているdaddy-longlegsは、「アシナガグモ」ではなかった!

日本語では『あしながおじさん』というタイトルがあまりにも定着しているのでわかりにくいですが、原題は

Daddy-Long-Legs

です。これは、daddy-longlegsという足の長いクモの名前をもじったもので、孤児院で初めて見かけた「あしながおじさん」の影がひょろながくてクモのようだったのと、daddy(パパ)ということばをかけた、絶妙なニックネームなのです。
つまり、親の顔を知らずに育ったジルーシャ(ジュディー)は、見知らぬ庇護者に向かって、クモのあだなをつけたと言いながら、実はその人を「パパ」と呼ぶよろこびをひそかに味わっていたのです。

ところが、日本ではおそらく最初の訳が『あしながおじさん』だったからでしょう、残念ながら手紙でもすべて「おじさま」「おじさん」と呼びかける訳になってしまっています。

そして、daddy-longlegsというクモだから、作中にも登場するこのクモを「アシナガグモ」と訳しています。

ところが、いったいどんなクモかと検索してみたら、「アシナガグモ」と
daddy-longlegsでは、ちがう種類のクモが出て来るではありませんか。

結局、ネットで見つけた「日本蜘蛛学会」に電話して伺いましたところ、京都女子大学の中田兼介先生が丁寧に教えてくださいました。中田先生、ありがとうございました。

daddy-longlegsというのは、日本名では「ザトウムシ」なのだそうです

たしかに「ザトウムシ」では、物語が成り立ちませんね。
しかたがないからロールパンも「アシナガグモ」で足並みをそろえました。


でも、もし自分が初訳で出すなら、「おじさん」でなくて「パパ」にするのに。


。。。。と思ったりもするのですが…


『あしながおじさん』というタイトルでなかったら、日本でここまで読まれたかどうかわかりません。




翻訳はやっぱり奥が深いです








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2015.9.3アートアクアリウム

これだから、都会暮らしはやめられない。


仕事帰りに、ふらりとこんなものを見に行かれるなんて。

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ECO EDO 日本橋
アートアクアリウム 2015 〜江戸・金魚の涼〜 &ナイトアクアリウム


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日本橋三井ホールにて。

会  期2015年7月10日(金)-9月23日(水・祝)/会期中 無休
開催時間11:00-23:30(最終入場:23:00)

アートアクアリウム:11:00-19:00  
ナイトアクアリウム:19:00-23:30



まるで異世界空間。


同僚Sakuraちゃんと行きましたが、
まわりはみんなカップルでした







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9月の文庫スケジュール

ロールパン文庫について

◆文庫開放は原則として水・土の2:00~7:00です

    本の閲覧、借出、返却ができます。
◆月一回おはなし会があります。よみきかせとかみしばい中心です。月によってワークショップやゲーム、親子サイエンス体験も行います。
◆おはなし会に10回参加するごとに、絵本などのプレゼントがあります。


   9月の文庫スケジュール

◆文庫開放日   
     9/2(水)・9/5(土)・9/9(水)・9/12(土)・    
         9/16(水)・9/19(土)・9/26(土)・9/30(水)
              
            2:00~7:00  PM

       ※9/23(水)はお休みです。
  
                      

              
◆おはなし会
            9/29(火)  

         午前の部  10:15~11:00 (対象:おもにベビー~3歳)
         
         午後の部  ①14:15~14:45
               ②15:15~15:45
                            (対象:どなたでも)

                午前と午後はちがうプログラムです。
                午後の①と②はおなじプログラムです。


        
        どなたでもおいでください。
            ※初めての方は保護者と一緒にいらしてください。

                 おまちしています!



               ※文庫トップページ    http://www.rorupanbunko.com/




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