2007年03月05日

バブルへGO!!

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基本的に期待値ゼロの映画である。期待値ゼロだから、逆に「楽しめるに違いない」という期待が高まる。

で、観てきての感想は「なかなか良い」だった。もちろんストーリーとか滅茶苦茶だし、特に見所もないし、くっだらねぇなー、でおしまいの映画なんだけど、そこがホイチョイらしくて良い。

僕とか、大学に5年通って、さらに大学院を出て、社会人になったのが92年。そして、その初年度の大半を休職して松葉杖生活。ということで、実質的に働き出したのは93年で、「えええーーー、そんな時代があったんですかぁ」という世代である。学生時代に美味しい思いをしたのかと言えばそんなこともなく、冬は冬山にこもり、春と夏と秋は冬のためのバイトばっかりの生活である。まぁ確かに家庭教師の時給は3750円だったりしたけれども、それでも決して楽な生活ではなかった。なので、マインド的には広末と一緒。ちぇ、あと5年早く生まれていればなぁ、というところである。

製作にあたって日立からたんまりお金をもらったためにタイムマシンは洗濯機になってしまったようだ。もうちょっと日産が頑張ればタイムマシンはフェアレディZだったに違いない。ま、ドラム式でも良いんですけどね。

どこが見所ですか?と言われると本当に困るのだけれど、バックトゥザフューチャーは当然として、他にもインディジョーンズやら、ダブルオーセブンやら、色々とパロディをしているのを観るのは楽しい。あと、広末がなかなか可愛い。

みんながまだ記憶している街を再現しているので、つまらないこだわりで結構お金を使っているんだろうけれど、そのあたりのばかばかしさがまた良い。

少なくとも、日本沈没なんかよりはずっと楽しめた。どろろよりも面白かったな。評価は☆2つ。

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