これから何かを行う前に、様々なリスクを考え過ぎて精神が疲労困憊してしまった経験は無いでしょうか。

「石橋を叩いて渡る」と言った例えがありますが、度が過ぎると精神にダメージを受けてしまいます。

以前にも「楽観的に考えてみて!」で書かせていただいた事で、完璧を目指さずある程度で実行に移す事も必要なことであります。
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 さて認知行動療法では、計画する事も大切ですが、実行する事が最も大切です。

例えば認知行動療法として完璧であると思われるスケジュールを立てたからと言って、行わなければ何の意味もありません。

乱暴な言い方をすれば、考えなくても行動していれば何らかの意味はあると思います。

 少し極端な言いかたで混乱されたかもしれませんが、認知行動療法は行動ありきで計画を立て柔軟な変更をしてもいいと言ったルールで行う事が良いのではと自分の経験から感じています。

私も医師より「行動認知療法の計画や内容はあなたに任せます」と言われて行っていました。

もしこれが人から与えられていた課題であったら、続けていく事ができたか?

予期不安を生むような高い壁を建てずに、今日の調子ならこの位は問題ないと思える方が良いでしょう。

考え過ぎて実行できなくなるくらいなら、乗り越えられる壁をいくつも乗り越え記憶に留めていく事が自信に繋がる事になると私は思っています。