認知行動療法を段階に少し低い位の負荷で行って行き、成功体験の記憶を積み上げると言った記事を書かせていただきましたが、今回は環境面で調整をし計画する事により失敗事例を出さないと言ったお話をさせていただきます。


電車の事例
 認知行動療法を進めて行く際に最初に計画するのは、どの路線のどの区間で行うかと言う事です。以前書きました認知行動療法では、いざとなれば歩いて帰れる範囲で行う事によって安心感を得るという事でしたが、それにもう一つ加えて欲しい項目は路線です。

 都市部における路線で同じルートでJRや私鉄などが並行して運行している事が多いと思います。
例を挙げる、
◍東京↔横浜間ならば、JR東海道本線、横須賀線、京浜東北線、私鉄東急東横線、京浜急行線など
◍大阪(梅田)↔神戸間ならば、JR神戸線、阪急神戸線、阪神線など

この様な環境下でお住まいの方で選べる選択圏内である、もしくは自転車などで移動が可能であれば一駅区間の時間が短い路線の選択をしていただきたいと思います。この路線の中には一駅区間が2~3分で運行しているものもあれば10分以上のものもあります。言ってみれば急行や特急に乗っている事と同じ状況になってしまう事も考えられますので安心路線・区間を選択するようにしましょう。

 それと私の場合眼精疲労があった為、走る電車の車窓からの風景が速いとめまいなどの症状が出ていました。密集した住宅地の間を通っている区間よりも高架になっている区間の方が、ゆっくりと風景が流れていきます。人によっては地下鉄が閉鎖的で無理と言う方もおられるかと思います。

認知行動療法が進み各駅停車は略クリアといった状態になった時に起こりがちなのは、駅に着いて電光掲示板を見てつい効率を考え急行や特急に乗ってしまう事です。急行や特急は各駅停車に比べ混雑している状況多く乗った後に後悔する事が何度もありました。混雑した状況では不安要因があったとしても逃げる事ができず、区間も長いとあれば不安は急激に高まります。
 いつでも心を落ち着け、状況を見て混雑していたら乗らないといった判断をする勇気を持ちましょう。各駅停車に乗って時間が掛かったと言ったネガティブな感情にならない様、その時間を上手く使う事も考えておくことも必要かと思います。電車の移動時間は便利なものでその時間を自分の為に使う事ができます。読書をしたり、瞑想をしたり、情報収集の時間として使ったり、仕事であれば頭の中で整理や発想する時間となります。その時間をポジティブな時間として使えればライフスタイルの中で必要な時間となっていきます。
 その都度レベルに合わせた環境を整備して行きましょう。
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☯飲食店の事例
 認知行動療法が進んで行くと普通の飲食店で食事をしていく訳ですが、その際に失敗しない為の環境調整の話をさせていただくと、ちょっとしたひと手間ですが事前に大丈夫だった席をしっかりと記憶しておいて、予約を取るもしくは店員さんにその席がいい事を伝える。もちろん混雑時にその様なわがままな事は言えませんが、少し時間をずらすなどの余裕も必要であると思います。



☯講習会・会議での席の事例
 どんな職種の方でも講習会・会議などに参加しなくてはいけない場面が出てくると思います。その様な場合、どこに座るかと言った事はその後の安心感に影響が出てきます。最悪逃げれる環境、入口から近い場所が安心に繋がると思います。席を選べるならば早めに行きその様な席を確保する。それが無理な状況であれば、担当者に閉鎖された空間が駄目な事を伝える事によって席を配慮してもらいましょう。最近はこの様な事例が多い為、担当の方も解ってくれて対応をしてくれる事が多いです。
不安な状況を自分だけに留めず、言う事によって安心を得られる事もありますので事前にその様な環境調整をしておく事も重要であると思います。