パニック障害の治療に対する初動が遅れる事によって、治療期間が長期になったり他の病気の併発も起こるなどと言った事が考えられます。では何故発症から治療の開始まで時間が掛かってしまうのでしょうか。

 私の場合は初めての発症から心療内科の初診まで半年から1年程期間を要したと記憶しています。
〇それにはパニック障害と言う病気に対し知識が無かった事。それは何が起こっているか判断できず、自己判断で市販薬や行動を試してしまいました。
〇そしてもう一つは心療内科と言う場所の敷居が高かった事です。

 その様な時に私の苦しんでいるのを見て心療内科を探してくれたのが家族(妻)でした。もしこのきっかけを逃していたら一人で診療内科に行っていたか定かではありません。行っていたとしてもかなり回りくどい事をして長期の準備期間が必要であったと思います。

 実際に診療内科に行った事でSSRIの服薬と認知行動療法が始まり、私もこの病気に対し知識を付け立ち向かうための行動と心の持ち方を身に付けることが出来ました。

 しかしここでも一人ではできない事がたくさんありました。初期の頃は心療内科の待合室でも不安は出て待っている事ができず、妻が順番待ちをしてくれて私は外で心を落ち着ける等支えが必要でした。

認知行動療法でも初期の頃は失敗を繰り返し、電車を降りる事や飲食店に入っては不安に襲われ注文後にキャンセルして出る事になる事も数多くありました。一緒にいた妻には悪い事をしたと思っていますが、病気の事を理解してくれているからこそ耐えられない状況に対し、一緒に行動してくれたのだと思います。

 本当に人に迷惑ばかり掛けていると思ったら、私は行動をする事をやめていたかもしれません。家族の支えがあったからこそ諦めず次の段階に進む事ができた事は間違いありません。
この機会に家族と今の状況を共有し、真剣に話し合って進むべき方向を合わせ乗り越えて行かれてはと思います。
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パニック障害と言う言葉は世の中に知られる様になってきましたが、知識や理解をを持っている方はまだ少ないと思います。私自身その経験から「理解」を示しお役に立てるならば知識や経験を提供できればと思います。

 冒頭にも書きましたが初動が早ければ、治療期間にも影響してくる事を考えればこの病気になる前にある程度知識があれば、少しでも初動も早くなると思います。