パニック障害の初期の段階ではとにかく、状況がわからない事による不安から精神面、身体面の疲れが出て治療どころか、行動自体を制限してしまう事があります。病気の事を理解し薬物療法を始めたら、次は行動を少しづつ行っていきます。しかし精神面での落ち込みが大きければ中々行動に移す意欲が湧きません。

 まずは本格的に行動していく前に土壌固めをする事によって、症状が出ても閉じこもる事無くここなら安心に外出できる状況を作って行きましょう。

 私の場合最初職場では全くと言って問題なかったのですが、プライベートとなると電車やお店、混雑した場所が全く駄目で常に気分が悪い状態でした。ですから最初は近所の散歩から始める事としました。近所には小さい川が流れていて、住宅地と言うのに海や山が近いせいか様々な生き物がいます。鯉、ボラ、チヌ、亀、カニ、鴨、シロサギ、アオサギ、カワウ、ヌートリアなど色々な生態系が見られる訳ですが、引っ越してきたばかりの時は夕方大きなアオサギが「ギャー!」と飛んで行く風景をみて、ここは「ジャングルか?」と思いました。

 話を戻しますと、山や川、海が近かった為運動も兼ね散歩を始めました。「1/fのゆらぎ」と言う言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、 1/f ゆらぎ を五感を通して感知すると、自律神経が整えられ、 精神が安定し、 活力が湧くと考えられています。自然界のからもその恩恵を感じる事ができ、例えば小川のせせらぎ、海の波、木漏れ日など様々なところから恩恵を受けられます。
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この効果によって精神の安定をはかり、身体の体調を整え認知行動療法を行うための土壌作りができたと思っています。もちろんこの効果は初期の段階だけでなく、どのような状態でもあると感じていますので、続けて行きたいと思っています。