2009年07月07日

【報告】 河村官房長官に「自殺論議はお涙ちょうだい」の真意を聞いてきました


_MG_2887すっかり報告が遅くなってしまいましたが、
6月24日(水)に首相官邸に行き、河村官房長官に直接「申し入れ」をしてきました。
全国の民間有志35団体の連名で、「自殺論議はお涙ちょうだい」と発言したとされることの真意を確かめ、自殺総合対策会議の会長として自殺対策に懸ける思いをうかがってきました。《詳しくはこちら》


官房長官からは、「私の言葉の、そこだけのところ(お涙ちょうだい)が独り歩きしてしまって、みなさんに厳しい思いで受け止められたことについて、とても残念に思うし、申し訳なかったと思っている」と、まず率直な心境を聞かせていただきました。
また「お涙ちょうだい」と言ったのは、自殺の問題がそうだというのではなく、党首討論の場において民主党の鳩山代表が、財源論を示さないまま命の大切さを訴え続けた、その議論の仕方が「お涙ちょうだい的だ」と批判したのだということでした。

政府としては、「生活苦や過労、格差など、今日的な問題が自殺の問題に集約されていると受け止めており、今後より一層自殺対策に取り組んでいきたい」。「自殺対策は非常に大きな課題であるから、今回の予算でも100億円の基金を作った。特にNPOの方々に使ってもらうために作ったものなので、ぜひ活用してほしい」。「進んだ日本の国で、一方ではこういう問題はやっぱり看過しちゃいけないと私も思っている」など、日本の自殺対策の責任者として大変心強いお言葉をいただきました。


_MG_1324私たちの説明にも真摯に耳を傾けてくださり、本心から自殺の問題を何とかしたいと思っている様子が伝わってきました。(私がパソコンを手で持ちながら説明しようとした時などは、そっとパソコンに手を添えて支えてくださるお気遣いでした。)
また閣議等の場でも積極的に自殺対策の必要性を訴えてほしいとの要望にも快く応じてくれました。


雨降って、地固まる。
いや、雨降って、地固める。ですね。

◆◆

最後になりますが、急な呼びかけにもかかわらず「申し入れ」に賛同してくださった全国の民間団体のみなさま、また国会が非常に忙しいこの時期でありながら、ことの重要性を鑑みて官房長官への申し入れを即座にセッティングしてくださった「自殺対策を考える議員有志の会」の尾辻秀久会長、それに柳澤光美事務局長小池晃議員に、心から感謝申し上げます。(写真奥)

現場と国会とが連携をして、さらに気を引き締めて、これからも自殺対策を推し進めていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


                              7月7日
                              民間有志35団体を代表して 
                              清水康之


追伸。今日は、自殺対策基本法の生みの親でもある山本孝史さん誕生日ということで、報告させていただきました。

bxs00035 at 16:41│Comments(6)TrackBack(1)

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 鳩山邦夫議員が「自殺はDNA」発言  [ die-in(ダイイン) ]   2009年07月12日 23:25
前々回のエントリー自殺問題は「お涙チョーダイ」ではないで取り上げた河村官房長官の問題発言については、自殺対策に取り組む諸団体が申し兮..

この記事へのコメント

5 お疲れ様でした。
良い方向に行政が動いていくことを期待しています。
民間団体を束ねて下さることがとても大きな役割に感じています。これからも頑張って下さい。
私たちもついていきます。

会報誌の送付ありがとうございました。
NPO法人いじめ対策プロジェクトの生放送で会報誌について触れさせて頂きます。
2. Posted by yamada   2009年07月12日 01:42
あらためて聞くまでもなく、党首討論の議事録を読めば5分で状況は理解出来ると思います。
3. Posted by yamada   2009年07月12日 01:51
この件に関する毎日新聞の切り取り記事が以下の通り。全文。


河村建夫官房長官が先月17日の記者会見で自殺対策を「お涙ちょうだいの議論」と話し、自殺防止活動に取り組む全国35団体から発言の真意を問われて陳謝していたことが分かった。自殺対策に取り組む福井県のNPO「心に響く文集・編集局」の茂幸雄理事長は「発言を聞いて耳を疑ったが、長官から前向きな返答もあった。自殺対策の必要性をもっと訴えてほしい」と話した。

 発言は民主党の鳩山由紀夫代表が党首討論で触れた自殺対策に対してあり、「お涙ちょうだいの議論をやるゆとりはないのではないか」と話した。関係者によると、先月24日に首相官邸で連名の質問書を渡したNPO「ライフリンク」(東京都千代田区)の清水康之代表に、河村長官は「皆さんに厳しい思いで受け止められたことはとても残念で、申し訳なかったと思っている」と謝罪した上で、「自殺対策は大きな課題で看過しちゃいけない」と述べたという。【大久保陽一】


おかげで河村氏が叩かれまくっている。これが原因で河村氏が自殺したらどうするおつもりか。そうなる前に毎日新聞に抗議をするのが、早とちりで押し掛けた人の責任ではないか。
4. Posted by yamada   2009年07月12日 10:44
公正さを失ったこうしたメディアのあり方が私にはイジメ問題の遠因だと思われます。うちの中学生の息子だって、去年から続く「麻生イジメ」を察してそのように言っております。メディアの悪意の雰囲気がイジメを正当な行為と錯覚させる影響は大きいと私は思います。そんなものの片棒をかつがんでくれ。
5. Posted by yokote   2009年07月12日 15:22
たしかに最近のメディアはひどいです。ただ党首討論の議事録に河村官房長官の発言が載っているのでしょうか??確か記者会見での発言だったと記憶しているのですが??私もこの問題に関心があるので、ぜひ載っている場所を教えてもらえないでしょうか。yamadaさん、お願いします。
6. Posted by ぴあ   2009年08月24日 13:12
最近、焼身自殺した中学生の事をニュースでやっていましたが、あれだけショッキングな事件なのに短い時間で終わってしまいました。最近になってその中学生がいじめを受けていたという情報がネットに載っていましたが、ニュースではその事を伝えていません。女優の覚せい剤逮捕を長い時間取り扱ってないで、中学生の不幸な自殺をもっと取り扱ってほしいです。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字