白蓮のつぶやき…仏様はいつも一緒

お経との出会いと仏様の教えを語り合う時間をいただき心の支えになっています。そんな日々を感謝しつつ、お釈迦様、観音様…まだまだ学びの途中ではありますが日々の暮らしと織り交ぜながら綴っていきます。

はじめに…
この世に生まれてきて沢山の出会いがありました。実家がお寺で一生懸命信心していた祖母のおかげで、小さい時から手を合わせることを教わりました。今はお経との出会いと仏様の教えを語り合う時間をいただき心の支えになっています。そんな日々を感謝しつつ、お釈迦様、観音様…まだまだ学びの途中ではありますが日々の暮らしと織り交ぜながら綴っていきます、よろしくお願いいたします。

諸経の王「法華経」の世界とは その3 (久遠実成)

永遠の生命を通じて私たちに呼びかけを続けるお釈迦様 ....... 久遠の仏陀釈尊 ...... の声、それが「法華経」 です。現代においてもこの経典の影響の大きさには計り知れないものがあり、そのあまりにも大きな思想とその存在について、その一端をたどってみたいと思います。

2022 1 21 1

仏の教えの永遠性、久遠実成とは。



◎ 法華経の三大思想

宇宙の統一的真理 (一乗真実、いちじょうしんじつ)
仏の教えの永久性 (久遠実成、くおんじつじょう)
「妙法蓮華経」 の弘通 (菩薩行道、ぼさつぎょうどう)

〇 久遠実成(くおんじつじょう)

「法華経」 は中盤にいたると常識を覆(くつがえ)す驚くべきことを語り始める。歴史上の釈尊の軌跡(きせき)を、ある意味で‘否定’ してしまうのである。釈尊は紀元前5世紀ころに生誕(せいたん)し、29歳で出家、さまざまな修行の末、35歳で「悟り」 に到達したとされてきた。しかし、そうした過程はあくまで‘仮の姿’ だったというのである。

「法華経」 の真髄(しんずい)である第十六.如来寿量品の釈尊は、こう話しだす。「私は悟りを開いてから今日にいたるまではかり知れないほどの歳月を生きている分別を遥かに超えた無量無辺(むりょうむへん)久遠の過去’ に仏となり過去現在未来にわたって永遠に人々を教化し続けているのです」 ............... 

紀元前後の大乗仏教の成立期にあってさえ、過去の尊氏となっていた釈尊が、突然、現在のものとなってしまったのである。そして、未来にも永遠の生命を保ちながら教え導くという ............ 。まさに価値観の驚異的な変化なのだが、こうした動きにより、大乗仏教は釈尊の直接的教化による一般庶民の救済という新たな側面を持ち始めたのである。

※ 民衆を救済するための仮の姿

いかにもインド的な時空を超越した独特の宇宙観ともいえるが、この‘久遠仏’ は急に創出(そうしゅつ)されたものではない。釈尊が入滅したのちまもなく、釈尊をどう位置づけるべきであるかという論議が巻き起こった。釈尊自身は自らの生命の終焉(しゅうえん)に臨んで弟子たちにいい残した。「私が亡(な)きあとは、大宇宙の真理(法)と自分の心を、ともに灯(あか)りとしなさい」 しかし、弟子たちにとっては、亡くなった釈尊自身が大宇宙の真理だった。追慕(ついぼ)の念はつのる一方で、まもなく遺物(いぶつ)や遺跡への崇拝が始まる。それとともに、釈尊の肉体は滅びたが、本身は滅びないという考え方が発生した。さらに本来は永遠なる存在だったが、民衆を救済するためにこの世に姿を現したという考えに発展していくのである。

宗教における教祖へのこうした位置づけは普遍的なことであり、イエス.キリストの「復活再降臨」 への信仰も、その代表的なものといえるだろう。時間への概念に永遠性と神秘性を持たせることが顕著(けんちょ)なインド的想像力においては、さらに容易な展開だったのかもしれない。やがて仏身論は、より複雑な様相を呈(てい)し、法身(ほっしん).報身(ほうじん).応身(おうじん)の三身(さんじん)論が出現する。法身とは宇宙にあまねく存在する無始無終(むしむしゅう)の仏、報身とは請願と修行によって仏となった有始無終(うしむしゅ)の仏、応身とは悟りと入滅を持った有始有終(うしうしゅう)の仏である。

こした区分では、釈尊は応身の仏とされる。われわれと同じ体を持ってこの世に生を享(う)け、修行し、悟りを得るにいたったのだから ............... 。 ところが「法華経」 は、この三身を一体として、釈尊こそ永遠の生命を持った存在だと定義したのである。

※ 「法華経」 に見出す運命的な救済論

「法華経」 が説く「久遠の仏があって、過去も現在もこの世にあり、さらに未来の果てまでも無上の教えを説く」 という教えは、一般民衆の立場からも理解しやすい。逆にいえば、一般民衆の潜在(せんざい)的な支持や欲求が、ある程度、その出現に力を及ぼしたのかもしれない。残念ながら、インド本国では信奉者はあったものの、大きな潮流(ちょうりゅう)とはなり得ず、まもなく仏教そのものも衰退していく。

しかし、中国へそして日本へと渡って(はな)開いた’ 法華信仰は、救済という現世利益から庶民の間に浸透(しんとう)して、強い支持を得ていくことになる。

日蓮聖人は「法華経」 の優位性と絶対性を発見し運命的な民衆救済を「法華経」 の中から見出したのではないだろうか。
(日蓮の本、学研、その他参照)


追記、「自灯明法灯明」という言葉を聞かれたことがあるかもしれません。
それは、お釈迦さまがなくなるまえにお弟子さん達におっしゃったこと、「自分自身と法(教え)をよりどころとしていきなさい」ということですね。お釈迦さまという存在がなくなっても、受け継がれた教えは滅び流ことがないということですね。西洲




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諸経の王「法華経」の世界とは その2 (一乗真実)

永遠の生命を通じて私たちに呼びかけを続けるお釈迦様 ......... 久遠の仏陀釈尊 ....... の声、それが「法華経」 です。現代においてもこの経典の影響の大きさには計り知れないものがあり、そのあまりにも大きな思想とその存在について、その一端をたどってみたいと思います。


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宇宙の統一的真理、一乗真実とは。



◎ 法華経の三大思想


宇宙の統一的真理 (一乗真実、いちじょうしんじつ)
仏の教えの永久性 (久遠実成、くおんじつじょう)
「妙法蓮華経」 の弘通 (菩薩行道、ぼさつぎょうどう)

〇 一乗真実(いちじょうしんじつ)

「悟りを開く。あらゆる欲望の動揺から説き放たれ、心に、無上の安心を得る」 ............... どれほどの人が、この究極の目標に挑(いど)み、近づき、そして苦しんだことか。

釈尊の入滅後、教義の解釈をめぐって教団は揺れ、さまざまな宗派が発生する。主張も割れて、それぞれの立場に従った修行の道を進むことになる。早くも、大きな迷いよ苦しみが始まったのである。

釈尊の説法を直接聞いた「
声聞」(しょうもん)と、独自の研鑽(けんさん)で真理の真髄(しんずい)に近づこうとする「縁覚」(えんがく)は世界を離れ、ひたすら自分たちの「悟り」 を追い求めようとした。いわゆる「小乗」(しょうじょう)あるいは「二乗」(にじょう)といわゆる人たちである(「乗」というのは、悟りにいたる「乗り物」という意味)。しかし「二乗」 の人たちに結果として生じたのは、生きる喜びを失い、死んで無に帰することをもって「悟り」 とする一種のニヒリズムだった。

紀元前後になると、こうした思想に対する革命運動が起きる。人生を虚無的に捉えることは本来の釈尊の教えに反すると批判。まず「声聞」 と「縁覚」 は仏にはなれないという「二乗不作仏」(にじぉうふさぶつ)論が、打ちだされた。続いて‘いや、すべての人は仏となり得る’という論へと発展。

「声聞」 も「
縁覚」 も、大衆のなかにあって実践活動をする「菩薩」(ぼさつ)も、すべて「悟り」 にいたる可能性を秘めているという壮大な肯定論が生まれた。その強力な支えと推進力になったのが、ほかでもないこの「法華経」 なのである。あらゆる人々(三乗)は、一つの大きな「乗り物」 つまり「一乗」 の上にあると説いたのである。

※ 具体的な意味を超えた教え

人間のみならず無限の事象を抱擁(ほうよう)して、「肯定、また肯定、そして絶対肯定する」 という思想の意味を理解することは簡単である。しかし、その価値観を具体的に理解するのは、きわめてむずかしい。「法華経」 においても、釈尊は最初から「一乗」 を説いたのではなく、便宜的に「二乗」 「三乗」 から話し始めたとしている。ここから「三乗方便、一乗真実」 という言葉が生まれることになる。

さらに「法華経」 全体を見た場合にも、論理的な思想.哲学が構築されているとはとてもいいがたい。壮麗(そうれい)な舞台設定に、絢爛豪華(けんらんごうか)なイメージ世界が展開されているのだが、極論すれば、そこに示されているのは「法華経」 の優位性と安全性の協調のみである。

当然、批判も多くて、「終始仏を讃えるだけで、経典とは呼べない」 「架空の作り話にすぎない」 「能書きばかりで、肝心の役に立つ薬がない」 という痛烈な指摘が、仏教学者などからあがっているのも事実なのである。


※ 「信」 によって獲得した日蓮聖人

だがしかし、日蓮聖人の解釈は、まったく異なった。八巻二十八品の「法華経」 が語る 「すべての事実と現象は平等でありひとつの存在とあらゆる存在は相互に結びついて眼の前に具現(ぐげん)されている」 という認識は架空な話ではなく‘絶対の真理’ だと強く信じたのである。

つまり、「万有(ばんゆう)にて統一的な宇宙真理」 は確実に存在すると断定した。あらゆる経典を読破し、仏教思想の変遷(へんせん)を調べ尽くした日蓮聖人の結論がそうだった。少なくとも、「法華経」 には「一乗真実」 というきわめて強い求心力があることを、熱い感動とともに確認したのである。

いうなれば「信」 によって獲得すべき教えが、「法華経」 なのである。 (日蓮の本、学研、その他参照)


追記、一乗真実、法華経にはきわめて強い求心力があること。 奥が深い教えですね (´・ω・`) (白蓮堂)




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諸経の王「法華経」の世界とは その1

永遠の生命を通じて私たちに呼びかけを続けるお釈迦様 ......久遠の仏陀釈尊 ......の声、それが「法華経」 です。現代においてもこの経典の影響の大きさには計り知れないものがあり、そのあまりにも大きな思想とその存在について、その一端をたどってみたいと思います。


04

法華経によれば、この霊鷲山に8万人もの悟りを求める人々が集まり、
釈尊の説法を聞いたそうです



◎法華経は、霊鷲山(りょうじゅせん)で説かれた。

「法華経」 は、霊鷲山で説かれたというところからその内容が始まります。霊鷲山というのは、インド、ビハール州のほぼ中央に位置する。かつてのマガダ国の首府ラージャグリハ(王舎城)の東北にある小高い山であります。

「法華経」 では、特に鷲が飛び立つかのような姿をした霊鷲山であることを強調し、ただその地上で説法が行われるだけでなく、途中で(具体的には「見宝塔品第十一」から「嘱累品第二十二」まで)説法の場が虚空会(こくうえ)上(大空の上)に移されるのであります。古人もその光景を次のように歌っています。


わしの山 ひとのこころの 春まちて 御法(みのり)の花は ひらけ始めけん  
(鳥丸光広「黄葉和歌集」)

大意は次のとおりです。

※霊鷲山よ! 人々が春を待つかのように、法の花が開花を待っていたかのように、
今「妙法蓮華経」 の教えが説かれ始めますことよ!


そのような不思議な霊鷲山の光景を通して、「妙法蓮華経」 の 「法」 の真意が明らかにされ、「法華経」 がたたえられております。

◎「法華経」 三つの特色は

近代における日本の仏教研究には、伝統的仏教教理研究と近代仏教学研究という二つの系統があります。これらを総合して、最近の「法華経」 についての認識として、その特色は、次の三つに絞られるとされております。

宇宙の統一的真理 (一乗真実、いちじょうしんじつ)
仏の教えの永久性 (久遠実成、くおんじつじょう)
「妙法蓮華経」 の弘通 (菩薩行道、ぼさつぎょうどう)

仏陀釈尊のイメージは、私たちにとってははるかに遠いものに感じられて身近な導きの師の姿を心に描くことが困難です。しかし、「法華経」 を繰り返し繰り返し拝読してみると、釈尊の行動や活動が決して個人的なものとしてとらえられるのでなく、現実的な仏陀を中心とする教団のなかで、仏陀が宇宙の真理を明らかにし衆生を救済する意図を鮮明にしようとするものであることが推察されるのです。

仏陀の到達された「悟りの世界」 は深遠な境地であります。その深遠な境地に人々を導き入れるということは容易なことではありません。一般社会でも考え方を伝達することは簡単なことではなく、現代社会ではまずマニュアルという簡単にした手順を作って共通理解を確認します。

しかしマニュアル人間であるかぎり、伝達すること自体がただの道具に終わってしまいます。その根源となる意図をだんだんと認識し、それを深めていけば、突然、世界全体の認識や人間存在そのもののとらえ方も変化し、大きく飛躍した境地に安住することができます。

一般企業でも、代表的なリーダーの経験を語る言葉に耳を傾ける気持ちになるのは、そうした飛躍した世界をうかがい知ることができるからです。 (仏陀永遠のいのちを説く、渡辺宝陽著、その他参照)


追記、私たちは縁あって法華経を手にすることができました。そしてこうやって、私たちが学んできたことをブログでお伝え出来ることをとても幸せに感じています。そして、このブログを訪問してくださってる方も「ご縁のある方」です。ご縁に感謝しております。 (白蓮堂)



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プロフィール
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白蓮
縁起を見るものは法を見る 法を見るものは私を見る(釈尊) 仏教の奥の深さ、(宇宙の真理.法則)は、真剣に学べば学ほどに、納得させられてしまいます。皆さまも、是非一緒に学びませんか。  来世のためにも、家族のためにも、もちろん自分のために!
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