欲の話

2018年04月29日

一期一会

一期一会

臨済宗の僧に沢庵という方がおられました。
あるとき、沢庵のもとに一人の武士が訪ねてこられました。
二人で楽しく会話をしていると、そこに沢庵の弟子がやってきて、こう告げました。
「和尚様、のんびり客人と話をしている暇などありません。鷹狩の帰りに上様(三代将軍 徳川家光)がここに立ち寄られました。」

沢庵和尚は慌てる様子もなく弟子にこう答えられました。
「私はこの客人と前々から今日、お会いすることを約束していた。しかし、上様は約束もなく参られたのだから、しばらくの間別室で待っていただきなさい。」

本来なら一介の武士よりも上様を最優先にするでしょう。
しかし、沢庵和尚はそうしませんでした。

それは、沢庵に「一期一会」の心があったからです。
今、目の前にいる人を大切にしようという気持ちがったのです。

まずは、目の前の人を大切にする…。
目の前の人のことだけを考える。
そうすると、「あなたを大切に思っていますよ」という気持ちが伝わって良好な関係を築くことができるようになります。

私たちも普段の生活の中でこういうことありますよね。
人に会いに行くときは大概、相手の都合を確かめてから行くのでそういうことも、あまりありません。
でも、会っているときに、携帯電話で長電話されて待たされたり、電話で話していても割り込み通話があったりするのはよくありますね。
お忙しいのだろうなと察しはつきますが、会話の途中で「あ、他からかかってきた!」とあいさつもそこそこに切れる電話はなんとなく後味が悪いものです。

そして、自分は忙しいのだから、とか、仕事の電話(お金につながる話)かもしれないから、と、自分中心な考えで、目の前の人を粗末にするのはちょっと悲しいですよね。
きちんと話を済ませてから、次の電話をするとか、改めてかけ直すなどちょっとした心配りで相手を大切にすることができると思います。

今、目の前の人は大切な人だということを忘れずにいたいものです。


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byakuren0104 at 05:56│Comments(0)仏教の話 

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