たこ焼き

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梅造:パーっと行こ、パーっと♡
……と言いながらもなぜかブリッジをしながら待つ梅造、
顔面を紅潮させながら我慢のブリッジだ、
そうしてるとチャイムが部屋中に響き渡る、
すると音を耳にした梅子がすかさず、

梅子:だれ〜〜?
◯◯:だけど〜、来たよ〜♪
梅子:入って〜
◯◯:分かった〜♪
竹子:いかん、ちょっと待って〜
梅造:誰が来たがあなや?
   聞いてないで、二人きりやないがぁかえ?
竹子:最初っから言うちゅうろう?
   みんなぁと一緒に飲むがぁって!
   嫌やったら帰りや
   あんたらぁ、おらんかってもなんちゃあじゃない、
   嫌やったら帰るかえ?
   ほら、どうするで、早う決めや!
   ほらほらほらほら!
梅造:なんや、そんな言い方ないやろうが、 
   折角来ちゃったのに、なんやそろ言い方は!
竹子:ほいたら、おりたいがぁやったら条件がある、
   まっこと大人しいしちゃったら、おってええで。
梅造:分かったわ、帰るきのぅ(꒦ິ⌑꒦ີ)。
竹子:ほいたら、おってもえいき、
   早う着替えて、ちゃんとしいや。

気合を入れられた梅造は
即刻ブリッジを終了し私服に着替え
来客モードに変身だ、
もうこうなってしまったからには、
ラブラブモードなど遠い過去の物語、
性器がこぼれそうな具合もストップで
いざ来客スタートだ。

竹子:こんばんは〜 
梅造:ああ、こんばんわ……

ドアを開けたら二人の女性が立っていて
爽やかな笑顔で梅造達を迎えた
しかし、おどろくなかれ、ドアの前で、
佇んでいるのは、病院内でも屈指の美人姉妹の
竹美と梅美ではないか!
この二人は双子の兄弟、
しかも超美人姉妹で有名だ、
するとどっちが竹美で
どっちが梅美か区別が今だにできないワタシは
極々小さなボソボソ声で

梅造:どっちが竹子で、どっちが梅子?
竹子:右っかわが竹ちゃんよ、
   ホクロがある方が竹ちゃんで
   よう喋るんが、梅ちゃんよ。
   間違うたらいかんで、
   女は名前を間違えられるんを、かなり嫌うきねぇ。
   しっかり、しいよ。
梅造:いらっしゃい、ウェルカムです〜
竹子:もう大きい声出して、ええっちゃ、
   アホか、高知の恥さらしもんが〜。
梅造:そこまで言わんでええやろうが!
梅子:まぁ、えいき、ちゃんとしてよ〜
   やっぱり呼んだがは間違いやったかもしれん( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )

この会話はまだまだ長引きそうなので
ここで竹美が間髪入れずに
落ち着いた表情で

竹美:梅造さん、お久しぶりですね、
   以前に少しだけワタシが担当になった事がありました、
   梅造さんは覚えていますか?
   ワタシはこんなに楽しい患者さんは初めてだったので
   強烈な印象がワタシには、あるんですよ。
   ふふふ♡

すると梅子まで、
 
梅美:ワタシも梅造さんには強烈な印象を抱いてます、
   最初にワタシに言った事を覚えてますよね?
   ワタシに対して
   「こいつは絶対に淫乱だ」って言ったんですよ、
   信じられないでしょう(。→ˇ艸←)ププッ
   まったく信じらんなーいಠ_ಠ
梅子:梅造さん、そんな事言うたん?
   信じられんわぁ(꒦ິ⌑꒦ີ)
   まあ、えいやろ?
   もう立ち話もなんやから早う入って、
   食事の用意は出来ちゅうき、
   お腹空いたやろ、早う食べよ♪

すると二人は腰掛けて
ゆったるとして、こう言った、

竹美:結構狭い部屋だね、
   ワタシだったらこんな部屋だったら
   即出てく、狭いの嫌いだもん。
梅美:この娘は思った事をそのまんま言うだけだから
   気にしないで下さいね。

双子なのに全く違う性格の二人、
多少戸惑いもあるが
竹子とは気が合うようだ、
酒も進んで酔いが軽く回ってきた頃に
竹美が追い打ちをかけるような一言が発された。

この女はねえ、
ワタシより男好き♡


この言葉を言うなり周辺には静かな空気が漂い始め、
それまでは楽しい会話が続いていたのに
ここで水を差した格好になってしまった。
一応、過激な言葉に認定されたようで
周辺はまだ静かな空気が漂っている、
せっかくの宴会なので
こんな形で終わりたくないと思った矢先にだ、
これまた梅美が一言つぶやいた、

ワタシも結構ナオン好き♡

四人しか居ないワンルームマンションがどよめいた、
そんな発言OKなのかと……
しかし人数的に考えれば1─3で女性ウハウハだと、
ど〜れ〜にしようかなと、
やはり梅子が一番で最高だと、
ちょっと待てよの梅美もグンバツだと、
ちょっと待ったの竹子がやはり気が合うぞと、
しかし梅美のうなじは唆られるなと……
この状態が何時間続いたのかは覚えてないが
目が覚めると絨毯に寝っ転がってるワタシがいた、
かなりの二日酔いだった、
梅美と竹美はもうすでに帰っていたようで
目が覚めたのは朝の4時。
結局は何も起こらずじまいで
仕事に行きたくない病発生、
ここで一発、今日も頑張ろうとは思ったが、
酒はまだ抜けず今日のワタシは
まだ紐開けてないのにも関わらず試合終了。
今度は梅子の寝床にチャレンジするが
ロウキック浴びせられてノックアウト、
やはり今日は梅子と一緒にズルして休もうと( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )。

(つづく)

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