びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

『かへらじと 日本移動演劇連盟のために』作︰岸田國士1943年6月「正直云ふと、赤紙をみて、わしやギョッとした。これで兵隊だ。いつたい役に立つのか?」松竹国民移動演劇隊のために岸田国士が書き下ろしたという一作。二幕構成で、かなり多くの人物が登場。志岐と大坪とい ...

読んだ戯曲をメモでまとめておこう! と思い立ち、個人的なメモですがブログに載っけておきます。 あらすじと感想をまとめたものについては、リンクをつけて。 作者は、日本外国問わず、生年順で。 作品の横の年数は、初演か初出。 LINEスタンプ「ぴあじ」発売中! ソポ ...

YouTubeチャンネル「西村俊彦の朗読ノオト」で、あいかわらず朗読動画をアップしているのですが、この度その中から8作品が、「Audible」「audiobook.jp」で発売されました!YouTubeで配信しているものと基本同じなのですが、動画に変換する際にどうしても音が歪んだりしてい ...

LINEスタンプ「ぴあじ」↑販売中 【読書】2021年『二十世紀旗手』著︰太宰治『罪と罰(上)』著︰ドストエフスキー/訳︰工藤精一郎『蜘蛛の糸・杜子春』著︰芥川龍之介『スローグッドバイ』著︰石田衣良『真昼なのに昏い部屋』著:江國香織『ハイルブロンの少女ケートヒェ ...

↑LINEスタンプ「ぴあじ」発売中! 観た芝居の記録です。 【2021年】(配信)文学座アトリエ『岸田國士恋愛短編集』吉田見本市『つけび』劇想からまわりえっちゃん『チャンバラ茶番!一生懸命 エイエイオー』倉山創作活動隊『スタートアップ』(配信)美貴ヲの劇『江戸川縄 ...

観た映画をまとめてます。リンクには感想記事あります。【2021年】『ウトヤ島、7月22日』監督:エリック・ポッペ『ワンダヴィジョン』全9話『プリズン・ブレイク シーズンⅢ』全13話『プリズン・ブレイク シーズンⅡ』全22話『人間失格 太宰治と3人の女たち』監督:蜷川実花 ...

:漫画:【2021年】『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』ドリヤス工場『エコール・ド・プラトーン』全2巻/永美太郎『彗星がふってくる日』トーベ・ヤンソン【2020年】『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』ドリヤス工場『 ...

『上なき判官これ天子』原題:El mejor alcalde,el Ray作:ロペ・デ・ベガ1620〜23年頃「ほんとの恋はね、思う人の望むことを一しょに望むってとこにありますだ。」のどかな農村で、若者サンチョが想い人エルビーラへの思いを独白している所から始まる。そこから結婚申込と話 ...

『戯曲体小説 真夏の夜の恋』作:谷崎潤一郎1919年8月金持ちのボンボンで不良少年の滋と、書生の文造。二人が女優の夢子に恋をした。お互いに抜け駆けはしないと約束していたが…滋と文造の二人による会話で紡がれる、戯曲体の短編小説。戯曲体小説…戯曲でよいのじゃなかろ ...

『猿』作:宮本百合子発表:1922.7「お前が見て、これに間違いはないと思う世界の様子だって、どこまで真実か解りゃあしないわ。」母と娘・エッダと、娘と同年代の若者・ヨハネスの三人芝居。若者の父親は過去に発狂してその妻を殺害している。父親から受け継がれた「狂気」 ...

『フエンテ・オベフーナ』原題:Fuente Ovejuna作:ロペ・デ・ベガ(1562-1635)1613年物語冒頭の勢力関係が分かりにくくて苦労したのだけれど、レコンキスタでイスラム教支配地からキリスト教支配地になったシウダッド・レアール市近辺を、ポルトガルが治めるかスペイン(カ ...

『俳優のノート 凄烈な役作りの記録』著:山崎努2003年 文春文庫「成功したいか?したい。ならば失敗も覚悟しろ。大成功したければ大失敗も覚悟しろ。」今さら私がオススメするまでもなく、俳優を目指す人にオススメの本として名高いこの一冊。必読、レベルで言われてますね ...

『にしむくさむらい』作:別役実初演:1977年 文学座アトリエの会「私、責めているんじゃないんですよ。ただ、教えてほしいんです。私にはどうしても、わからないんです。何故そんなに会社がいやなのか。」出てくるのは男三人、女二人。男1→会社をさぼり、以来行ってない。 ...

『道成寺(一幕劇)』作:郡虎彦(1890-1924)初演:1912年4月安珍と清姫の物語として知られるいわゆる『道成寺』のその後の話。道成寺の山全体が清姫の呪いにかかり、男は一度足を踏み入れたら帰れない山になっている。寺の僧たちは必死にその呪いを祓おうとするが、和尚は ...

調布市せんがわ劇場への行き方・道案内です。【京王線・仙川駅から】仙川駅は京王線でも止まる電車が限られるので、注意です。駅の改札(一つのみ)を出てすぐ左へ曲がります。すると目の前に小さい横断歩道があるので、それを渡ってから右へ曲がります。少し進むと目の前に ...

『町奉行日記』著:山本周五郎新潮文庫【書籍情報はこちら】「人間は弱いもんだ、気をつけていても、ひょっと隙があれば、自分で呆れるようなまちがいをしでかす」山本周五郎面白い!となって二冊目。三年ほど前に買ったきり読んでなかったやつですが、読み始めるとスイスイ ...

『雨あがる』著:山本周五郎2008年 角川時代小説文庫驚いた。おそろしく面白い。「時代劇」という形から、若干敬遠していた所があるのだけれど、読み進めてみると先が気になり気になりどんどんと読んでしまう。時代劇ではあるけれど、そこに描かれているのはいつの世も変わら ...

『エコール・ド・プラトーン』全2巻著:永美太郎トーチコミックス【書籍情報はこちら】関東大震災後、移住した人々によって活気づく大阪の街。そこで雑誌を立ち上げる文人たちを、川口松太郎・直木三十五らを中心に据えて描いていく、大正モダンな香りが漂う作品。小山内薫が ...

『白い病』訳:阿部賢一原題:BILA NEMOC作:カレル・チャペック1937年「鉛の玉やガスで人を殺してもいいとしたら……私たち医者は、何のために人の命を救うのか?」これ、1937年の戯曲なんですが、今年書かれたんじゃないかという感じでした。感染すると身体の感覚が無くな ...

『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』全4話2000年制作『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』は地球侵略の歩を進めるインベーダーとの戦いを描いていたが、こちらは復活した恐竜帝国の王・ゴールとの闘い。恐竜帝国っていうと、ゲッターロボ感があるなぁ。地球に ...

『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』(全13話)1998年制作「過去を未来へと繋ぐために現在を生きる!それが人間ってやつなんだ!」熱い、とにかく熱い。台詞も熱い、展開も熱い、演技も熱い、そして絵の圧!インベーダーと人類の、生き残りをかけた戦争。熱さ・ ...

『きりぎりす』著:太宰治新潮文庫【書籍情報はコチラ】女性一人称語りの『灯籠』『皮膚と心』『きりぎりす』『千代女』が一冊に収まった文庫。さらに、おしゃれと犬に異様な執念を見せる『おしゃれ童子』『畜犬談』ドライな質感で破滅を語る『水仙』『日の出前』心中物の『 ...

『顔』作:岸田國士1932年5月1日海浜の寂れたホテルを舞台に展開する、すれ違うハラハラ劇。ホテルで働く女中のるいの思い出話に前半のほとんどが費やされ、新手の一人芝居だろうかと思う瞬間がある。その思い出話の中に出てくる因縁の男性、というのがたまたまホテルを訪れ ...

『感化院の太鼓』作:岸田國士1928年9月「誰でもいい、返事のできるものが、返事をしてくれ。一体、良いとか悪いとかいふこた、誰が決めたんだい。どうして良いことつていや面白くなく、悪いつていふことだけが面白いんだい。」警察の世話になるくらいの不良少年・麦太郎を持 ...

以前から憧れていた劇作家協会リーディング部の作品に、ト書き(小説で言う地の文みたいなやつ)で参加しました。劇作家・別役実さんの名作ダイジェストと、『おや、賢治さん、どちらへ うん、ちょっと、そこまで』という、宮沢賢治の生涯を描いた作品。日本の不条理演劇( ...

『女人渇仰』作:岸田國士1949年9月「おれはただ、一生涯、母親からも、女房からも、娘からさへも、優しい言葉つていふものをかけられた覚えがないんだ。」登場人物は、老人、少女、娘。二人でもやれそう。序盤の、少女との出会いからの宿へ移動、そして中盤の家への帰宅、と ...

『稲川淳二の 恐いほど人の心をつかむ話し方 心に残る、響く、愛されるための38の方法』著:稲川淳二2019年 株式会社ユサブル【書籍詳細はコチラ】「おもいを伝えたい。その熱い気持ちがあって一生懸命話す。そのことが会話においては何よりも大事なことだと私は思っています ...

『舞台は夢』訳:井村順一原題:L'ILLUSION COMIQUE作:ピエール・コルネイユ(1606〜1684)1639年「裏切り者も、裏切られた者も、死者も生者も、芝居が終われば、また、もとの仲間に戻るのだ。」家出した息子を探す父親が、魔術師アルカンドルによって息子の生涯の幻影を見 ...

西村 俊彦(にしむら としひこ) 俳優・ナレーター・朗読講師 【経歴】 明治大学の演劇学専攻に学び、 卒業後に文学座附属演劇研究所に入所。 その後、ナレーター活動を始める。 【ナレーター・声優活動】 明るく親しみやすい声質と落ち着きで、数多くの企業・団体VP、TVCM ...

『斜陽』著:太宰治1947年上流階級の家庭が、戦後崩壊・没落していく様を描く。お母さま、娘のかず子、弟の直治、直治が傾倒する作家の上原の人間関係が主軸。かず子の視点からの物語ではあるけれど、この四人の存在感が凄い。戦争から帰還して人が変わってしまった直治、高 ...

『嘘つき男』訳:岩瀬孝原題:LE MENTEUR作:ピエール・コルネイユ(1606〜1684)1644年「うわべが心の鏡とは限らないし、顔はさりげなく人を騙すものよ。」シェイクスピア師匠より少し後、フランスでモリエール、ラシーヌ両師匠と同時代に活躍した劇作家・コルネイユ。大学 ...

『永い言い訳』著:西川美和単行本2015年/文庫2016年文春文庫【Amazonで見る】「つくづく思うよ。他者の無いところに人生なんて存在しないんだって。人生は、他者だ。」P.331ジョニー・デップに似てると評判で、テレビでも人気の作家・衣笠幸夫が、妻との別れを経験し、同じ ...

『蒲団・一兵卒』著:田山花袋1930年 岩波文庫【Amazonで購入】『蒲団』は1907年、『一兵卒』は1908年の作品。『蒲団』といえば国語の教科書とかで存在だけが触れられ、「オッサンが若い女の蒲団の匂いをかぐ」変体的小説としての印象が強烈だけれど、読んでみるとそこはほん ...

私が関わっている作品の販売情報など、貼っておきます。 各リンクから詳細ページへ飛べます。 【オーディオブック】Audible、audiobook.jp、AppleMusic、iTunes、noteなどの各種サービスでオーディオブックが発売されています。発売中のオーディオブックを☆こちらのリンク☆ ...

母校の明治大学で、年に一回シェイクスピアを上演する明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)というのがあるんですが、今年からMSPラボ、という小規模公演が始まるんだそうです。で、OBの私、ちょいとお手伝いに呼ばれまして、「演技アドバイザー」という、時々演技のア ...

『あの国』作:長谷基弘(劇団桃唄309)初演:2014年4月『せんそういろいろ』@東中野RAFT「たいていのことって実際はアレだよな、映画んなかより地味?なんかに巻き込まれるのだってさ、いつの間にか巻き込まれて、気付きもしないうちに終わってんだよ」リサイクル工場っぽい ...

『もの思う葦』著:太宰治昭和55年 新潮文庫「本を読まないということは、そのひとが孤独でないという証拠である」『如是我聞』太宰治の随筆を集めた、新潮文庫の『もの思う葦』太宰治の芸術論みたいなものにたっぷり触れられる一冊。特に、芸術=役に立たない不要なものと ...

『セヴィラの理髪師 又は無益の用心』原題:Le barbier de Seville ou la precaution inutile作:カロン・ド・ボーマルシェ初演:1775年2月23日チュイルリー王宮内、コメディー=フランセーズ劇場に於て初演且つ失敗四幕の、結婚を巡るドタバタ喜劇。かっこいい伯爵と頭の良い ...

もはや一週間経ちましたが、三遊亭仁馬・二つ目昇進記念『さか上がりの会』ツイキャスプレミア配信無事に終了致しました。皆様ありがとうございます。(あと一週間、アーカイブ購入可能ですのでご興味ある方はコチラ)仁馬くんが演劇やってる頃に共演したご縁で呼んでいただ ...

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