びょうびょうほえる〜西村俊彦のblog

俳優・ナレーター、西村俊彦のブログ。

『シャーロック・ホームズの冒険』原題:THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES著:コナン・ドイル訳:延原謙昭和28年 新潮文庫【Amazon書籍ページはこちら】シャーロック・ホームズシリーズ最初の短編集。ホームズとワトソンの軽い会話→依頼人の登場→現地へ向かう→エピロー ...

LINEスタンプ「ぴあじ」↑販売中 【読書】2023年『シャーロック・ホームズの冒険』著:コナン・ドイル音『いけない』著:道尾秀介音『ハヤブサ消防団』著:池井戸潤『千のナイフ、千の目』著:蜷川幸雄音『はじめての音声配信』著:アポロ音『音声配信の教科書』著:綾瀬友 ...

↑LINEスタンプ「ぴあじ」発売中! 観た芝居の記録です。 【2023年】劇団桃唄309『決心いろいろ』東京夜光『FRAGMENT』MSPラボ『新ハムレット』国際芸術協会『銀河鉄道の夜』salty rock『オーロラの沈む海、もしくは未還の空』『ギャンブラーのための終活入門』たすいち『ヒ ...

観た映画をまとめてます。リンクには感想記事あります。【2023年】劇『劇場版シティーハンター 天使の涙』劇『トランスフォーマー/ビースト覚醒』劇『君たちはどう生きるか』ア『機動戦士ガンダム 水星の魔女』全24話劇『バービー』ア『【推しの子】1期』全11話ド『褒めるひ ...

『尺には尺を』原題:Measure for Measure作:ウィリアム・シェイクスピア執筆年:1603年か1604年「ああ、ひとたび正道を踏み外すと何一つうまくゆかない。こうしたいと思いながら、そうしたくないとも思うのだ。」ウィーンの公爵が一人の男に全権を任せ旅に出る。公爵代理と ...

読んだ戯曲をメモでまとめておこう! と思い立ち、個人的なメモですがブログに載っけておきます。 あらすじと感想をまとめたものについては、リンクをつけて。 作者は、日本外国問わず、生年順で。 作品の横の年数は、初演か初出。 LINEスタンプ「ぴあじ」発売中! ソポ ...

:漫画:【2023年】『鋼の錬金術師・完全版』全18巻/荒川弘『異世界落語』全4巻/朱雀新吾&ゴツボ✕リュウジ『SLAM DUNK』全31巻/井上雄彦『クレイジー・Dの悪霊的失恋』全3巻/上遠野浩平&カラスマタスク『黒博物館スプリンガルド』藤田和日郎『岸辺露伴ルーブルへ行く ...

『千のナイフ、千の目(まなざし)』著:蜷川幸雄2013年 ちくま文庫【書籍情報はこちら】演出家・蜷川幸雄さんの自伝と演劇論が詰まった一冊。「蜷川さん、あなたは希望を語ることができますか?」「俺には語るべき希望なんてひとつもないし、俺は希望なんて語らないよ」青年 ...

何年ぶりになるか分かりませんが、LINEスタンプ「ぴあじ」の第4弾を作りました。良かったら使ってやって下さい。シェイクスピアをモデルにしたかわいいおじさんです。【ご購入はこちらのリンクから】 ...

ライブハウス・南青山MANDALAが定期的に行っているイベント「岸田國士を読む」様々な団体が参加して、作家・岸田國士の作品を朗読で上演するというお祭りに参加いたします。私が参加するステージは上演時間80分ほどの二部構成、途中に15分ほどの休憩を挟むので、休憩を含める ...

本日は22時からNHKにて『悲熊 せれくしょん』が放送されます。せれくしょんでも解説放送ナレーション担当しております。解説放送は音声切替ボタンから。番組ホームページはこちら! ...

『新ハムレット』作:太宰治初出:1941年「僕の疑惑は、僕が死ぬまで持ち続ける」太宰治が描くシェイクスピアの『ハムレット』『ハムレット』を下敷きに進んで行く感が序盤は色濃く、シーンの進行も「あのシーンだ!」となるのだけれど、中盤から登場人物たちが様々に愚痴り ...

『敵討以上』作:菊池寛初演:1920年3月/帝国劇場・文芸座「申すな。申すな。仮令出家致そうとも、主殺しの大罪は八逆の一つじゃわ。」読んでる途中で気付いたのですが、菊池寛の代表作『恩讐の彼方に』を本人が戯曲化した作品だそう。結構小説の戯曲化を沢山やってる作家な ...

本日22時45分よりNHK夜ドラ『褒めるひと褒められるひと』がスタートします。【夜ドラ公式サイトはこちら】夜ドラは毎週月曜〜木曜の22時45分から15分間のドラマ枠です。私、解説放送ナレーションを担当しておりますので、気になる方は音声切替ボタンをぽちっとしてみて下さい ...

『時勢は移る』作:菊池寛初出:1922年1月初演:1924年3月・京都南座「私は無益な戦を止めて、松平家を救い、無用な血潮を流さないために、わざわざ走せ帰ったのです。」明治維新直前の動乱の時代をテーマにした戯曲。将軍家にずっと仕えてきた家が、どちらにつくのかで大騒 ...

『時の氏神』初出:1924年7月初演:1924年9月・演伎座「人生もそうです。遠方から見ると、美しくキレイに見えるのです。だが、その生活の中に立つと薄くて汚いのです。」作家の英作と妻のぬい子が夫婦喧嘩を繰り広げる中、ぬい子の従妹の芳子が訪ねてくる。夫婦喧嘩の末に家 ...

『入れ札』作:菊池寛発表:1925年12月初演:1926年・市村座「弥助、かんにんしてくれ。意気地なしの卑怯者を、手前親分の代りに成敗してくれ!」赤城の山も今宵限り、でお馴染みの国定忠治。私は全然知らないのですが、その国定忠治の、まさに赤城の山も今宵限り、の辺りを ...

『岩見重太郎(An Allegory)』作:菊池寛発表:1922年4月初演:1923年1月・浅草公園劇場「彼奴が居なければ、誰も死ななくて済んだのじゃ。馬鹿奴!」副題のAllegoryは「寓意」の意味。ある剣術道場に道場破りの荒くれ者六人が襲来。道場主は病で腕が動かず、弟子たちが勝負 ...

『ヴェローナの二紳士』作:ウィリアム・シェイクスピア訳:松岡和子(ちくま文庫)執筆年:1594年「誓いを立てさせたのは恋、誓いを破らせるのも恋。」二人の紳士・ヴァレンタインとプローティアスの恋物語を軸に展開していく、シェイクスピア初期のドタバタ劇。結婚という ...

『爆弾』著:呉勝浩2022年 講談社【感想を一分にまとめた動画はコチラ】【あらすじ】酒屋でのトラブルから警察署に連行されたスズキタゴサクと名乗る男取調べ中彼は、自分に霊感がある、と主張し、秋葉原で爆発があると予言言葉通りに爆発が起き、彼はさらに予言を続ける「こ ...

『殉教』著:三島由紀夫昭和57年 新潮文庫【書籍情報はこちら】「嫉妬は透視する力だ」ー『獅子』三島由紀夫の短編を集めた一冊。あとがきによると「貴種流離譚」の形を持つ物語が集められているとか。なかなか読んで噛み砕くのにカロリーを使う読書だったけれど、面白い。堂 ...

『マルセ太郎読本―芸と魂・舞台裏・人間を語る』著:『マルセ太郎読本』刊行委員会2011年 クリエイツかもがわ【書籍情報はこちら】芸人・マルセ太郎さんについての色々な記録や、親しかった人たちによる回顧録がぎっちり詰まった、愛に溢れる一冊。「スクリーンのない映画館 ...

6月10日(土)の13時から2時間ほど、いつも隔週で朗読講座を担当しております池袋コミュニティ・カレッジにて、単発講座を担当します。講座タイトルは「名作を味わう!〜泉鏡花の『紫陽花』を読む」その名の通り、泉鏡花の短篇『紫陽花』を、季節感のある時期に皆で声に出し ...

『玄宗の心持』作:菊池寛初出:1922.9初演:1922.11 有楽座「少しでも、妾が美しい裡に、死なせて下さい」玄宗皇帝が楊貴妃を連れて逃亡中に兵士の反乱に合い、やむなく楊貴妃を殺させる情景が描かれる戯曲、結構な人数が出てくるけれど、メインは玄宗と楊貴妃。楊貴妃の近 ...

『袈裟の良人』作:菊池寛初出:1923年初演:1935年9月「袈裟よ、夫が、妻から望み得る一番うれしいことは犠牲ではない。」芥川龍之介も書いている『袈裟と盛遠』の、夫にクローズアップした戯曲。三人芝居。ならず者に言い寄られ、夫の身代わりに殺されることを選んだ妻・袈 ...

『対峙』監督:フラン・クランツ上映時間:111分製作:2021年 アメリカとある高校で銃乱射事件が発生し、何人もの生徒と加害者の生徒が命を落とした。発生から6年が経過し、今なお立ち直れずにいる被害者の両親と加害者の両親は対話を試みる事に…。映画の大半がその対話と心 ...

『方舟』著:夕木春央2022年 講談社【書籍情報はこちら】【感想を1分動画にしました】廃墟になった地下建築を好奇心から訪れる大学時代の友人たち。滞在中に発生した大規模地震の影響で、二つしかない出入り口の片方が封鎖され、もう片方に続く道は水で塞がれている。施設か ...

『アテネのタイモン』原題:The life of Tymon of Athens作:ウィリアム・シェイクスピア執筆:1607年頃訳:松岡和子(ちくま文庫)「ああ、人間の耳ってやつは、忠告は聞こえないのに、おべんちゃらは聞き取れるんだな」「そういう褒め言葉を買う金がなくなれば、褒め言葉を ...

『晩年』著︰太宰治新潮文庫【書籍情報はこちら】太宰治が最初で最後の作品のつもりで放った短篇群、ゆえにタイトルが『晩年』『晩年』という単独作はなく、これらをまとめて『晩年』という呼称なのがややこしい。最初の作品群に『晩年』とつけてしまう辺り、既に太宰流のこ ...

『サロメ』原題:SALOME作:オスカー・ワイルド1893年訳:福田恆存(岩波文庫)【書籍情報はこちら】「私にヨカナーンの首をくださいまし。」聖書の一節に基づく物語。エロド王は兄である先王を殺害しその妃を妻とし王位についた。先王と妃エロディアスの間の娘・サロメは宴 ...

『アオラレ』原題:Unhinged監督:デリック・ボルテ上映時間:90分製作:2021年 アメリカ【感想を1分の動画にしました】ストレスの多い現代社会で、寛容さを欠いてしまう…そんな場面に誰しも出会うのではないかと思うのですが、この映画のスタートもそれ。遅刻で仕事を失っ ...

『ハンナ』原題:Hanna監督:ジョー・ライト上映時間:112分製作:2011年 アメリカ、ドイツ、イギリス主人公が少女の『ジョン・ウィック』スパイの父親に英才教育を受けた娘が、自由を得るために父娘を追う諜報機関に戦いを挑む。主演のシアーシャ・ローナンがかわいいとかっ ...

『FALL フォール』原題:Fall監督:スコット・マン上映時間:107分製作:2022年 イギリス・アメリカ【感想を1分の動画にしました】絶壁登山の転落事故で夫を亡くし悲しみにくれるベッキー。彼女を元気づけるため、危険を好む動画配信者の友人は新たなチャレンジへと誘う。二 ...

『第2図書係補佐』著:又吉直樹平成23年 幻冬舎よしもと文庫【書籍詳細はこちら】又吉さんが色々な本を紹介してくれる楽しい一冊。本の紹介だけれど、本に少しだけまつわるようなまつわらないような又吉さんのエッセイ、と言った方がいいくらい、本そのものの内容やあらすじ ...

昨夜から始まっておりますNHK夜ドラ『超人間要塞ヒロシ戦記』解説放送ナレーションを担当しております!解説放送は音声切替ボタンから!放送は毎週月〜木曜日22:45から!【公式サイトはこちら】 ...

『バイオレント・ナイト』監督:トミー・ウィルコラ製作:2022年 アメリカ上映時間:112分【感想を1分にまとめた動画はこちら】クリスマスイブに豪邸に押し入った武装強盗の集団を、偶然居合わせた本物のサンタ・クロースがハンマー片手にぶちのめすバイオレンスアクション映 ...

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』監督:ジェームズ・キャメロン2022年 アメリカ上映時間:192分【感想を1分にまとめた動画はこちら】前作から家族が出来、守るべきものが増えた主人公がしつこい悪役に追いかけられつつ戦ったり逃げたりする。CGで水をここまで表現でき ...

『友達〈改訂版〉』作:安部公房1967年「さからいさえしなければ、私たちなんか、ただの世間にしかすぎなかったのに……」安部公房の有名戯曲『友達』改訂版の改訂要素は、祖母→祖父だったり、兄弟が増えてたり(たしか改訂前のやつに三男はいなかったような気が…)する。 ...

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