先日2日に、
一人芝居ミュージカル短編集、
略してひとみゅー、
女性版のプレビュー公演が無事に終わりました。

この後一週間の稽古でさらに磨きがかかり、
今週末から本番が始まります。

私が書きました『紀元前31年の恋バナ。』も、
初めてお客様の目にさらされたわけですが、
もう、
ちょっと、
怖いくらいウケた。

これが本番ではどうなるか、
とても楽しみです。

今週末から本番、ご都合よろしければぜひ。
増席されまして、完売回も少しだけ席がある模様。

全体の詳細はこちらのリンクから。

『一人芝居ミュージカル短編集vol.2』
日程:2017年4月1日(土)〜4月11日(火)
料金:4000円/プレビュー公演は2500円
会場:西荻窪 Atelier Kanon

4/8(土)
18:30女性キャスト公演2
エスムラルダ/角島美緒/須藤香菜

4/9(日)【ほぼ完売】
12:00女性アンダー&リバイバル公演(3000円)
水落磨樹/若林えり/神田麻衣(※)
※vol.1より「もう一人のメンデルスゾーン」

4/11(火)
15:00女性キャスト公演4
須藤香菜/三矢直生/吉見由香

19:00女性キャスト公演5
エスムラルダ/角島美緒/須藤香菜/有希九美

※開場は30分前を予定しております。
※プレビュー公演は、照明や演出が本番と異なる場合がございます。

好評予約受付中
こちらのwebサイトからご予約できます。



男性版のプレビューも観たんですが、
それぞれにそれぞれの魅力があっておもろい。

そして、脚本の点から言えば、
皆さん、
「一人で喋る」
という事に関して、本当に様々なアプローチをしてらして楽しかった。

客席と(僕の本もこれ)、
見えないインタビュアーと、
神と、
幻覚と、
様々な対象と話をすることによって、

「一人で喋る」
ことを正当化している。

ほんとに、一人芝居の大きなポイントはここだと思うのですよ。

ほんとに一人だけだったら、
人はそんなに喋らないでしょうから。

「なんであいつあんなにべらべら一人で喋るんだ?」

この疑問を観てる人に与えないための仕組み作り。
これが楽しい。

ドキュメンタリーかなんかで、
「アニメの主人公が小動物を連れている可能性が高いのは、独り言を正当化するため」
みたいな事をやってましたが、
実感を持って「なるほど」と思います。

一人だけど、一人じゃない。

それが一人芝居の醍醐味だなぁと思いました。
どの演目も見応えあります。
おすすめ。



さて、脚本家、という普段とは違うポジションで舞台を観て、
なんだかとても楽しかった。

分かる人にだけ分かる例えをすると、



そうだ、それでいいのだアムロ。

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ガンダムは使えるぞ。
はははは、あははは、あはははっ。
地球連邦万歳だ!

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という気持ちでした。


脚本はモビルスーツみたいだな、と。


ガンダムを開発したテム・レイが、
息子が乗り込み戦うガンダムを見て狂喜乱舞するシーンですが、

あぁ、テム・レイ、こんな気持ちだったんだな、と。
テムおじさんはガンダムの性能にしか目がいってない様子ですが、
あれはアムロが乗っているからこそ。

仮に脚本がガンダムだとしたら、
それを操るパイロットは出演者、
演出家は、ブライト艦長、もしくはアストナージさんのような敏腕メカニックにあたるのだな、と思いました。

以前演技をモビルスーツに例えるって記事を書きましたが、
なんか、またこんなこと言ってる。
頭おかしいのかもしれない。

自分が書いた本の魅力を、
限界以上に引き出して舞台で暴れまわって下さった、エースパイロット・須藤香菜さん、
演出と作曲・演奏など限りないオーバーワークを平気な顔でこなす伊藤靖浩さん、
そしてスタッフの皆様、
プレビューに立ち会って下さった皆様に感謝。

本番も楽しみです。

そして、パイロットが違うとガンダムはこんな戦い方も出来るのか!
と実感させてくれるだろう、
アンダーキャスト・若林版クレオパトラも、楽しみ。




脚本=モビルスーツ論、わりとしっくりくるなぁ。

ザクはザクでも、シャアが乗れば3倍早い、
でもシャアがジオングに乗るともっと半端ない。
そういうことな気がする。



違うか。