f5113df8.jpg16日土曜日の夜は、NGKなんばグランド花月へ桂つく枝改め五代目桂文三(ぶんざ)襲名披露公演へ。



この日の演目は次の通り。

秘伝書』桂かい枝
天王寺詣り』桂文珍
豊竹屋』林家染丸
代書屋』三代目桂春團治
(中入り)
口上 春團治・染丸・八方・三枝・文珍・文三 司会:桂きん枝
住吉駕籠』月亭八方
『お忘れ物承り所』桂三枝
堪忍袋』桂文三

会場はゲストに春團治さん(松竹芸能所属)のほかに吉本幹部クラスが出演ということもあってか?850人入るNGKほぼ満員。
しかし午後7時半開演は遅すぎるなあ、と。
この日のNGKの通常興行が3回あったので、それで遅い開演だったようです。私の知人がこの通常興行を観賞しましたが、文三襲名興行に出演したメンバーが通常興行にも出演していたようです。

トップバッターは文三さんのすぐ下の弟弟子になるかい枝さんが登場。
マクラでは"兄弟子”文三さんとのエピソードを披露されてました。
噺は『秘伝書』。マクラも含めて10分も経たずに高座を降りられました。

二番手は文三さんの”兄弟子”の文珍さん。
文珍さんは、師匠である五代目文枝さんの十八番『天王寺詣り』を。
昨年、同じNGKであった文枝さん追善興行で、文枝さんの口真似で『天王寺詣り』の”さわり”を演じられたことがあったけど、噺として聴くのは初めてでした。
まだ高座にかけられて回数経ってないようで、未完成な感じでした。

三番手は染丸さん。
浄瑠璃(義太夫)が入る『豊竹屋』は十八番。
何度も聴いていますが、声を出して笑ってしまいます。
噺の後は寄席の踊り「奴さん」を披露されました。

中トリは春團治さん登場。
こちらも十八番の『代書屋』を。
流石の一席。これを聴けただけでも、十分満足でした。

中トリ明けて、口上。
舞台次のように並んでおられました。

きん枝 染丸 三枝 文三 春團治 八方 文珍

進行はきん枝さん。口上のメンバーをさん付けしたり(通常、敬称は付けない)されてましたが、そこはきん枝さんのニンであり許されますね(笑)
文三さんは深々と頭を下げられたままでしたが、後頭部が薄くなってました。
襲名のプレッシャーから来ているのか?

口上ではみなさん、それぞれのキャラクターが出されてて、吉本らしいNGKらしい口上でした。

口上終わって、八方さんの一席。
八方さんと文三さんはキャリア20年近く差があり、八方さん曰く、(文三さんから)これまで挨拶は受けていたが、実際に面と向かって話すことはなかったそうです。そりゃそうだろうなあ。
噺は『住吉駕籠』を途中まで。何度も演じられているようで、笑いのツボを押さえた一席でした。

三枝さんはマクラで今回の襲名に関して文枝一門筆頭弟子としての重責によるプレッシャーからか、涙ぐむ場面も。師匠が亡くなってから決定した襲名噺でしたので、相当尽力されたのでしょうね。
噺は『お忘れ物承り所』。初めて聴く噺でした。

そしてトリは文三さん。
万雷の拍手。「待ってました」のかけ声。
そして、いつものつく枝さんの笑顔と、気を遣いまくるマクラでした。
兄弟子きん枝さんとの人間国宝米朝さん宅へ襲名挨拶の訪問する際のエピソードを話されましたが、会場から爆笑をとられてました。つく枝さんの噺はいつも小さい会場でしか聴いたことがなかったので、大きな会場を沸かせるというのを体験したのは初めてでした。
そして噺は『堪忍袋』。彼らしい甲高い声が気になりましたが、ニンに合った噺で、こちらもがんがん客席から爆笑をとっていました。前に出た大御所クラスに負けてなかったです。

終演は午後10時を回りました。

なお、文三さんの襲名披露興行ですが、東京では6月14日に国立演芸場で開かれます。


リンク:
五代目桂文三誕生@ニッキ紙(林家染丸さんのブログ)
つく枝改め文三襲名披露@桂かい枝ブログ