自民党の与謝野馨元財務相(71)は3日昼、党本部で谷垣禎一総裁(65)と会談し、離党届を提出した。8日にも無所属の平沼赳夫元経産相(70)らと新党を結成する。夏の参院選を前に、永田町の勢力図は混乱の様相を呈しており、「学級崩壊」状態の自民党は結党以来最大ともいえる窮地に陥っている。

 与謝野氏は、初出馬した1972年から38年間在籍した自民党の本部に離党届を持って訪れた。そして約20分間、総裁室で谷垣総裁と会談した。

 谷垣総裁「(離党して新党を結成するとの)新聞報道があるが、どうなのか」

 与謝野氏「私と園田さんは離党する。新聞に書いてあるようなことになる」

 谷垣総裁「残念だ」

 与謝野氏は、7日付で用意していた離党届を前倒しで手渡した。谷垣氏が用意した「ウナギ付き幕の内弁当」には最後まで手を付けず。谷垣氏からも、慰留の言葉はなかったという。

 会談後、与謝野氏は記者団に対し「(新党結成は)間延びしないように、なるべく急いでやりたい」と明言。早ければ8日にも実現する新党の代表(党首)は、与謝野氏と平沼元経産相が共同で務める。メンバーには園田博之前幹事長代理(68)、藤井孝男元運輸相(67)らが加わるものとみられ、保守色の強い中川義雄参院議員(72)も有力だ。

 平沼氏は、衆院で共に無所属の会派を組む小泉龍司(57)、城内実両衆院議員(44)にも声を掛けており、最終的には「10人前後」(周辺)の見込み。全員が現職国会議員となるかは不明だが、政党要件の5人は超える見通しだ。執行部批判を続ける舛添要一前厚労相(61)は与謝野氏らの動きに距離を置いているが、離党組の鳩山邦夫前総務相(61)の参加はあり得る。実現すれば重厚な顔ぶれがズラリと並ぶ小所帯新党となる。

 親しみやすさを出すため、平仮名の党名を検討しているという「よさの・ひらぬま新党」は、夏の参院選で改選数2以上の都市部の選挙区と比例代表に候補を擁立する方針。既に橋本大二郎・前高知県知事(63)の名前が挙がっている。

 党の顔の1人だった与謝野氏の決断を受け、自民党内に執行部批判が再燃することは必至。求心力を失った谷垣氏が、参院選前に総裁の座を降りるようなことがあれば、自民党崩壊は一気に加速しそうだ。

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