あおぞら銀行(東京都千代田区)の元行員(49)によるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は21日までに、元行員が未公表のTOB(株式公開買い付け)情報などを基に複数銘柄の株を買い付けた疑いが強まったとして、金融商品取引法違反容疑で、22日にも強制捜査に乗り出す方針を固めたもようだ。
 証券取引等監視委員会が昨年6月、あおぞら銀本店などを家宅捜索していた。元行員はこれまでの事情聴取に、容疑を否認しているという。
 関係者によると、元行員は2005年から09年にかけて、融資審査を担当する審査第1部に所属。複数企業のTOBなどに関する情報を、業務を通じて公表前に入手し、対象企業の株を買い付けた疑いが持たれている。
 元行員は公表後に高値で売り抜け、総額で数百万円の利益を得たとされる。売買は知人女性名義の口座を使い、インターネット取引で行っていたとみられる。
 特捜部と監視委は、捜索での押収資料を分析するとともに、元行員を任意で複数回事情聴取するなど、実態解明を進めてきた。
 監視委の捜索後、無申告で株取引を行っていたことが判明したため、元行員は今年2月、懲戒解雇された。 

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