「そのときの気持ちは説明できない」――。参院本会議の採決で、不在だった隣席の投票ボタンも押すという前代未聞の不祥事で議員を辞職することになった自民党の若林正俊・元農相(75)。

 2日朝に開いた記者会見では「魔が差した」「深く考えていなかった」などと額に汗をにじませながら釈明に追われた。

 自民党にとって、夏の参院選に向け、巻き返しを図ろうとしていたさなかのベテラン議員の失態。同党の若手・中堅の参院議員たちは「怒りを超えてあきれた」「緊張感がなさ過ぎる」と、落胆を隠せない様子だった。

 2日午前、辞職願を提出した後、国会内で釈明会見に臨んだ若林元農相は終始伏し目がちで、額には汗をにじませていた。ボタンを押した理由について、何度も説明を求める報道陣に対し、「判断と言うほど、深く考えていなかった。そのときの気持ちは説明できない」「魔が差したとしか言いようがない」などと、力なく繰り返すだけ。過去にも同様の行為があったかどうかについて問われた時には「それは全くありません」ときっぱり語ったが、わずか10分ほどで会見を切り上げた。

 この日、参院本会議に出席するため国会に姿を見せた当選1回の丸山和也議員(64)は「批判を通り越して、あきれてしまった」と語ると、「私たち議員の1票には、国民からの負託がある。行為としては隣の人の分も押してしまったという単純なものだが、やったことは極めて重い」と話した。

 同じく当選1回の西田昌司議員(51)も「あり得ない。残念の一言です」。当選3回の山本一太議員(52)は「十数年議員をやっているが、こんな事態は聞いたことがない。参院選に向けて大事な時期に、緊張感がないとしかいいようがない」と述べた後、「すぐに責任を取ったことだけはよかった」と残念そうに続けた。

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