11日投開票された地方選挙では、与野党一騎打ちの鳥取市長選で民主党推薦候補が敗れるなど、民主党への逆風がなお強いことが浮き彫りになった。

 鳥取市長選で自公推薦の現職、竹内功氏(58)に敗れた民主・社民推薦、共産支持の新人、砂場隆浩氏(46)=元朝日新聞記者=陣営の上田孝春選対幹事長は「民主党のごたごたへの批判も影響して無党派層をつかみきれなかった」と話した。

 投票率は48・34%と現職と共産推薦候補が競った前回の37・70%は上回ったが、現職と3新人が立候補した前々回の60・91%を下回る。民主、自民両党は参院選の前哨戦と位置付け、人気国会議員や閣僚を投入して政党色の強い選挙を展開したが、09年衆院選とほぼ同じ民主1、自民1・8の得票比となった。

 岡山県浅口市長選では、菅直人副総理兼財務相の義兄の内科医、姫井成氏(68)が、元自民県議の栗山康彦氏(55)に敗れた。いずれも無所属新人で政党推薦なしだが、姫井氏の応援に菅氏が計3回地元入りし、民主県連も支援。栗山氏は自民県連が支援し、小池百合子元防衛相が来援する事実上の与野党対決だった。

 姫井氏の事務所で民主党県連前代表の津村啓介・内閣府政務官は「全国的な民主党への逆風に抗しきれなかった。政権運営を立て直さないと参院選も厳しい」と沈痛な表情で話した。

 現職の山田啓二氏(56)が3選を果たした11日の京都府知事選。民主、自民、公明の実質支援を受けた山田氏と共産推薦の新人の一騎打ちは06年の前回と同じ構図だが、約1万5000票上積みした山田氏に対し、共産推薦候補は約3万8000票増やし、山田氏の得票率は2ポイント以上落ちた。民主党本部の「相乗り禁止」方針に配慮した選挙戦と、民主人気の退潮が影響した。

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