チーク材 その1

中国王朝やヨーロッパ王室の豪華な椅子や家具、クイーンエリザベス号等の船舶の材木として重宝されてきたチーク。
アンティーク家具はもちろん現在もたいへん人気で手に入りにくい高価な材木です。

人気の理由は、まず海の船の材料としても使用できるほどの耐久性・耐腐食性です。
海軍の船舶にも使用されていたほどです。
チークは目が詰まっていてたいへん硬いので敵からの銃弾攻撃にも耐える強さです。

次に、油分やテクトノキン(tectoguinone)という殺虫成分を含むので、
ワックスや防虫処理などのメンテナンスいらずなところです。
チークの持つ油分によってチークの家具は年を経るごとにつやつやして味わい深くなります。
それ自体に防虫効果があるので、屋内だけでなく屋外ファニチャーとしてもよく使われています。

そして一度乾燥してしまえば木の狂いがたいへん少なく塩水などからの浸食にも強いので、精密な構造を必要とする船舶に好んで用いられました。

チークの主な原産地はミャンマー、インドネシア、タイなどの高温多湿な気候で、冬以外の降雨量がとても多い地域です。

たいへん人気が高く世界中からの需要が高いですが、80~200年かけてゆっくり成樹となるので、
各国それぞれチークを守るために厳しい規制があります。

チークの森や自然保護のために、山での伐採後の運搬は象さん達が行っています。
テレビなどで、山の中で働いている象さんの様子を見たことがあると思います。
あれはチーク材を運んでいたのですね。

材木の色々

家具や床・建具等は使用する材料によって、その家の表情をガラリと変えます。

・プリント合板などの新建材
・集成材
・突板
・無垢材

新建材や集成材は安価で気軽に取り入れやすいです。
しかしながら重厚感やホッとするぬくもり感は無垢材ならではの良さですね。

パイン、オーク、ビーチ・・・・無垢材でできた床の足触りや香りはとても心地よいものです。

かつてはベランダと言われたスペースも最近では「ウッドデッキ」と呼ばれるようになり、ウリンやレッドシダーを始め色々な材木が注目されています。

一般に、高級材木といわれるものは(桐など一部をのぞく)
・広葉樹林
・密度・比重が高い
・色が濃い
・産地が限定される
・樹齢が高い
・くるいが少ない
・節が少ない
・世代を超えて永続的に使用できる
・年月を重ねるほど味が出る

・・・・・うーん、うっとりしますね。いわゆる一生モノの家具というやつです。


エボニー、マフォガニー、紫檀、チーク、ウォールナット・・・・・
これらは銘木といわれ、昔から王室や権力者の家具に用いられてきました。

なかでもチークは、クイーンエリザベス2世号をはじめとする船舶に使用されるほど強靭で狂いがない材木です。
木材自体が油分や殺虫成分(テクトキノン)を含むため、手入れも簡単で世界中で重宝されている銘木です。
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