今日の一枚 しばたのブログ

作家・柴田よしきのブログです。春から秋は蝶の話題が中心です。

鳥と菜の花

170328菜の花02


 蝶シーズンが始まりましたが、今年はマイ・フィールドの自然公園の春が少し遅れています。と言うか、昨年一昨年が暖冬で、春が早過ぎたんですね。今年の感じが普通なのかも。
 でも東京や埼玉、千葉の春はこちらより二週間近く早い感じで、次々とUPされる蝶画像に、いろんなブログを眺めつつ羨む日々。仕事がたまりまくっているので遠出はできません。

 3月28日。
 やや曇り気味の晴れ、ぽかぽか暖かいので出かけてみました。
 いつもの自然公園で、うーん、蝶がいなーい。スミレもタンポポも昨年に比べるとほんとに遅いです。まだちらほら。そのせいか、キチョウすら飛んでいませんでした。
 それでもちらっと、ミヤマセセリらしき姿は確認。まあ仕方ないですね。シーズンは半年あるんだし、ゆるゆるいきましょう。

 てことで、蝶がだめなら、と視線を上に向けて鳥探し。

170328メジロ01


 まだ桜も、早咲きの種類しか咲いていません。東京は21日に開花宣言が出たようですが、こちらはだいぶ遅れて25日頃にやっと横浜で開花。マイ・フィールドはさらに北なので、まだソメイヨシノはつぼみです。
 それでも早咲きの花にメジロが来ているかも、と期待して探すと、いましたいました。
 可愛い。
 でも遠い。これで望遠めいっぱいで撮ったものを、なんとか見苦しくない限界にトリミングしています。実際には、L版にプリントしたらメジロの部分は5ミリくらいw
 画素数が大きいのでこんなにトリミングしてもなんとか見られますね。無駄に画素数ばかり大きくすることには、データが扱いにくくなるだけなので懐疑的なんですが、こういう時は画素数の勝利ですw
 しかしほんと、鳥撮影はどれだけ望遠で撮れるか、ですねぇ。三脚で固定できるなら、テレスコープ撮影が正解だろうな。鳥の場合は、巣、餌場、縄張り等々、出現する場所を決め打ちして待てるので、三脚+テレコンでひたすら待つ、という方法がとれます。
 蝶は、おおよその出現ポイントは時期や地形から見当がつけられることもありますが、基本的には出合い頭勝負なので、機動力がないとどうしようもありません。簡単に持ち運べる機材で、場合によってはカメラを構えたままで走り回れる服装が必須。望遠レンズは倍率が高くなるほど大きく重くなるので、ある程度のところで妥協しないとならないんですよね。そのかわり、鳥と違って、けっこう至近距離に近づくチャンスはありますね。

 ミヤマセセリが飛び出して来たので追いかけて小川のほとりに出ると、こんな鳥さんが!

170318チュウダイサギ01


 この公園でよく見かけるコサギかと思ったんですが、頭に羽飾りがありません。冠羽、と呼ばれるなかなか素敵な羽飾り。あれが付いているのは白いサギの仲間ではコサギだけ。付いていないとなると……チュウサギかな? チュウサギは冬と夏とで嘴の色が変わるらしいんですが、黄色は確か冬の色。そうか、冬バージョンのチュウサギくんですね、とパチパチ撮っていたんですが……ピントを合わせようと拡大してみると。目と嘴をつないだあたり(目先、と言うそうです)が緑色だ!  この部分、確かチュウサギは黄色だったはず。緑色ということは、ダイサギ?? でもダイサギは足が黄色だったんじゃ……このサギさん、足が、下半分が黒くて上のほうが黄色っぽい。それにダイサギってかなり大きいですよね。このサギさん、ダイサギほどには大きくないようで……鳥はほんとド初心者なのでよくわかりません。もしかするとチュウダイサギ……? でもチュウダイサギって夏鳥だったんじゃ……わーん。

 ま、いっか。家に帰って調べよう。

170328チュウダイサギ02


 撮影者が悶々としていることなどまったく意に介さず、サギくんは漁に忙しい様子。サギが獲物を狙っている時って、すごーく真剣な目が面白いですよね。じーっと忍耐強く獲物の動きを見つけ続けて、今だっ! という瞬間にすごい速さで捕獲します。

170328チュウダイサギ03


 お見事! ↑ くわえているのは、ドジョウかな? お魚?
 あっという間に呑み込んで、再び獲物を狙います。
 見ていると飽きない。ついつい、15分くらい眺めてしまいました。

170328ヤマガラ01


 こちらはお馴染のヤマガラくん ↑ 帽子みたいな模様がほんと可愛い。

170328エナガ


 そしてこれ↑ 痛恨の一枚です。上のヤマガラくんとほぼ同じ場所、隣り合った樹木にいたんですが、これもかなりトリミングしていて、実際には肉眼では種類が判別できないくらい遠くでした。でもヤマガラと一緒に飛び回っていたので、シジュウカラだと思い込んでいたんです。その時、シジュウカラも同じ木々にいたんですよね〜。なのでいちいち確認せず、シジュウカラだから遠いしいいか、一枚で、と、証拠写真的にチャチャッと撮って終わりにしてしまいました。
 が。
 あとで画像拡大してみたら……エナガやんか!!! きゃ〜エナガを写真に撮れたのって初めてなのにっ! もっとちゃんとピント合わせて、何枚も撮ったらよかったー(涙)
 こんないい加減な写真でも、ふっくらとしたからだ、ちっちゃな嘴、とってもキュートですね〜
 この公園はエナガが多いとは聞いていましたが、蝶のシーズンになると木々が葉で覆われてしまうので、なかなか見つけられませんでした。冬は、シジュウカラやヤマガラなどと混成チームを結成して越冬するらしいので、まだチームが解散していなくて一緒に行動しているのかも。
 また機会があったら、きちんと撮りたいなぁ。

170328カルガモ


 先日のコガモさんたちもまだ渡っていないようでしたが、みんな首を丸めて頭を羽に隠して寝ていたので、絵的につまらないのでパスして、お馴染のカルガモさんを ↑
 カルガモさんは、ヒナを連れて歩き回るお母さんがやっぱスターです。ちょうどミドリシジミが飛ぶ頃に、遠出ができるくらい大きくなったヒナとお母さんが、公園のあちこちに出没して、大人気になってます。

 こんな感じで鳥と遊んでいたんですが、夫は鳥にあまり興味がないので「蝶のいそうなとこに場所を変えよう」ということに。
 珍しい蝶はいないだろうけど、ベニシジミとかツバメシジミとかがいそうなところへ、ということで、車で40分ほど離れた河川敷の運動公園に行きました。

170328ホトケノザ


 河川敷は日当たりがいいので、野の花もたくさん咲いていました。でもクローバーの葉の成長具合やオドリコソウの花がまだちらほらしか咲いていないことなど、やっぱり去年と比べるとだいぶ春が遅い。
 ホトケノザは満開↑ 地面がピンク色に見えます。

 でも蝶は……いない。蝶がほんとに少ないです。
 モンシロチョウがちろちろ。しかし、なんと、ツマキチョウを目撃!
 もうツマキは出てるんだ。春の蝶の中ではツマキチョウがいちばん好きなので、テンションあがりました。
 今日は撮れなかったけど、この春は必ず、ツマキチョウをちゃんと撮るぞ!

 近くに菜の花畑を見つけたので、モンシロチョウでも撮ろうかな、と行ってみました。

170328菜の花03


 広角レンズを持っていなかったので、iPhoneで撮影 ↑
 わたしはまだ4sを使っているのでカメラ機能はイマイチですが、iPhoneのワイドぶりにはいつも感心させられます。普通にスナップとして景色を撮るなら、他のカメラはなくても困らないですよね。

170328菜の花01


 こちらと冒頭の画像は望遠ズームのワイド端で撮ってます。↑ 200ミリ相当なのでそこそこ望遠。
 望遠だと背景がきれいにボケるので、黄色い絨毯みたいに撮りたいなー、という時は意外にイケますね。

 蝶がいないと鳥か花(笑)
 でも、ブログをご覧になっていただいている皆様には、虫より花のほうがいい、という方も多いのかも(^^;;;;

 菜の花を撮っていたら、聞き覚えのある、というか、いつものうるさい声が聞えて来ました。

170328ヒヨ


 ヒヨちゃんだ↑ 一羽しかいないのに、思わず「うるせー」と振り向いてしまったくらいうるさい(笑)
 なによー、何が言いたいのよー。
 近寄ると逃げるくせに(笑)
 これも、道路を隔てて望遠撮りです。鳥はとても敏感なので、ちょっとでも近寄るとすぐ逃げちゃう。蝶はその点、おおらかでいいなあ(笑)

170328ヒヨ2


 茎の長いブロッコリーの上でピーピー鳴きまくっているので、何してるんだろうと観察してみました。ヒヨちゃん、ブロッコリーの葉っぱを食べてました。なんとなくヒヨドリって、実を食べるイメージなんですが、葉も虫も食べるんですよね。とにかくよく食べる、よく鳴く、よく騒ぐ(笑)

 あつかましいイメージがあって、小鳥好きにも「ヒヨはいらん」と言われてしまいますが、なんとなく憎めないというか。まあ、見ようによっては可愛い……かもしれない、もしかすると。

 鳥三昧も悪くはないけど、やっぱり蝶が撮りたーい(笑)

 追記 サギくんを図鑑で調べましたが自信が持てなかったので、鳥のことならなんでもござれ、の、作家・鳥飼否宇さんに画像を送って教えていただきました。やはり、ダイサギの亜種の、チュウダイサギではないか、とのことです。越冬していたものなのか、渡りのはしりなのかはわからないとのこと。サギは、渡りに関してはあまりキチキチしていなくて、アバウトなんだそうですね。なるほど〜。鳥も奥が深いです。鳥飼様、いつもいつもありがとうございます!
 





文庫『紫のアリス』新装版 刊行されます。

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 1998年に廣済堂出版から刊行され、その後、文春文庫で文庫化された作品『紫のアリス』ですが、このたび、蔦屋書店さんの応援により、新装幀で刊行されることになりました。
 蔦屋書店さんが「書店員が選んだもう一度読みたい文庫」に推していただいて、今回の新装版発売が決まりました。本当に嬉しいです。

 また、親本刊行時の「あとがき」と、文庫化に際して西澤保彦さんにいただいた解説も新装版に収録していただきました。西澤さんの解説は、本当に素晴らしくて、光栄です。

 20年近く昔の作品ですが、若い世代の皆さんにも楽しんでいただけると思います。
 ジャンルとしては心理サスペンスになるかと思いますが、先入観を持たずに主人公と共に「ウサギの穴」に飛び込んで、ミステリアスな心の迷宮を楽しんでいただければと思います。

 旧装幀もとても気に入っていますが、今回はまた、若い方にも手にとっていただけるような装幀になっております。

 4月10日刊行予定です。すでに予約できます。どうぞよろしくお願いいたします。

 (なお、中身は旧装幀とまったく同じものです)


紫のアリス
 文春文庫 
 本体価格670円+税
 ISBN 978-4-16-790809-6
 4月10日刊行予定
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