今日の一枚 しばたのブログ

作家・柴田よしきのブログです。春から秋は蝶の話題が中心です。

初撮り、オオヒカゲ

160620オオヒカゲ05


 6月20日。
 ちょっと遠出しました。栃木県の自然公園まで、オオヒカゲに逢いに。うちからは休憩時間も入れると片道四時間のロングドライヴです。
 でも圏央道が関越と東北道を結んでくれたので、東北自動車道を利用するのに都内を通り抜けなくてよくなったのは、ちょっと朗報かな。片道30分くらいの節約にはなっていそうです。

 到着は午前11時頃。
 この公園は、オオヒカゲの他にもゼフィルスなどもいるので、蝶撮り者には人気の公園です。でもうちからは遠いので、初めて行きました。

 オオヒカゲ(16-055)は初撮りです。夫は何度か飛んでいるのを目撃しているんですが、わたしは蝶撮影中は夫と別行動していることも多いので、オオヒカゲとはすれ違いばかり。
 初めて見る蝶にはワクワクしますね。

 駐車場から歩き出してものの五分もしないうちに、飛んでいるのを発見!
 わあ、大きい。ヒカゲ蝶の仲間でも日本では最大級じゃないでしょうか。
 暗い林の中をふわふわ飛んで、すぐ止まります。あまり活発ではない感じで、これは撮りやすい??

 ところが。
 く、暗い〜

160620オオヒカゲ01


 とにかく暗いところが好きで、止まるのはいつも暗いところ。
 フラッシュも三脚も持って来なかったので、手持ちではISOを1600まで上げても手ブレしてしまいました。
 これでも地面に腹ばいになり、肘を地面につけて固定して撮ってるんですが、実は非常に敏感な蝶なので近くに寄ることが難しいんです。じーっと動かないのに、マクロでは距離的に厳しい。これも望遠をワイド端にして撮ってます。実質200ミリくらいです。
 証拠写真を撮るならすごく簡単に撮れる蝶ですが、フラッシュなしで綺麗に撮ろうと思ったらけっこう大変な蝶でした。

160620オオヒカゲ03


 こういう蝶はフラッシュを使うのが正解だろうなー。でもフラッシュの光を当てると、ぜんぜん印象が違う蝶になってしまいます。かと言ってLEDライトやレフ板で照らしたら嫌がって逃げてしまうだろうし。

160620オオヒカゲ04


 それにしても、みんな同じような写真ですみません。みんな違う個体なんですが(^^;;;
 とまると翅を開かずにじっとしているので、こういう構図でしか撮れないんですよねー。ほんとは開翅を撮りたかった。
 この蝶の表翅は、美しい、という人と、気持ち悪い、という人がいるのが面白い。ぼわっと滲むような丸い紋が並んでいるだけの地味な模様なんですが、その紋の滲み具合が、ちょっと見ようによってはオカルトちっくというか、なんか非現実的というか……怖い、という意見もあります。ジャパニーズホラーに出て来る白塗りの悪霊の目、みたい、だそうです。
 うーん、見たかった。
 ネットの画像などを見ると、確かにちょっとホラーっぽい黒い丸ですね。

 今回撮れたのはすべて♂のようです。♀もいたんですが、撮り損ねました。でも少なかったみたい。

 なんにしても初撮りは嬉しい(^^)
 このオオヒカゲで、撮ることが出来た蝶は211種類目になりました。

 この公園にはゼフィルスも現れるらしいので、来年はゼフも狙って来ようかな。
 

6月18日 メスアカミドリシジミの卍巴飛翔見物

160618キイチゴ1


 どこがメスアカミドリやねん(笑)
 キイチゴです。
 いつもの林道で毎年実るキイチゴなんですが、じつは名前を知りません。実(み)はナワシロイチゴの実にそっくりですが、ナワシロイチゴではないのです。花は白い。クサイチゴでもないし、クマイチゴでもエビガライチゴでもありませんよね。
 でもこれ、熟すととても甘いんです。ナワシロイチゴに味もえぐみも似てますが、ナワシロイチゴより糖度が高いと思います。美味しいんです。
 毎年この林道で蝶撮りするたび、おやつにしています。
 タッパーとか持ってってジャムにするほど採りたい、とも思うんですが、山の恵みを独り占めはルール違反ですよね(^^)

160618キイチゴ2


 こんなふうにいっぱい実ります。なんというキイチゴなのかな。
 ご存じの方がいらっしゃったら、FBかTwitterにコメントください。ブログ更新はFBとTwitterにお知らせしていますので、そこにコメントしていただければ。よろしくお願いします。

 それはさておき。
 前日にアサマシジミを撮ることが出来て、あとこの季節に標高が1000メートル未満のところで撮りたい蝶と言えば、メスアカミドリシジミの卍巴。
 ということで、アイノミドリシジミとメスアカミドリシジミがいるいつもの林道です。仕事がいっぱい詰っているので、さっと見てさっと帰りたい。

 アイノミドリシジミはいました。
 でも下に降りて来てはくれませんでした。

160618アイノミドリ1


 こんなふうに高いところの葉っぱの上で休んでいます。朝方に雨が降ったのか、地面が濡れていたので、降りて来ないだろうなー、と思いましたが。

160618アイノミドリ2


 えへ。望遠で覗いてたら目が合ったよ(^^)

 この林道は標高が700mくらいでしょうか。6月も半ばを過ぎて、今年は全体に蝶の出現が前倒し気味なので、アイノ・メスアカのクリソコンビの季節は、この標高では終わりかけているようです。

 メスアカも終わりなのかなあ。卍巴が見たいなあ。
 たまたま現地でお会いした知人と三人でお喋りしつつ、ぼーっとアイノが降りて来るのを待っていた時。
 その林道に沿っているクリークの上で、緑色の輝きがちらちらし始めました。アイノかな?
 と、その緑色が横に移動して行きます。
 なんか移動が長い。もしかして!

 カメラを構えたままで追いかけます。でも我々は空を飛べないので、林道に沿って走るしかありません。
 蝶たちはクリークの上をすごい勢いで移動しています。これはメスアカだ。
 林道脇の薮をかきわけ、なんとか目撃。
 メスアカミドリシジミの卍巴飛翔が始まりました。やっぱりすごい。他のゼフィルスの卍とまったく違います。
 高速回転しながら二頭の蝶が横に移動するんですが、他の蝶だと上下にずれてそのうちほどけてしまうのに、メスアカミドリの場合はほぼ同じ高さ、同じ幅で回転を続け、まったくほどけません。
 葉に邪魔されて見失っても、やがてまた視界に入って来ます。
 でも、撮れない……
 距離が遠く、クリークの上は両側の木々の葉で暗い。

160618メスアカミドリシジミ


 証拠写真にもならない(^^;
 でも色はなんとか出てますね。
 明るく輝く美しい緑色です。

160618メスアカミドリシジミ2


 メスアカの卍に関しては、動画で撮るのが正解なんだろうなー
 でもこれを見ないと、ゼフの季節を楽しんだという実感がわかないくらい、面白いです。
 この日も、クリーク(水は涸れていてありません)の上を300メートルほど移動しながら、軽く15分はやってました。途中で追いかけてる我々のほうがくたびれて離脱しましたが、たぶんもっと長く続いていたと思います。
 他のゼフィルスが卍巴になっても、せいぜい長くて3分ほどでしょうか。アイノなんかだと1分も持たず、数10秒でほどけます。メスアカ以外で「長いな」と思ったのは、北海道で真っ昼間に始まったエゾミドリシジミの卍巴ですが、それでも一回は5分ほど、それを何度も何度も繰り返していました。
 でもメスアカは、ほんとに軽く10分とか15分とかやるんですよねー。ものすごい体力。

 ま、写真は失敗しましたが、見物出来たのでよかった(^^)
 里山のゼフィルス遊びもそろそろおしまいですね。これから山地性ゼフを見るには、少しずつ標高を上げなくては。
 梅雨の合間をぬって、我々夫婦の蝶撮りも少しずつ高いところに移動して行きます。

 こんな虫もいました。

160618クシヒゲベニボタル


 ↑ クシヒゲベニボタルの交尾です。画像は暗い林道で木漏れ陽が当たってコントラストが強くなり過ぎ、色が出ていませんが、黒く見えるけどほんとは赤い虫です。

160618スジモンヒトリかな


 ↑ これは名前がわかりません。毛皮のような肩マントがついているのでヒトリガですよね。黄色いヒトリガで、こんな黒い模様のあるのって、スジモンヒトリか何かかなぁ。これもご存じの方はぜひ、FBかTwitterにコメントお願いいたします。
 ものすごーく暗いところにいたので、めいっぱい露出を上げて撮ってます。

160618クロアゲハ


 林道を出る時、クロアゲハのメスと遭遇。
 尻尾が欠けちゃってます。もう産卵は済んだのかしら。

 うちの庭に置いてあるレモンの樹にも、クロアゲハの幼虫がいます。今年は特に何もせずに自然に任せるので、鳥や寄生蜂に捕食されることなく、無事に成虫になってくれたらいいな。



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