税務・会計

2008年08月30日

税務調査4

先日、自分の担当するお客様に税務調査が入りました。
この業界に入って4年半ほど。
以前、一度だけ自分が担当するお客様への調査がありましたが
その時は、関与以前の申告に対する調査だったため
自分が担当した申告に対する調査は初めてでした。


(…その事自体、異常な事だと思いますが…


結果としては、会社の従業員が作業で出た鉄くずを
会社に無断で売っていたという、予想外のところから
降って出た中身で修正申告となりました。
普段から(特に鉄くず関係は)処理漏れの無いよう話しており、
社長様もちゃんと処理している認識だったため
自分もまさかそんなところから、と思いましたが
それ以上に社長様がショックだったかもしれません


会社としての管理不足、自分の確認不足が原因ですね
良い勉強になりました




ところで今回の調査。約30分ほどで終了、という記録的な早さでした
(「それなら電話やFAX・郵便とかでも良かったのでは?」
と思ったのですが、現場で見る事がお仕事のようです)
要因はいろいろとあるようです。

1.電子帳簿だった。
うちの事務所のお客様には原則、電子帳簿による
帳簿の備え付けを行って頂いてます。
元帳は税法上7年間の保存が必要ですが、
紙だと何百枚、何千枚もの量となるため、
保管場所の問題、地球環境の問題上、よろしくないので。
そのため、PCを操作して元帳を見なければならず
調査側としてみれば「やりにくい」面があるようです。

2.普段の関与形態
毎月必ず1度お伺いし、その場で書類や帳簿、それに基づく
経理処理が適正に行われているかを確認しています。
もちろんそれも、お客様が自ら経理処理を行う前提です。

今回調査の対象となったお客様も、社長様をはじめ
経理担当の方も普段から正確な処理を行われていました。
(時には「そんな細かい事までしなきゃいけないの?」と
冷ややかな視線を浴びた事もありましたが…していただきました

お客様の正しい処理への意識と取り組み。
それをサポートする事務所の姿勢。
調査官曰く「どこの会計事務所が関与しているかで
帳簿の信憑性は全く違います。」と、
今回は帳簿はほとんど見ずに帰られました。

ある意味、そこまでの信頼はプレッシャーにもなりますが
「無駄なお金(=罰金)は1円たりとも払わせない」思いは
これからも大切にしていきたいと思った瞬間でもありました




しっかし…何しに来るのか分からない、と思えるほど
ちゃんと処理を行っていても…“出る”ものなんですね
この仕事は本当に難しいものです…

caac25 at 05:11|PermalinkComments(0)

2008年02月13日

確定申告3

確定申告のシーズンがやってきました。
既に「還付申告(=税金が返ってくる)」は受け付けています。
電子申告すると、5,000円の税額控除(=税金が少なくなる)が
受けられたり、書面での提出よりも早く税金が還付されたり、と
良い事もあります。ぜひ電子申告してみてください
(ご相談承ります


仕事柄、会社の役員様や個人事業主の方とお話をします。
当然、「節税」についてもご提案させていただいてます。
この時期は自分自身の事なので、どなたも真剣に聞いてくださいます


以前、とある個人事業主の方に
「ある人から聞いたんだけど、事業資金で借りた
借入金の利息が経費になるって…そんなの知らなかったよ。
いつもお願いしている税理士さんは、
そんな事一言も言ってくれなかった…」


…悲しいお話です


一般の方も含め、自分自身が
「一体いくら税金を納めているのか」
「税金はどうやって計算されるのか」
「どうやったら税金は(適法に)少なくなるのか」
そんな事を知る良い時期だと思います。


自分自身の事、そしてこの国の事、
もっともっと興味を持ってみましょうね

caac25 at 07:17|PermalinkComments(0)

2008年01月23日

正しい事をする5

時に、お名前も存じ上げない方から聞かれる事もあります。


「上手い方法は無いの?」


ここでいう“上手い方法”とは
税金から逃れる、本来の手続を飛ばすetc…そんな類です。
こういう時、自分は必ずこう答えます。


『正しい事をしましょう』


…正論です


ここでいう“正しい”とは
正直に、事実に基づいてetc…という意味です。


少し頭が固いのかもしれません。
しかし、自分のこれまでの人生経験上、最も避けるべきは
「嘘をつく事」だと思っているから、そう答えるのでしょう。


一度嘘をつくと、その嘘を突き通さなければなりません。
その労力たるや…


それなら最初から正しい事をすればいいんです。
そしたら余計な労力は要りません


もちろん、法の下、許される範囲内でのご提案はいたします。
しかし、それ以上を望まれるなら、大変申し訳ありませんが
自分にはお力添え出来ませんので、他を当たってくださいね

caac25 at 07:33|PermalinkComments(0)

2008年01月20日

交際費4

過去に一度だけですが…


「交際費が0円」


の会社さんの決算書を見たことがあります。
もちろん休眠会社などではありません。
普通に営業している会社です。


お付き合いが全く無いのかもしれません。
それが良いかどうかという問題もあると思います。


しかし、その決算書をジ〜っと見つめてみると
そこには「代表者の思い」があるように思えました。


「自分の会社の決算書を外に出しても恥ずかしくないものにしたい」


日々の営業活動の中で、そう心掛けているのでしょうね



決算書は、その会社の“歴史”です。
そんな目で、積み重ねの集大成である自社の決算書を
見つめる事が出来ると「日々の行動」も変わるかもしれませんね

caac25 at 07:27|PermalinkComments(0)

2007年12月06日

5,000円を取り戻せ!?3

平成19年か20年のどちらか“1回限り”ですが、
所得税に新しい『税額控除』が出来ます


※ちなみに『税額控除』とは…
所得控除とは…
の計算式3行目の“所得税額”。
これが通常、私達が納める所得税ですが
その税金自体を安くしてあげるよというのが
『税額控除』になります。


金額は…5,000円


(…ビミョ〜な額です…


この税額控除を受けるためには
所得税の確定申告で電子証明書を利用して
“電子申告”をしなければなりません。


題して…


「電子証明書を取得した個人の電子申告に係る所得税の特別控除」


(…長いなぁ〜…


通常、個人の所得税は2月16日〜3月15日の間に
確定申告をして個人の所得税額を確定し、
精算(還付or納付)しなければなりません。

しかし、全国1億2,000万人近い人が
この期間内に税務署に殺到すると、大変なことになります。

そこで、給与収入だけの人は、その給与をもらっている企業で
“年末調整”をしてもらい、所得税を確定して
企業が個人に代わって精算(還付or納付)することで
所得税の確定申告を済ませてしまいます。


この税額控除はあくまで、確定申告をする際に
電子証明書を使用して電子申告した人が受けられるもので、
1回キリの最大5,000円。
所得税が還付になるか、納付額が少なくなります


(詳しい手続きなどは、うちの事務所で
1月9日に私が研修会を開催予定して、ご説明します


電子証明書(通常は住基カード)の取得に1,000円。
さらに税理士等に頼らずに電子申告する場合は
その電子証明書を読み込む装置が数千円。


個人でやる場合には難しい部分がありそうです


なぜこんな制度が出来たかというと、
国は“電子申告の普及”を図りたいからです。
電子申告の普及→行政の効率化→公務員の削減→無駄な税負担を削減
という遠大な計画があるからです。


まだまだ電子申告は浸透していません。
しかし、その遠大な計画がある以上、協力はしていきたいと思います。


電子申告してみませんか

caac25 at 06:36|PermalinkComments(0)

2007年11月01日

倒産防止共済4

小規模企業共済が個人の所得税関連なら、
この倒産防止共済は法人の法人税関連、といったところでしょうか。
(一定の業種であれば法人のみならず、個人事業者でも入れます)

掛金は5,000円〜80,000円まで5,000円刻みで選べ、
支払った掛金は全額法人の損金(経費)となります。

320万円までで掛金は掛け止めとなり、
特に利息云々は付きません。
解約すればそれは全額法人の益金(収入)となります。

本来はその名の通り、取引先の突然の倒産があった時、
掛金の10倍相当の資金を無利子で借りられる、というものです。
取引先が倒産すれば、売掛金や手形が焦げ付き入金がなくなるため
資金繰りが厳しくなる恐れがあります。
そのような時に、借入ができれば助かる、というものです。
(無利子とありますが、実際は掛金相当額が没収される形となるため
これが実質的な利息となってしまいます。ご注意を。)


しかし、それとは別にこういう考え方はどうでしょう?


掛金=経費、解約返戻金=収入となるわけですから…


利益が出ている時は掛金を支払い、
赤字になった時に解約すると…?


(…これ以上は申し上げません


加入できる業種や規模に制限があり、
さらに一定期間掛けないと解約返戻金が元本割れします。
掛金の増減や、解約のタイミングなども考えると…
やはり専門家にご相談されるのが良いでしょうね

caac25 at 06:07|PermalinkComments(0)

2007年10月29日

小規模企業共済5

中小企業の役員と個人事業主しか加入することができない
『小規模企業共済』をご存知ですか?

掛金は月1,000円〜70,000円まで500円単位で選べ、
1年間に払った掛金は“全額”「所得控除」の対象となります。


(解説)所得控除とは…

収入 − 経費 = 所得
所得 − 所得控除 = 課税標準
課税標準 × 税率 = 所得税額

この2行目の“所得控除”を指します。


つまり「掛金×税率」分の税金が安くなるわけです。
同様に“住民税(税率10%)”も安くなります。
住民税が安くなれば、国民健康保険も安くなります。
(国民健康保険に加入している場合のみです)


例えば、税率が所得税10%、住民税10%の計20%の場合、
「掛金×20%」分、所得税と住民税が安くなるわけです。
(国民健康保険は省略します)
もし、年間で20万円掛けていたら…?


預金するくらいなら、こちらの方が断然お得ですね


本来の目的は「中小事業主に退職金を」というものですが
節税効果の大きさはかなりのものです。


ただし注意点は、一定の要件で解約した場合、
元本割れする事があります。
(解約のタイミングや方法、掛金の負担と節税効果の
バランスを見ながら活用すべきですので、
専門家のアドバイスを受けられた方が良いと思います。)


詳しく知りたいという方は、
ぜひ、お近くの税理士さんに相談してみてください
ご存知のハズですから
(もちろん当事務所でもです

caac25 at 06:17|PermalinkComments(0)