こんばんわ。こんな時間に珍しく更新です。丸山です。

2月になりましたが鬼は来ましたでしょうか。そういえばなまはげってネーミングってすごいですよね。なんとなく。

それはともかく、ちょっと日本のベンチャーキャピタルってどのくらいの歴史があるのかを調べる必要があったので、その黎明期について備忘録的に書いておきます。

まー、この業界で働いていると日本の元祖VCっていうのは1972年設立の京都エンタープライズデブロップメントだっていうことはみんな知っている話なんですが、一応そのあたりをちゃんと整理しておこうかと思いました。

新興企業向けのファイナンスという意味では1963年(昭和38年)6月10日の中小企業投資育成会社法によって、東京中小企業投資育成、大阪中小企業投資育成、名古屋中小企業投資育成の3社が誕生しています。

民間という意味では、前述の京都エンタープライズデブロップメントが最初なんですが、その流れでいうとこのサイトを参考にすると

1972年11月14日 京都エンタープライズデブロップメント(KED)設立
1972年11月27日 日本エンタープライズ・デベロップメント(NED)設立

という流れのようです。
KEDは投資先の倒産などで数年で解散し、NEDはその流れを汲みつつ安田企業投資となっていきました。(っていうか久々にYEDのウェブサイト見ました)
ちなみに日本合同ファイナンス(現ジャフコ)は1973年4月の設立です。

私は今原さんから直接薫陶を受けた最後の世代で、いろいろとジャフコの歴史について教えてもらったのですが、今原さんがジャフコが自己勘定で投資をしているのは厳しいからと、米国のVCファンドのモデルを見て齋藤さんにそれを日本で実現できないかっていうような流れのなかで、民法上の組合を使って初めて組成したのがジャフコでした。

1982年4月 ジャフコが初めて投資事業組合を組成

それ以降は何度かのベンチャーブームのなかでVCが増えたり減ったりしたり、有責法が制定されたり、2002年にJVCAがはじまったりといろいろなことがありますが、
(そもそも時価発行増資ができなかったっていう時代が長く続いていた気がしますが・・・)
日本で民間VCができてから45年
日本でVCファンドによる投資が始まってから35年
ということは噛み締めておきたいところで、そうしたあたりを踏まえたうえで、我が国におけるベンチャーファイナンスにとってよりよいVCの在り方などを模索していくことが大事なんだと思います。

ということで、私は最初の会社に入社したときに今原さんの本をもらって読みましたが、いまだとAmazonで107円で買えるんですね。

VCの歴史が好きというマニアな方は1冊は持っておいたほうがいい本なのではとは思います。はい。

それなりに長い歴史のなかで育まれたさまざまなノウハウを現代に即して磨き上げ昇華させながら、いかに次代をより豊かなものとしていくのか。いまのVCの最前線に課せられている課題の1つではないかなとも個人的には思っています。

では、また。

ピョンチャンまであと2日ちょっと
東京2020まであと899日