No Guts, No Growth.

~ベンチャー企業と投資をめぐる冒険~

読んだニュース

水素発電所にはとてつもない夢と未来があるんじゃないか

こんにちは。VENTURE UNITEDの丸山です。

今週はブログを毎日更新するという目標をひそかに掲げて打ち込んできましたが、IPOネタも2件(じげんアライドアーキテクツ)を拾いつつもこんなラインナップでお届けしてまいりました。

”Debt(借入)かEquity(増資)か”の議論よりもっと重要なこと

「ニッポンの広告掲載料まとめ」を経営に生かすには

明日も見てくれるかな!?

資本市場から見る”経営”の評価

この中だと「”Debt(借入)かEquity(増資)か”の議論よりもっと重要なこと」が一番読まれているのですが、このあたりの話の前提となる投資についての考え方は、先日のSchooでの授業「1億円調達するためのベンチャーファイナンス基礎知識」も合わせて視聴いただくとより理解が進むし、ついでに10月28日の小泉パイセンの「trippieceの2億円資金調達プロセス」もリアルタイムで視聴するとよいかと思いますよ。(と、とくに頼まれてもいませんが軽くステマをかましておきましょう)

さて、24日のお昼に一人さみしく買ってきたお弁当を会社の電子レンジで温めているとき、暇だったんで会社が購読している日経新聞を読んでいるとコラムで千代田化工建設が水素発電所を建設するという話が載っていて興味を持ったので読み進めてみると、どうやら既存のガス火力発電所の燃やすものをガスと水素を混合したものにすると発電コストが低下して22円/キロワットくらいまで低下するっていうことらしい。で、もっといろいろとがんばると石炭並みの10円/キロワットくらいまで低下するらしいっていうことが書いてありました。
(ちなみにネットで調べると日経のサイトには載ってなかったのでさらにググったところ「世界初の「水素発電所」を東京湾岸に建設、2015年に90MWで商用化へ」っていうITメディアのスマートジャパンという記事の中にがありましたのでこちらをご参照くださいませ)

これを読んで

おぉぉぉぉぉぉ!!!

と私は思った。

なぜって、水素といえば燃やしても水になってCO2を排出しないことと地球上に主には水として大量に存在しているっていうところがまず素晴らしい。そして、エネルギー量が多い。さらに燃えて水になればまたそこから水素を抽出できるのである意味では水素は無尽蔵な資源といっても過言ではないわけです。いや素晴らしい。
そして、そんなありふれている資源なのでコストももちろん安いわけですよ。いやー、それは南アルプスの天然水からとれる水素は質がいいとか、ペルーの高地でとれる水素は燃え方が違うとかあれば別ですが、そういうわけでもないので。

ただ、問題もいくつかあって、それが水素を燃料とした自動車開発(マツダがやっていたりするんですが)の問題になっていたりするのです。
・水素を持ち運ぶのが大変
・水素を貯蔵するのが大変
・水素を取り出すのが大変
という3つの大変さがありまして、3つ目の取り出すのはコストをかければできるのですが、これをいかに安くするかがまずとっても大変な問題になるわけです。
そのうえで、水素は気体状態で貯蔵するのは大変なのでどう貯蔵するかも問題になるし、貯蔵ができないと持ち運ぶの大変で、しかも水素はご存じのとおり酸素とあわされるととってもちょっとの火でも燃えやすいという問題もありましてデリケートなやーつなわけでございます。

で、今回のニュースのすごいところは、千代田化工建設は大量の水素を輸送・貯蔵するために有機ケミカルハイドライド法を使って水素の輸送・貯蔵システムの実証試験をしていて、これがあるから水素の大変さの2つ持ち運ぶと貯蔵するという部分を解決できるからこそ、水素発電所の建設に結びついてきているわけです。

千代田化工建設のサイトにはひっそりと千代田の水素供給事業というページもありそこには「SPERA水素は使いや水素。」というダジェレを唐突にかましてきているわけですが、2つのイノベーションによって水素のサプライチェーンを確立することができれば、新たなエネルギー革命になることは間違いないのではないかと思うわけです。

水素を取り出すコストの問題があるじゃないかという話があるのですが、サプライチェーンのページにもあるとおり、水を電気分解して水素を取り出すわけですが、この電気を自然エネルギーなどを利用したり、排熱を利用したり、もしくは天然ガスの産地で電気を利用して水素にした方がエネルギー効率とコスト面で有利になったりといろいろとメリットがありそうです。水力発電所が夜間電力で揚水発電をしているかのごとく、夜間の余剰電力で水素を作って昼間に燃焼させるみたいなことも可能になるというようなことも考えられるわけです。

もっといえば、前述したとおり自動車でも水素を燃料とした技術開発が続いているので、燃料としての化石燃料の大きな代替手段となる可能性も秘めているわけです。

アメリカではシェールガスやシェールオイルといったシェール革命が進んでいて「シェールガスとシェールオイルのリグ1本あたり生産高が向上 EIA」といったニュースもにぎわしていて、化石燃料の供給源が変化することで世界のパワーバランスすら変わるのではという話もあるわけですが、この水素発電所に関連するニュースはそんなことをはるかに凌駕するような可能性を秘めているのではないかと思うわけで、とってもワクワクする内容でございました。

まだまだ実用化までには時間もかかりそうですが、これからも注視していきたいなと思った夢のある金曜日でございます。私の夢はジェンティルドンナですがかなり渋りそうなのでナカヤマナイトもあなどれないと。

Thanks God It's Friday and Payday!!!

ということで、Have a great weekend!!

Yahoo!とGREEの包括提携リリースを経営企画的文学として読むと

こんにちは。motionBEAT.のベンチャーキャピタリストの丸山です。

motionBEAT.では投資事業を担当する前は社長室というポジションにいたということをご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、上場企業の経営企画とかIRとか財務とかでいろいろと暗躍するのが醍醐味だよなとかって思っていたりするわけで、そんなわけでパワポよりもWordやExcel派であり、プレゼンよりかは個別交渉の方が好きだったりするわけです。

ヤフー株式会社とグリーが包括的業務提携に合意(グリー側)

ヤフー株式会社とグリーが包括的業務提携に合意(ヤフー側)

というリリースが世間を騒がしておりますが、これの経営企画的な文学として読解してみようというのが今回のお話でございます。
ひとまず全文はリンク先を読んでいただければと思いますが、どっちも内容一緒だと思いますが念のため両方貼っておくのは両社の見解が一緒かどうかを確認するっていうクセみたいなものですね。情報は一面だけを見ていては真実は見えないので両方見るのは経営企画でなくても基本中の基本です。
※今回は名前の順番すらも変えてないので完全同じものですかね。

さて、この中でまずサブタイトルに
~ 圧倒的なメディアパワーと強力なコンテンツを活用し、新たなエンターテインメントを創出 ~
とありますが、圧倒的なメディアパワー=ヤフーと強力なコンテンツ=GREEが新たなものを作っていきますというのは、ここを読むとすごいワクワクする感がでるのでいい表現ではないかなと。

次に具体的になにをするのってところですが
包括的業務提携の内容
1.ソーシャルゲーム領域における連携
・スマートフォン版「Yahoo! JAPAN」トップページ等から「GREE」上のソーシャルゲームへの誘導
・「GREE Platform」における決済手段のひとつとして「Yahoo!ウォレット」を採用
・「Yahoo!ポイント」の連携について協議
・「GREE Platform」におけるデベロッパー新規開拓の推進
・ソーシャルゲームの共同開発ならびにその開発を目的とした法人の共同設立について協議

2.コンテンツの相互活用や共同支援における連携
・グリーが有する各種エンターテインメントコンテンツやオリジナルIPをYahoo! JAPANグ
ループの各種サービスで活用することを協議
・Yahoo! JAPANが有する各種エンターテインメントコンテンツと「GREE」のSNSとの連携、「GREE Platform」を通じたグローバル展開について協議
・映像デジタルコンテンツへの投資を目的とした法人の共同設立について協議
・共同で新たなエンターテインメント事業を開始することについて協議

3.CSR活動における連携
・日本における社会貢献活動への共同協賛について協議
・インターネット技術の発展やそれを支えるエンジニア、クリエイターの育成を目的とした各種活動の共同支援
とあります。なんかすげーたくさんやるんじゃないのっていう風に見えますが、具体的にすぐに取り掛かるのは

1.ソーシャルゲーム領域における連携
・スマートフォン版「Yahoo! JAPAN」トップページ等から「GREE」上のソーシャルゲームへの誘導
・「GREE Platform」における決済手段のひとつとして「Yahoo!ウォレット」を採用

というすぐにできるところ。

あとは、たぶんうまいこと早く着手できるんじゃないかなっていうのが
・「GREE Platform」におけるデベロッパー新規開拓の推進
・インターネット技術の発展やそれを支えるエンジニア、クリエイターの育成を目的とした各種活動の共同支援

というあたり。これも具体的にどうやるんだろうというのはこれから詰めていくんじゃないかなと。

で、残りの部分については
包括的業務提携の内容
1.ソーシャルゲーム領域における連携
・「Yahoo!ポイント」の連携について協議
・ソーシャルゲームの共同開発ならびにその開発を目的とした法人の共同設立について協議

2.コンテンツの相互活用や共同支援における連携
・グリーが有する各種エンターテインメントコンテンツやオリジナルIPをYahoo! JAPANグ
ループの各種サービスで活用することを協議
・Yahoo! JAPANが有する各種エンターテインメントコンテンツと「GREE」のSNSとの連携、「GREE Platform」を通じたグローバル展開について協議
・映像デジタルコンテンツへの投資を目的とした法人の共同設立について協議
・共同で新たなエンターテインメント事業を開始することについて協議

3.CSR活動における連携
・日本における社会貢献活動への共同協賛について協議
ということでこれから協議しましょうということです。

ま、主な日程のところで
主な日程
業務提携契約締結 平成24年11月8日
事業開始日 平成24年11月8日
ってなっているのですから、送客するから課金を使ってねというところが決まり残りは協議するってことで合意したからやりますと発表したという風に読むのがいいんじゃないかなと。

では、経営企画的な文学の読み方でなぜこのリリースが出たのかを作者の気持ちになって考えると
・もう公表したという既成事実があるのでさっさと協議しちゃいましょうという戦法が使える
・このスピード感、このタイミングで出したほうがいろいろ世の中的によさそう
っていうあたりではないかなと。
両社によって
~ 圧倒的なメディアパワーと強力なコンテンツを活用し、新たなエンターテインメントを創出 ~
されるといいなと。


ここから先は、この提携のお話とは関係なく経営企画的な文学としてのやわらかい提携のリリースやニュースの読み方について説明しましょう。

提携などを進めていく途中で協議が難航してとん挫してしまうことがよくありますが、そんなときにはときとしてどこからともなくメディアが協議を報じたりして、当事者が即座に否定したりっていうのが日常茶飯事に起きていますが、公になるとひくに引けないという状況を作り出して交渉を一気に進めるというのはよく見かける出来事ではあったりするわけです。
みなさんも我が国では某経済新聞の1面などに上場会社などの提携って出て、当事者が即座にTDnetで否定のリリースを出すというを見かけたのは一度や二度ではないはずです。

そうでなくても、基本合意の段階で公表することもあったりと(ま、適時開示基準に触れるということもあったりするんですが)

公表されて既成事実=規定路線にしてしまって世の中的な期待感などのプレッシャーによって協議を推進するという戦法は効果が比較的出やすいのでこうして使われているわけですが、これへの対策は
・気付いたらうやむやになっていて人の噂も75日戦法
・別に世間とか関係ないぜうちはうちだし戦法
という2つを取られると既成事実戦法も手も足もでなくなったりするので注意が必要です。
このあたりは相手を見極めて使う戦法を決めた方がよいかなと。

さらに高等なテクニックだと、先日の「社長 島耕作」でもやってましたが、
・本命の交渉相手を動かすためにあえて当て馬役の会社を出現させる戦法
なんてのもあったりします。これとは逆に
・本命の交渉相手に見切りをつけるためにあえてリークしつつ、両社で否定して別の第三者に交渉可能だよって気付いてもらう戦法
なんてのもありますので、こういった交渉事を読み解くのは奥が深いわけです。

そして一番大切なことはこういった情報をもとに自分は、自分の関わる事業は、自分の属する(経営する)企業は、業界は、どのように変化をしていくのか考えて、そこに対してどんなアクションをするか(しないか)を即座に考えることこそがホワイトカラーのお仕事の本分だと思います。

タイトルだけ読んですげーっていうのもいいですが、ビジネスパーソンとしてはそこから踏み込んで考えというクセをつけることをしなくてはならないよねって思うわけでございます。

ちなみにこのリリースの裏では
ソーシャルゲーム協会が発足--グリーとDeNA両社長が共同会長に
というニュースも見逃せないわけでございます。

ということで今日はここまで。
では、また次回

※本記事の内容はリリースを読んだ筆者の感想でありますのでご留意ください。

iOS6の新機能で一番イケてそうな機能から「寝不足だと肥満になる」ワケまでいまおさえておきたいトピックス(9月21日)

こんにちは。motionBEATのベンチャーキャピタリストの丸山です。
昨日から東京ゲームショーがスタートしたようでFBのタイムラインなどはTGSに行っただの、○○のブースのパニオンがアツいだのという話題が流れまくってますが、私にとっては「「モンスターハンター4」2012年3月発売--ネットでのマルチプレイ対応も」が一番ささっているのは内緒です。WishScopeで「モンハン3Gやりましょう」という仲間を募集したのですがTIME UPに終わってしまった苦い過去が思い出されます。MH4になっても当方は双剣の予定ですが、一緒に狩りにでる仲間を探したいと思っておりますので、再度活用してみようと思っています。

それでもボクはソーシャルのチカラを信じている

さて、今日はあまりおさえておくトピックは少なめですが、マルキューレでまるっとお届けします。

【ネット界隈のお話】
iPhone5のネタはたくさん出ているのであえてここでおさえておかなくてもいいかなと思いますが、iOS6についてはおさえておいた方がいいかなと。その中では特にこの記事
iOS 6―ベストからそれほどでもないものまで新機能徹底レビュー
で、その中でも私としては
3. Passbook もしiOS 6に「最優秀新人賞」があればPassbookが受賞するだろう。このバーチャル財布には航空券、クーポン、ポイントカード、ギフトカードなどを収めることができる。そのクーポンが使える日時にその店を訪問すると通知がポップアップして知らせてくれる。これは店舗、ブランドにとって非常に有望なマーケティング・ツールだ(Eventbrite、Virgin、Starbucks、Amtrak等々のブランドがすでに参加している)。この機能をベストの一つに挙げなかった理由は、私自身がまだ実際に利用するチャンスがなかったからにすぎない。.
これがウェブサービスのマネタイズなどを考えていく上では一番使える機能な可能性があるなと。
早くも「ANA、Passbookに国内線で対応 iPhoneで搭乗可能に」とあったり「iOS 6「Passbook」でぐるなび、TSUTAYAがクーポン配信」とあるわけですから、このポテンシャルは相当に高いんじゃないかなと。
実際に利用がされていく中でその効果なども検証していく必要はあるにしても、こうした機能がOS側に搭載されているということであれば、サービスを考える上では組みたてやすいんじゃないかなと思うわけです。
そして、これだけリリース直後からサービスを用意させておくということはAppleとしてもこの機能を推していきたいということなんじゃないかなといろいろ考えをめぐらせたりするわけでござる

もっとも利用されているグループチャットサービスは「LINE」49.4%
LINE、Skype以外はほぼ使われてないに等しいという結果。ネットワーク外部性が非常に効く分野ではあるとはいえ、この結果は衝撃だなと。便利と不便を読んでおくとユーザー心理がわかってよいですよ。。

マガシーク、ECサイトを一新し“セレクトショップ”に--井上社長に狙いを聞く
リニューアル後のデザインは半歩くらい先をいく感じなので、これがうまくいくかどうか注目しておいた方がいいと思います。こういう方向に情報整理・表示のトレンドがいく可能性もあるんじゃないかなって。

個人向けクラウド:利用者数は748万人、市場規模は1122億円--電通総研推計
種類別に内訳をみると、クラウド上でウイルス対策ソフトウェアを利用できる「ウイルス駆除サービス」が利用額240.0億円(構成比21.4%)で最大となった。次にOSをクラウド上に再現して、どこでも同じ環境で作業できる「クラウドOS」が140.4億円(同12.5%)と続いた。

 広義のクラウドサービスとしてストリーミング系の「動画ストリーミング配信サービス」が138.8億円(同12.4%)、「音楽ストリーミング配信サービス」が132.1億円(同11.8%)となり、それぞれ100億円を超える規模となった。文書や画像などをネット上に格納できる「オンラインストレージ」は99.8億円(同8.9%)だった。

ってことでなんとなくクラウドでイメージするオンラインストレージの市場規模はいまだ100億円くらいということなんだなと。こういった統計を見て重要な点は、世の中において話題になっているモノと儲かっているモノは必ずしも一致しないということ。その点をベンチャーキャピタリストとしては忘れてはならないなと。

スクエアのジャック・ドーシーがWSJのインタビューに応える
いろいろと試算していますが、スクエアが急速に成長していることは間違いないと思います。そしてとっても巨大な潜在的な市場規模とそこでの強力な成長とが彼らの企業価値を大きく高めていることは間違いなく、資本市場もIPO時にそのように評価できるからこそ、莫大な資金調達ができるわけです。
そのあたりをすっ飛ばして資金調達額についての比較などをしてもまったく意味のない話です。

■ファイナンス系のお話
落し物ドットコム、サムライファンドからシードマネー獲得。5年後IPO目指す


【世界の経済などのお話】
「Intelと出資交渉」報道のシャープがコメント
最初に報じたのは毎日新聞なようですが、そこまではカバーしきれない。。。

中国9月香港上海銀行製造業購買担当者指数速報値は、相変わらず低迷
中国経済は回復の糸口をどこに見出すのか、合わせて「ダイムラーのメルセデス・ベンツ部門が利益警告」という記事を読んでみると、中国と欧州こそが世界経済においては一番の火種になっているということなんじゃないかなと理解できるわけです。グローバル企業の業績は経済の状況を端的に表す指標になりやすいです。

欧州の購買担当者指数はおおむね改善
改善といっても水準は低いままであることには変わりないですが、欧州全域としての経済の低迷からの出口はあるのかどうか。ここも注意しなければならないところではありますが「ギリシャに対する第2回支援金の支払いが遅れている理由」っていうところはあいかわらずお騒がせだなと。

WTI原油先物は93ドル台までやや上昇、為替はドル円が78円台前半、ユーロ円が101円台半ばまで上昇しております。


【今日のネタ】
「寝不足だと肥満になる」ワケ
いままで以上に睡眠をとろうと思った次第です。


ということで今日はここまで。では、また次回。

<お知らせ>
ふたたびコーヒーミーティングを設定しております。
今回は銀だこミーティングと称して、立ち飲みしながらざっくばらんにお話したいと思っておりますので9月25日(火)の19時~21時半ごろまでやっておりますので、興味あるかたはリンク先からお申込みください!

※このブログの更新情報を素早く知りたい方はTwitterアカウントの@maru0のフォローを。

ヤフーが謎の「Yahoo!クラウドソーシング」を今冬開始から「佐川急便セールスドライバー」握手会&撮影会までいまおさえておきたいトピックス(9月20日)

こんにちは。motionBEATのベンチャーキャピタリストの丸山です。大手が本気を出したらベンチャーはひとたまりもないということを強く感じる今日この頃ですが、それについては近々なにか書いてみようかなと思っている次第です。
でも、その前に今日もいまおさえておきたいトピックをマルキューレでまるっとあなたにお届けしたい。

【ネット界隈のお話】
ヤフーが謎の「Yahoo!クラウドソーシング」を今冬開始
ヤフーの次の展開はこちらになりました。ということでガリバーが本気を出したときにベンチャーはどう戦えばいいのかということを現在思案中でございます。

楽天とイー・アクセスが新会社--LTEサービスを月額3880円で
そして楽天も動く動く。

友人にギフトを送れるmixiバースデーの「お届け便」、有料販売を開始
mixiをオチに使っているわけではないですが、なんとなく安定感が漂ってしまっているところがアレではありますが、
2月にサービスを開始し、9月19日までに合計1500万件のギフトが贈られている。
という実績は無視できないし、これで有料にして数%でも課金してくれるとすごいことになるなーと思うわけで、mixiまだまだ侮りがたしといっておきましょう。

米グルーポン、クレジットカード決済事業に参入
1回当たりの手数料0.15ドルに加え、マスターカード、ビザ、ディスカバーのクレジットカードについては購入価格の1.8%、アメリカン・エキスプレスの場合は3%の料金がかかる。
手数料安いな。
イーベイ(EBAY.O: 株価, 企業情報, レポート)傘下のペイパルの料金は一律2.7%、モバイル決済のスクエアは2.75%となっており、グルーポンはライバル勢よりも低料金としている。
ってことみたいで、昨日の記事でスクエア3%で計算してましたが、80億ドルの決済額の2.75%なので2.2億ドルの手数料収入(ま、このうちの多くがクレジットカード会社にいくのだろうけど)というビジネスになっていると。

米ヤフー、アリババへの株式売り戻しで76億ドルを獲得
中国のEコマース企業Alibabaは契約条件に基づき、Yahooが保有していたAlibaba株40%のうち半分を買い戻すため、Yahooに76億ドルを支払った。Yahooは63億ドルを現金で、8億ドルをAlibabaの優先株で受け取った。AlibabaはさらにYahooに対し、両社間の既存の技術ライセンス契約に関連して一度だけの現金5億5000万ドルも支払った。
ということなので、アリババの時価総額は355億ドル(2.7兆円)ってことになるのか。。。

ローソン、foursquareと協力 米国外初のクーポンキャンペーン
国内のローソン店舗にfoursquareでチェックインしたユーザー先着1万人に、「からあげクン」の半額券をプレゼントする。チェックインすると半額券の2次元コードが携帯電話の画面上に表示され、店頭端末「Loppi」に読み込ませると発券される仕組み。
という仕組みらしいのでからあげクン好きな方はお早めに。っていうかわざわざLoppiを経由させないといけないのか、そこを簡素化することがユーザー体験の向上につながることは間違いないと思うわけで。

ジャパネットたかた、ネット部門を長崎から東京へ「MOVE JAPANET」の一環
ジャパネットたかたの社員数は現在500人。東京拠点には今後、経験者採用を含めて200人が勤務していく予定だ。
ってことで人材募集しているみたいですよ

「CPC」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語集〜
ネット界隈の人たちは横文字と省略好きなので、こういったことは定期的にやっていただきたい次第でござる。

今日はファイナンス系のお話はお休みですた


【世界の経済などのお話】
日銀が追加緩和、買い入れ基金10兆円増額:識者はこうみる
というわけで昨日は日銀が追加の金融緩和したわけですが、市場の反応は一時的で為替の動きとしてはドル円が一時円安になったものの78円台半ばという変わらない水準で推移していて、ユーロ円も102円台前半と緩和する前よりも円高になっている次第でございます。

北海ブレント先物が3ドル超下落、サウジが価格押し下げとの観測で
サウジアラビアが価格押し下げの努力をしているようで、WTI原油も91ドル台まで下落しております。
それにしても数日前には100ドルを付けていたのに91ドル台まで下落するという商品市場は怖くて手が出せないなといつも思っております。

8月米中古住宅販売は約2年ぶり高水準、価格も上昇
時期的にQE3の効果ではないのですが、米国経済はやや回復基調ではあると捉えておいていいのかなと。

ロムニー、国民の47%を「たかり」呼ばわり
そんなアメリカですがいよいよ大統領選挙にむかうわけです。しかしながらその直前にこの失言はそうとうダメージがありそうな予感はします。オバマはこのまま敵失も含めて勝利できるのでしょうか

日電産、米モーター2社を買収と発表 買収額は計5億ドル前後
ただただ偉大な会社であり、偉大な経営者であると思っております。
 日電産は今年5月にイタリアの産業用モーター企業、アンサルド・システム・インダストリー(ミラノ市)を買収済み。3社の買収の結果、主力のハードディスク駆動装置(HDD)向け以外の家電・商業・産業事業の売上高は、2011年度の1242億円から13年度には2300億円にまで拡大する見込みという。
日本で一番M&Aをうまく使っている会社ではないかなと。


【今日のネタ】
経費感覚を養え!利益を上げる考え方
ぜひ、これを書いて利益を上げる考え方を理解したら利益を上げていただきたいとw

水星の成り立ち、地球や月とは大きな違い 米科学誌発表
こうやって宇宙や星の誕生の理解が進んでいくのはとっても夢があっていいな

ビールが筋肉老化抑える 徳島大、寝たきり防止期待
今日も筋肉の老化をおさえるためにビールを飲むかな

写真集を出版した「佐川急便」が握手会を開催! ネットユーザー「不在届けを持って集合」
・『佐川男子』発売記念 佐川急便セールスドライバー握手会&撮影会
日時:2012年9月21日 18時30分から
場所:福家書店新宿サブナード店イベント会場(東京都新宿区歌舞伎町1丁目1)

ということらしいですよ。。。

ということで今日はここまで。では、また次回。

<お知らせ>
ふたたびコーヒーミーティングを設定しております。
今回は銀だこミーティングと称して、立ち飲みしながらざっくばらんにお話したいと思っておりますので9月25日(火)の19時~21時半ごろまでやっておりますので、興味あるかたはリンク先からお申込みください!

※このブログの更新情報を素早く知りたい方はTwitterアカウントの@maru0のフォローを。

ヘッドハンター93%が使うSNSからマクドナルドの麺メニューまでいまおさえておきたいトピックス(9月19日)

こんにちは。motionBEATのベンチャーキャピタリストの丸山です。最近このブログを見てますよと声をかけられることが増えてうれしい限りですが、ブログを書き続けるモチベーションにつながるので読者のみなさまにおかれましてはお声掛けいただければ幸いです。褒めて伸びてつけあがって凹むタイプの丸山です。

さて一部で好評のマルキューレですが時間があるときに限って更新というなんともなペースでやっておりますが、いまおさえておきたいトピックをまるっとお届けいたします。

【ネット界隈のお話】
ミクシィ、定期購入型のファッションEC「Petite jeté」を公開
定期購入はトレンドになりつつありますが、私のスタンスとしては以前にも書いてますが、実物が溜まらずに消費できるものが継続されやすく成功しやすいんじゃないかと思ってます。溜まっていくと置き場所ないなとかあれ?これって無駄なんじゃないっていう心理が働くという仮説を持っています。溜まっていいのはディアゴス○ィーニくらいかなと。

モバイル決済のSquare、年間の決済処理額が80億ドルに
80億ドルの決済額ということは手数料率は3%くらいとしても2.4億ドル(=200億円)くらいの手数料になっているのかな。やはり決済系のビジネスは圧倒的な流通(決済)額をどう作るかがすべてだなと思います。

世帯年収が低いほどアプリ内課金の経験が多い?--ヴォラーレ調べ
タイトルが興味ぶかいと思ったものの、
アプリ内課金サービスでも「利用したことがない」が83.0%と圧倒的。回答者の世帯年収で比較すると、アプリ内課金サービスを「利用したことがない」という回答は世帯年収1000万円未満が74.8%であるのに対し、世帯年収1000万円以上は91.2%という結果となり、世帯年収が低いほどアプリ内課金サービス経験が多い傾向と分析としている。
世帯年収が1,000万円を基準として以上か未満かっていう区分しかないのでずっこけたでござる。

“人との出会い”で旅行を変える--現地ガイドのCtoCマーケットプレイス「Meetrip」
人との出会いは旅のだいご味の1つではあると思います。よく家の近所で外国人の方に道を聞かれるので、これに登録して有料で教えようかなと妄想してしまいますた。

突っ込まれてナンボのネットビジネス
ま、ネタなんですが。。。PVが取れればそれでいいのかというところには議論の余地はあると私は思っています。

ヘッドハンター93%が使うSNS
このタイトルを見てアメリカの話でLinkedInだと連想出来た方はいろいろな意味で大丈夫じゃないですかね。
逆に日本の話でFacebookかと思ってしまうともう少し俯瞰して見つつ企業の行動とかに注意を払った方がいいかなと。
リクルーターが見ているSNSのトップ3は、LinkedIn(93%)、Facebook(66%)、Twitter(54%)
日本だとFacebookやTwitterとかは面接などの補足として人物評価として見てるらしいですが、就活生にいたっては見られてるっていうことを意識しすぎてそれこそリア充自慢とかしないといけないみたいな強迫観念もあるらしいのなんともな世の中だなと思う次第です。

ベンチャー企業の皆さん、公務員になりませんか? 佐賀県武雄市の起業支援計画【湯川】
公務員になるチャンスだな(キリッ

ビッグデータがあらゆるビジネスを変えていく:データを駆使する企業事例
具体的な事例から学ぶことは多いので熟読したいと思います。


■ファイナンス系のお話
今日はかなり多いですがまずはM&Aや提携系のお話から
日本のGREE、アメリカのゲームデベロッパー、App Ant Studiosを買収
この記事を読む限りではApp Antが何に強い会社なのかはよく分からないし、提携関係のままでよかったんじゃないのって気もしないんでもない。買収することの意味や着目点というところからその会社の戦略をきっちり理解したうえで未来を予測することに意味があると思うわけです。

ルンバのiRobot、拭き掃除ロボットMintのメーカーを7400万ドルで買収
この記事を読むとなるほど、隙間を埋めにいくという戦略なんだなということがわかるわけでござる。

グーグル、Instagramの競合企業を買収

宅配弁当ポータルの日本フードデリバリーが出前サイト「出前館」と資本提携
こちらも隙間を埋める戦略と。


つぎに資金調達やIPOのお話を。
トレンダーズが新規上場承認。10月19日にマザーズ上場予定
この1の部はいろいろと面白かったでござる。

モノで繋がるSNS「Sumally」が1.5億円調達 ― リード・キャピタル、オプト
ほほぅ

Japan’s Rakuten Leads Series B Funding of Daily Grommet
英語記事ですが、楽天の海外出資案件でござる。

好きなシーンの寄せ集めビデオをWeb上で簡単に作れるサービスReelSurferが$880Kを調達
EXITはどういう戦略を考えているんだろうか。

コスメティックのeコマーススタートアップ「Loxula」が59万米ドルを調達
シンガポール拠点のサービスで
シンガポール内なら翌日配送、その他の地域へは2~3日以内の配送を保証するという。
というのは面白いなと。この金額で立ち上げられるなら日本企業はもっとやれていいんじゃないのって思ったりもします。

中国のインキュベーター「Innovation Works(創新工場)」が第2ラウンドの資金調達で1.5億米ドルを獲得
インキュベーターのファンドレイズなのですが、上海に支店(!?)を出すらしいですよ。

リブセンスの東証一部上場が正式決定
いやはや。速い。


【世界の経済などのお話】
一部のチャイナ・ウォッチャーは中国経済の減速の度合いを軽視しすぎていて、正直、笑える (フレッド・スミス、フェデックス)
ということで物流大手のフェデックスのCEOが言っているのだから相当な状況なんだと思いますよ。物流って経済の動脈ですからね。そんなフェデックスはそういった影響から「世界的景気減速でフェデックスが業績予想を引き下げ」という発表をしてまして、これらの記事の中で
またiPhone 5やWindows 8など、極めて緊急性の高い、高単価の商品が、今、まさしく出荷タイミングになろうとしているのに、フェデックスがガイダンスを下げたことに対してアナリストの質問が集中しました。
これに対して同社は臨時便を増発することで対応するが、恒久的なキャパシティ増は計画していないとコメントしました。
というあたりと
iPhone 5が過去のiPhoneの発売よりも早いペースで出荷されるのは当然ですが、どうやら事前の予想を大幅に超えるような至急の注文は来てないようです。
というあたりはいろいろと示唆に富んでいるのではないかなと。
そろそろAppleの熱狂的な成長という宴もお開きの可能性が出てきたんじゃないかなと。

JALの初値は3810円、公開価格を20円上回る
記事にはないですが「無事離陸」と言われるあたりはなんだかなって思います。

QE3の副作用で通貨戦争に再び突入か
為替の動向には気を配っておきましょう

反米暴動に火をつけたイスラム冒涜映画の中身
日本では中国の反日暴動に注目が集まってしまっていますが、世界的には反米暴動の注目度が高いのです。
この暴動の拡大をおさえるためにアメリカなども手を打ち始めていますがどうやって沈静化させるのかは非常に重要です。

パッケージツアーの取扱高/2011年
2011年の国内主要約60社のパッケージ商品の取扱高は1兆5091億円。ここ5年間で2割近く減少した。
とはいっても1.5兆円の市場規模というのはでかい。これの1%でも150億円ということは日本国内の市場の大きさを如実に物語るとともに、日本のベンチャーは本当は恵まれた環境にいるんじゃないのっていつも思うわけです。


WTI原油は一時100ドル近くまで上昇したもののいろいろあっていまは96ドル前後、為替はドル円が78円台後半、ユーロ円が102円台半ばとなっています。


【今日のネタ】
アメリカの面倒な入居審査と書類手続き
日本の入居審査なども面倒ですが、アメリカほどではないなと

【世界初!?】マクドナルドにヌードルメニューが登場!!!オーストリアの店舗でテスト販売開始
これを食べにオーストリアに行きたいかという。まぁ、それはまた。。。


ということで今日はここまで。では、また次回。

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筆者である丸山聡はベンチャーキャピタリストとして投資活動をしたりいろいろやってます。

なお、発信する情報は個人としての見解です。

(2019年1月当欄更新)


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